海外ドラマ≫≫HOMECOMING ホームカミングシーズン2　1話ネタバレ感想

エピソード1『人間』”People”

あらすじ

ガイストの製品が人生を変える。

ネタバレ感想

蓋を開けてみればサスペンス仕立てのラブストーリーだったシーズン1でしたが、シーズン2では訳も分からないまま湖のど真ん中、小舟で目覚めるというサスペンス色の強い雰囲気があります。

引き続きガイストの実験的試薬を中心に物語が展開していくと予想されますが、今作でもハイディやウォルターは出てくるのでしょうか。

主人公〈ジャクリーン〉は、ボートの上で目覚めるも状況が把握できず、遠くに見える岸で男がこちらを伺っている事に気が付きます。

呼びかけるも逃げてしまったこの男だけが手掛かりで、なんとかボートを岸につけ男の行方を追っている最中に女性警察官に見つかりました。

混乱した様子で住所や生年月日、氏名に至るまで何も記憶がない彼女にポケットを探させると、退役軍人である事が分かる身分証が。

何か分かるかもしれないと最寄りの救急病院へ送ってもらうも、空挺部隊のタトゥーが腕に入っている以外には何も収穫がない上に、そこの医師から麻薬を疑われた様子に気付いたジャクリーンはコッソリ病院から逃げ出します。

救急病院の隣のベッドで治療を受けていたお調子者の親父と合流して、数少ない持ち物の中にあったスキンズと書かれたナプキンを見せて連れて行ってもらう事に。

スキンズという名のダイナーに来た二人ですが、そこの店主〈カイル〉が突如ジャクリーンに詰め寄ります。

どうやら彼女は昨夜この店に友人と来ていたらしく、連れの名前を確認すべく、退役軍人という栄誉ある身分を活かしてレシートの控えを調べさせてもらいました。

探し当てたレシートに名前はなく、214号室という部屋番号につけられていた事から近隣のモーテルに出向くことになりました。

ジャクリーン一人に行かすのは危険だと判断した親父もハンマー持参でついてきてくれましたが、お目当ての部屋には誰もいません。

小芝居を打ち近くにいたスタッフを騙して部屋の鍵を開けてもらい中を調べると、クローゼットの中から『試験研究用』とラベルが貼られた使い切った形跡のあるガイスト社製のケースが。さらに封筒に入った札束と1枚のクレジットカードが出てきます。カードの名義は〈アレックス・イースタン〉。

名前だけは分かったものの、そこからさらに出て来た一枚の写真で不穏さが増して来ます。

写真には軍服に身を纏った4人の人間が写っており、その中の一人がジャクリーンそのものにも関わらず彼女には何の記憶もありません。さらにはジャクリーン以外の3人の顔にマーカーでバツ印が付けられておりいよいよ身の危険不可避な事態に巻き込まれている事に気が付いた二人。

動揺したジャクリーンはそのまま親父を置いてバスルームに籠城し、腕のタトゥーがただのシールだった事に気が付きました。洗面所で腕を洗いまるっと取れた空挺部隊のイラストについて親父に報告しようと出て来た瞬間、頭部をハンマーで殴打され倒れるジャクリーン。

得体の知れない薬に大金、謎の写真で何者かに狙われている事が明らかと嫌な三拍子揃えばそりゃ巻き込まれたくないのも分かります。これまで何故すんなり行動を共にして来たのか、「味方だと思ってた」と嘆くほどどこで信頼関係を築いたのか、とそっちの方に違和感があるレベルですが、とにかくおちゃらけ親父〈バディ〉は100ドル札を1枚だけ残してとっととズラかってしまいましたとさ。

エンドロール手前からはガイスト社が作らせているであろう薬に使われるお馴染みの赤い果実が生産されている畑が。農場にいた親父はバディとは別の親父で、スキンズまでの道中で大々的に出ていたビルボードで見た〈レナード・ガイスト〉本人のようです。『ガイストさんの農場』とはここのことなんですかね。大企業のお偉いさんが畑仕事に勤しんでいる風なのもまたえらく想像と違いました。