第3話 A、又はB(Warning Signs)
あらすじ
リックとミショーン、ジュディスがつかの間の家族のひとときを過ごしていると不穏な知らせが届く。橋の修繕に当たっていた救世主のジャスティンは問題を起こしたためキャンプから追い出されていたが、行方不明になっていた。それにより、銃を持たせてもらえない救世主の不安や怒りが一気に爆発。一方、全面戦争で仲間を失ったジェイディスはひとりである場所へ向かう。
ネタバレ感想
渋々ながら聖域に食糧を運んで来たマギーなのですが、マギーの横に座っているアジア系の男が一瞬グレンに見えておいおい、どういう事だ!とドキッとさせられます。
よく見ると違うのですがパッと見というかだいぶ薄めで見ると完全にグレンです。何を思ってこの風貌の男をマギーの隣に座らせたのか。
グレン亜種の名前はカル。
ジュディスを中心に何故かそんなに微笑ましさを感じないリック一家の幸せな日常が映し出されますが、この先のしかかる新たな苦悩へのフラグにしか思えません。
案の定、ダリルと問題を起こしてばかりだったあのジャスティンが何者かに殺された遺体が見つかり救世主との対立が深まる事に。
元々反りが合わなかったダリルが殺したんだろと斧を手に取り殺気立つ救世主達に対しダリルも「やってみろ」とボウガンを構えます。かなり離れたところからの斧に対してのボウガンという圧倒的遠距離攻撃に少し笑ってしまいます。アンに関しては『ゴミ女』と罵られ損です。
そこへ颯爽と馬に乗って割って入ったリックの時代錯誤なTHE保安官という登場の仕方がもはやギャグでしかなく、何故こんなリックの登場でこの一触即発の空気が終結するのか腑に落ちません。
マギーがとにかく強過ぎる。迫り来る団子状態のウォーカー相手にバッサバッサと近接であそこまで無双できるとはさすが初期メンバー。
無敵の初期メンバーといえば、キャロルもやはりさすがです。
銃欲しさに襲ってきた救世主にナイフを突き立てられるもしっかり忍ばせていた隠し武器で隙を突き見事な反撃に。
意外なところでジャスティンを始末した犯人が分かるのですが、心なしか影の薄かったオーシャンサイドの皆さんではないですか。
現場を抑えたマギーとダリルも「夫を殺された」と言われてしまうとさすがにそりゃ恨みも晴れんわなぁ…といったところ。
オーシャンサイドは救世主によって支配され男手を全滅させられた過去がありましたっけ。
「リックに従ったのは他に選択肢がなかったから」というのがまたリアルなところです。コミュニティが大規模になるに従って、ゲイブリエルだかのように必ずしもリックに傾倒している訳ではない人員が寄せ集まってくるのが当たり前な話です。
マギーがグレゴリーを処刑した事が引き金となって、リックに従う必要はないと悟ってしまったが故のこの暴走に、マギー本人も愕然。
アラットを殺そうと取り囲み、彼女が救世主としてブイブイ言わせていた頃の悪行を聞けば確かにそりゃ復讐されても文句言えんわ…というか今さら何を言っても都合良過ぎる感はふんだんにあります。それでもダリルとマギーがそっと踵を返し処刑を黙認した事は意外でした。
やはり昨日の敵は今日の友なんてそう簡単にはいきません。
どんなにショックを受けただろうとマギーを心配しましたが「私を支持してくれた リックのやり方は終わり」とまさかの選択でニーガンを殺しに向かってしまったマギー。これは波乱の予感です。
ゴミ女アンは物資と引き換えに人身売買のような事をしていたのか、AだとかBだとかも気になりますし、いくらゴミ女呼ばわりで殺しを疑われ傷付いたといっても元は自分のしでかした裏切りからの信用無さなので、そこを引き合いに出されても…。またしても裏切りを重ねようとするアンに対しゲイブリエルは「リックを裏切れない」と正義感を出したばっかりにガツンといかれ、またややこしい事に巻き込まれております。
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