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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌  7話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌 DVDセット(5枚組)

EPISODE 7 竜と狼 The Dragon and the Wolf

あらすじ

ジョンたちは捕られた死者を連れてキングズランディングに到着する。初めて目の前で死者を見たサーセイ、ジェイミー、ユーロンは恐れおののき、すぐそこに迫る大戦の重大さを目の当たりにする。ウィンターフェルでは、アリアの反乱を未然に防ごうとするリトルフィンガーの差し金で、サンサは妹を糾弾すべく大広間に召喚するが…。一方、“知識の城(シタデル)”を出たサムはウィンターフェルに到着し、ブランにジョンの出生に関わる重大な真実を伝える。

ネタバレ感想

停戦協議とは言え、敵同士が同じ地に会するという事で念には念をとジェイミー・ブロン率いるラニスター軍は大量の樹脂を用意し戦闘に備えます。

そんなラニスターを取り囲むのはアンサリード軍とドスラク騎兵達。

厳戒態勢の中、ジョン、ティリオン、ダヴォス、ハウンド達が出迎えにきたブロンに案内されております。

木箱に入れたワイツを守りながら進むハウンドはサンサの代理として先に到着していたブライエニーと複雑な再会をし、ブライエニーについてきていたポドリックは元々仕えていたティリオンと奇跡の再会を果たしました。

何か起きた時にはまずデナーリスを、次にティリオン、そしてジョンを殺すようにとマウンテンに指示したサーセイ。

 

停戦に向けた会合のため用意されたドラゴンピットに緊迫の雰囲気の中役者が揃います。

遅れてきたデナーリスはドラゴンに乗って颯爽と現れました。

力を誇示するには最高の演出です(笑)

会合が始まろうという時に、ユーロンがシオンとティリオンに噛み付きましたが、「座らないなら消えて」とのサーセイの一言だと大人しく聞くんですね。

和睦のためではなく、共通の強大な敵を相手に生き抜くために停戦が必要だと、迫り来る死の軍団について警告するジョンに対し、案の定ホワイト・ウォーカーの存在を信じず、停戦の要求は奇襲をかけるための罠だと反対するサーセイ。

ここでサーセイを信じさせるため命からがら捕獲してきたブツが活かされます。

木箱を背負ってドラゴンピットに入ってくるハウンド。

石をぶつけてちょっかいをかけたり、木箱を小突いてみたり、何かにつけてワイツといえばハウンド、みたいになってきて地味な面白さを感じます。

沈黙の中、木箱から出てきたワイツはサーセイ目掛けて走り寄ります!

予めつけておいた鎖でハウンドが引き戻し、剣で胴体を真っ二つにしてもまだ襲い掛かろうとするワイツの存在を目の当たりにして信じられない表情のサーセイ達。

ジョンが斬り落とされたワイツの腕に火をつけ、炎とドラゴングラスの武器で撃退できる事を教えます。こんなのが10万以上もの軍を作っていると聞き言葉が出ないサーセイにジェイミー。

ユーロンは倒れたワイツに近づき、ジョンに泳げない事を確かめると「よかった、鉄水軍は撤退する」と宣言してそのまま立ち去ってしまいました。なんという変わり身の速さ。

さすがのサーセイもこんな化け物が侵攻してくれば王都は壊滅し元も子もないと判断し、「真の敵を討ち滅ぼすまでは休戦に応じるわ」と同意します。

ただし、一つの条件として北の王であるジョンには北に戻り中立の立場を保つと誓うよう求めるサーセイ。

「すでにデナーリス女王に忠誠を誓っているので誓約はできない」とキッパリ断ったジョンのせいで怒りを顕にするサーセイから「話は終わりよ、死者は先に北を襲うのだから私達は残党を相手にすればいい」と切り上げあれ交渉は決裂に終わってしまいます。

これだけの場を用意するのにどれほどの人手と苦労が必要だったか分かっているんだからなんかそれらしい事言って誤魔化せよ(笑)と思ってしまいますがこういう愚直なところがジョンの信用に値する面でもあるのでなんとも言えませんな。

ただ、馬鹿正直のために苦労した和解協定がおじゃんになるという誰も得をしない状況に当のデナーリスにさえ「忠誠には感謝するけれど、このために死んだドラゴンの犠牲が無駄になったわ」とまで言わしめてしまいました。

やはりジョンの自己満足なプライドだったと言えるかもしれません。

ティリオンはこの失態を取り返すため自ら姉と話し合いに一人で会いに行くと決死の尻拭いに赴きます。

いつ殺されても不思議ではない状況に息を呑みながらサーセイの部屋へと通されるティリオン。ジェイミーもさすがに心配そうに見送っております。

サーセイは、ティリオンが父タイウィンを殺したからこそ盾を失い、ミアセラとトメンの死を招く結果にもなったと責め立てますが、ティリオンもそれを認めて「殺したけゃやれ!命令しろ!」と怒鳴ります。護衛のマウンテンが剣に手をかけますが、今ティリオンを殺してしまえばドラゴンの女王達が黙っておらず王都はすぐにでも火の海になると理解しているサーセイは簡単には命を下せません。

「彼女なら良き世界を作れる」と自分がデナーリスに従う理由を話すティリオンは、無意識にお腹をさするサーセイを見て姉の妊娠に気が付きました。

 

仲間から白い目で見られるジョンを励ますデナーリス。ターガリエン家について悲観的に語る女王にジョンは「あなたは特別な存在だし、あなたがいるのだからターガリエン家はまだ途絶えてはいない」と返しますが、「私は子どもが産めない身体なの」と話します。

いつかドロゴを殺した黒魔術師の女にそう言われた事を信じているデナーリスですが、ジョンはそんな得体の知れないやつに言われた話など信用できないんじゃないかと返しておりました。これは個人的にジョンに同意です。そもそも子孫を残せない事に対しティリオンが何やら言っていた時にあれ?そうだった?産んだ子は人間でなくドラゴンになってしまうという意味か?と考えるほどにこの設定忘れていましたし。ただ子作りするにしても現時点最有力候補のジョンは近親なのでいかがなものか。

そんな話をしているところに五体満足で戻ってきたティリオン。そして、後ろには護衛を従えるサーセイまで…!

一体どうなったのか、また交渉をやり直すのか…緊張が走る中「我が軍は王都に撤退させない」と口を開いたサーセイでしたがこれには続きが。

「迫り来る闇を討ち破るため北へ行き共に戦いましょう 大いなる戦争が終わった時覚えていてほしい、無条件で加勢したことを」と突然の共闘宣言です。これはますます面白くなってまいりました。それにしてもティリオンは一体どんな説得をしたんでしょうか。

 

その頃ウィンターフェルでは一人になったサンサが早速リトルフィンガーに操られ始めました。

ジョンから独断でデナーリスへの忠誠を誓ったと報せる使い鴉が来た事をきっかけに、美しい独身女性であるデナーリスとジョンが結婚すればその権力は更に確固たるものとなり勢力を拡大するとサンサを焦らせるリトルフィンガー。

さらにはアリアがウィンターフェルに戻ってきたのは家族を陥れ裏切った姉を殺すためで、サーセイに書かされた手紙は正義の名の下にサンサを殺すための証拠だったとすれば、サンサが死んでウィンターフェルのレディになるのは妹アリアだと不安を煽ります。

サンサもそこそこに賢いわりに何故ここまで胡散臭い奴に騙されてしまうのでしょう。うーん、つけ込まれ過ぎです。

 

故郷で妹が反旗を翻そうとしているなんて知る由もないジョンは、対ホワイト・ウォーカー戦への計画を立てるのに忙しそう。

まずはウィンターフェルに向かわねば話が進まない状況ですが、ターガリエンの子孫であるデナーリスは過去の因縁から北には敵が多く、危険を避けるため空路を使った方が安全だと言うジョラーに対し、同盟を組むのなら北の民にも知らしめる必要があり、港に同行すれば彼らも納得するだろうというジョン。

デナーリスは「私は北を征服するのではなく救いに行くの 港まで一緒に行くわ」とジョンの案を採用します。ジョラーのジェラシー混じりの口惜しそうな顔(笑)

 

作戦会議の後、シオンに呼び止められたジョン。

サーセイに嘘をつく事も出来たのに決して誤魔化さず正しい道を選んだジョンは子供の時からいつだって正しかったと讃えるシオン。

これを全力で否定するジョンでしたが、シオンのスターク家への裏切り行為に怒り心頭ながらもそれを悔やんでいるシオンに対し「すべては無理だが俺に許せる事は許そう、お前はグレイジョイでありスタークなんだ」と寛大な心で受け入れるのでした。

こうしてようやく、ラムジーに捕らえられた時唯一自分を助けようとしてくれた姉ヤーラを助けに行かないと、と遅過ぎる決意が固まったようです。

船を出そうと準備中の鉄の民の元へ行き、忠誠を誓ったヤーラのために助けに行くべきだと話すシオンですが、一度は無様に逃げ出した臆病者がどの面下げて、と馬鹿にされるだけ。

殴り倒されボコボコにされようが何度でも立ち上がるシオンに股間の蹴り上げは効きません。

形勢逆転して今度はシオンが相手の鉄兵をボコボコに。

シオンの鬼気迫る様子を見て傍観していた鉄の民の気持ちは動いたようです。

 

ウィンターフェル、何かを決意した表情のサンサはアリアをグレート・ホールへ呼び出すよう指示を出します。

「家族を敵対者から守り、北を裏切り者から守る」と話すサンサに安心しました。これは絶対にドンデンです(笑)

次の瞬間、「あなたは殺しと反逆の罪に問われてる、弁解の余地は?ベイリッシュ公」とニヤニヤ事の成り行きを見ていたリトルフィンガーに目を向けたサンサ。きたー!!!こんな奴に騙されるなんてとか言ってほんとすいませんでした、レディ・スターク。

矛先が自分に向いて訳が分からないとたじろぐリトルフィンガーに、淡々とライサ・アリンを《月の扉》から突き落とした事や、ライサに夫であり当時王の手でもあったジョン・アリンを毒殺させながら、殺したのはラニスター家だというスターク家との紛争のきっかけになった手紙を書かせた事、サーセイとジョフリーと共謀しネッドを裏切り死に至らしめた事、その他にもリトルフィンガーのこれまで積み重ねてきた悪巧みに対する弁解を求めますが、もはや取り返しはつかないところまできています。スタークの子供達はそれほど甘くありませんでしたね。

この期に及んで「二人きりなら全て説明できる」とまだサンサを取り込もうと必死のリトルフィンガーに「母とライサにもそうさせたように私と妹を敵対させるあなたの最悪の動機は?私は学ぶのが人より遅いけど知ったのと全てを見透かすようにサンサが言えば取り繕おうと泣き落としにまでかかります。

「多くの教訓をありがとう、絶対に忘れない」とサンサが最後の言葉を吐けば、側にいたアリアが命乞いよりも前にその喉を掻っ捌きました。

ここに来てようやくゲースロ界随一の食わせ者が離脱という結果に。ようやく、ようやくです。こいつは本当に最初から最後までよくぞここまで胡散臭く掻き乱してくれました。グッバイ、小指。

 

キングスランディングでは、来たる生者と死者の戦いに向けて北へ進軍させる手配を執り行うジェイミー。

そんな弟を見て「当家で一番の馬鹿ね、敵であるスタークとターガリエンと共に戦うなんて反逆者か馬鹿だけよ」と言ってのけます。

なんとサーセイの共闘宣言は生き残るために言ったその場しのぎの嘘だったそうで「怪物同士戦わせてその間に領地を取り戻せばいいわ」とこれっぽっちも協力する気はなかったようです。あまりにもサーセイ様らし過ぎてもはや納得してしまいます。清々しいほどの非情な屑女だな、こりゃ。

サーセイ様の洞察力たるや並大抵のものではなく、全兵力を誇示するために来たはずのデナーリスは何故か二頭のドラゴンしか連れて来なかった事をちゃっかりチェックしており、「三頭目には何かあったのね」と鋭いご指摘。

アイアン・バンク《鉄の銀行》という強力な後ろ盾がいると強気なサーセイは、ユーロンがみすみす女王との結婚を逃して帰った訳ではなく、ハイガーデンで手に入れた黄金兵団をエッソスまで迎えに行って連れて来るのだと話します。

こんな計略があったなんて指揮官である自分が知らされていなかったと責めるジェイミーですが、女王である自分に黙ってティリオンと共謀したとやり返されてしまいました。

誓約通り北へ進軍すると譲らないジェイミーに「それは反逆罪よ」とマウンテンに立ちはだからせるもやはり手にかける事はできず去って行くジェイミーを見送る事しかできないサーセイ。

ついに最後の砦であるジェイミーからも愛想を尽かされた破滅の女王は、王都にも到来してしまった冬を前にこの先どうしていくのでしょうか。

 

シタデルを飛び出してきたサムはようやくウィンターフェルに辿り着き、北で出会ったブランと再会します。

三つ目の鴉になったと訳の分からない事を言われ困惑するサムですが、それどころではない話に突入してきました!

ブランがビジョンで見知ったジョンの父親はネッドではなく、リアナとレイガーの子供でつまりはドーンの落とし子につける名『サンド』こそが正しい苗字にあたると話します。

ここで答え合わせが!サムは総司祭の個人的な手記からレイガー・ターガリエンが婚姻無効をし秘密婚儀を執り行っていた過去を知っていたんですね。

それを告げるとさっそくブランはその過去を覗き見しにいきます。

リアナが拐われ犯された、という話こそがロバートの嘘で、実際にはリアナとレイガーは愛し合った後にジョンをこさえ、婚儀の上での子供であるジョンは落とし子ではなく正当な鉄の玉座の継承者なのだとブランが語るその背景でなんとジョンは同じターガリエンのデナーリスと心身共に結ばれてしまいます。それはそれは素晴らしい肉体美を晒しながら。

ジョン・スノウの本名は『エイゴン・ターガリエン』。わりといかつめな名前を持つ正真正銘の王子様だったわけでございます。

これはこれは…。薄々気付いてはいても鳥肌モノの答え合わせとなりました。アツい…!

間違いなく子供は産めない身体なの〜のくだりがフラグになって返ってくるやつじゃないですか。

 

ここで終わっても充分胸熱なラストになるところを、更なる展開をお見舞いしてくれるのがゲーム・オブ・スローンズなのです。

ウィアウッドからウォーグを使ったブランの見た光景は…

イースト・ウォッチ《東の物見城》でトアマンド達が北を監視しているところに姿を見せ始めた死の軍団。更にはゾンビ化したヴィセーリオンが青い炎を噴き一方的に壁を破壊していきます。

慌てて逃げ出す野人達に対し、ドラゴンは攻撃を緩めず死の軍団はどんどんと迫ってくるのです…!

夜の王、そこ乗るんかーーーい!

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▼次回、S8エピソード1

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