エピソード3『以前』”Previously”
あらすじ
才能ある社員たちは、レナードと会社のために一つになる。
ネタバレ感想
シーズン1から貼られていたものも含めて数々の伏線が回収されたり「そうだったのか…」と思う点が多く、ピースがハマっていく感じが気持ちの良い唸らせられるエピソードでした。
随分と風貌が違う記憶を失う前のアレックスは、弁護士かと思いきや企業なんかに対するリスクマネジメントを専門として訴えられそうな案件に対して被害者に接触しその気を失くさせる事でトラブルを未然に防ぐといった仕事をしているようです。
後々出てきますが、そのために身分を偽り偽のエピソードトークで時に相手に寄り添いながら懐柔していくある意味詐欺まがいなやり方をしているようで、アレックスの顔写真の入った偽IDをゴロゴロ所持しているようです。その中の一つであるジャクリーン名義の退役軍人設定の女性を装っている最中に記憶をなくす事件に巻き込まれたという感じですかね?
まさか自分で自分の身分を偽っていたとは思いませんでした。そして退役軍人という設定という事はやはりオードリーが問いかけていたようにウォルターに接触してガイスト社に対するリスク回避を担っていたのでしょう。
ガイスト社でもまた面白い動きがあった事が明らかになりました。
シーズン1では食わせ者感抜群の終わり方をしたオードリーでしたが、意外にもその素顔は少女のようで、しかしそれでいて想像以上に大胆な事をしていたんですね。
いつも虐げられパワハラまがいの扱いを受けていたコリンを陥れるため、独自に作成した罪を全面的に認めさせる書類にサインさせようと一芝居打っていたそうです。
そしてこの作戦を考えついたのも恋人のアレックスだったと。
この中でも予想外だったのは、レナードはホームカミングプロジェクトに関して全くのノータッチで、野心家のコリンが独断で進めたものだったという事、そしてレナードはそれを聞いて激怒するほどに倫理観がまともだった事ですかね。
オードリーが頻繁に使用するストレスを和らげる作用のあるローラータイプの塗り薬こそがホームカミングで投与していた薬の正体でした。
本来少量を塗ってリラックス効果を得られるようですが、それを直接経口摂取させていたというのですから改めて非人道的な人体実験をしていたもんだとドン引きです。
シーズン2では制作側に回ったらしく、続投はなかったハイディは意図的に写っておりませんでしたが、ちょうどダイナーでハイディと再会した直後にウォルターは彼女の存在自体が引き金となり記憶が戻りかけその影響で事故を起こします。
母親から戦地で簡易爆弾にやられて後頭部を切開する手術を受けたため記憶が一部戻らないと聞かされていたそうですが、運ばれた病院で医師から「手術の痕がない」と不思議そうに言われた事が引っかかり、帰宅後後頭部を刈り上げて何の手術痕もない事を確認してしまいました。こちらもまた真相に近付いていっておりますが、この調子で過去を思い出せばダイナーでハイディと再会した事も思い出す事に繋がります。その時どう動くのかも気になるところです。
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栄光のランナー/1936ベルリン [ ステファン・ジェイムス ]
▼次回、エピソード4