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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン2 10話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX II

エピソード10 “The Laws of Motion”

あらすじ

フェリシアの友人で、レース場のオーナー、オードリーが車のレース出場中に事故で死亡する。レース前にオードリーと争った女性がいたことや、オードリーの 車のブレーキに細工がしてあったことから、ブラウン神父は、殺害事件ではないかとの疑惑を持ち、捜査を始める。しかし、偶然オードリーの夫と、秘書フィリスの浮気現場を目撃したブラウン神父は、フィリスの策謀で逮捕されてしまう。

ネタバレ感想

夫に代わってホスト役を務めるレディ・フェリシアが開催する車のレースで、フェリシアの友人で不動産王でもあるレース場の女性オーナー〈オードリー・マックマレー〉と談笑していたブラウン神父達。

そこへ現れた〈ハリエット・ウェルズビー〉と名乗る喪服姿の女性からあんたが夫を殺した!と突然ビンタされたオードリー。

 

親子ほどの歳の差がある若い夫〈ウォルター〉はコース責任者として破天荒なオードリーを何かと注意しますが、肝心のオードリーは聞く耳を持たず、仕事に関してもかなり非情で、秘書〈フィリス〉の控えめな申し出にも「仕事で成功したかったら情に流されてはダメ」と嗜めました。

ウェルズビーも、ローン返済不能で差し押さえの手続き中の顧客の一人だと分かります。

 

奔放過ぎるオードリーは、男性トイレに入ってきてシドに直球で誘惑を仕掛けますが、2人がキスをしているところに整備士の部下〈ゲイリー〉が入って来てしまいました。

しかしこの男もまた、オードリーと男女の関係を持っていて、だからこそ自分の立場は何なのかと憤り、 追いかけて来たオードリーに淫乱女!事実でしかない罵声を浴びせた結果、その場でクビに。

 

いよいよレースが始まって、第一走者のオードリーが猛スピードで勾配を駆け回っていた真っ最中に、突如コースから外れた車は大炎上して彼女は死亡してしまいました。

夫のマックマレー氏が先導者に乗ってコースを周り、危険物がない事を確認済みですし、車には細工がされていて、傷の入ったブレーキからオイルが漏れているのを見つけたサリバン警部補は、直前に穏やかでないやり取りのあったウェルズビーを訪ねます。

自宅を差し押さえられて出て行かねばならないという事で段ボールだらけの部屋でしたが、その中でも彼女が中身を隠そうと箱の上に置いた本が仇となり、ブレーキを切ったであろうカッターが見つかってしまったウェルズビーはそのまま逮捕。

ここで『精神的な指導』の名目で面会自由なブラウン神父の出番です。ウェルズビーは思ったよりすんなり真相を話してくれました。

実際にカッターでブレーキを切ろうとするも、車の知識などない彼女は何が何やら分からず、物音を聞いて、カッターを手にしたまま逃げ帰ったそう。

ひと通り話を聞いたブラウン神父は、物音を出した人物が真犯人かもしれないから調べてみると約束しました。

 

オードリーの葬儀に酔っ払って乱入してきたゲイリーは、故人を罵り、自分達が男女の関係にあったこと、そして、自分がブレーキに細工して彼女を殺したことを告白します。こんなにすんなりですか〜?そんなまさか〜。

ゲイリーと入れ替わるようにウェルズビーは釈放になったのは良かったとして、神父はオードリーの腕にはめてあったブレスレットに付着した糸くずの事がやたらと気になるようです。

サリバン警部補には動機も機会も自白もあったのだからこれ以上時間は割かないと一刀両断されましたが、警察署を出た神父はマックマレー氏とフィリスがコソコソ慌てている様子を目撃しました。

この2人、オードリーに頭が上がらないと見せかけて実は裏でデキていたようで、今にもおっぱじまりそうな現場を覗き見てしまったブラウン神父。動揺して物音を立てた事で存在がバレ、不法侵入して覗きをした上に言いがかりだと通報される始末。

通報云々の際に、むしろ通報するよう指示を出して警察到着までじっとその場に立って待つブラウン神父が笑えます。

到着したサリバン警部補には2人が愛人関係で動機も機会もあって明らかに怪しいと訴えるも、逆に再三警告してきたにも関わらずまだ捜査妨害をしてくると捉えられて、治安妨害の罪でついに手錠をかけられてしまいました。

投獄されて隣室のゲイリーと話していたところ、レース前にオードリーはブレスレットなんてしていなかった、と核心に迫る新事実が発覚。

急いで電話をかけて訳を話し、マッカーシー夫人が大袈裟な演技で気を引いている隙に控えていたシドが鍵束を持ち出してブラウン神父はそのまま逃亡。とんでもないガバガバ拘置所過ぎます(笑)

マックマレー家のガレージに忍び込んで車を調べると血の跡と、ブレスレットについていた繊維と同じ生地のシートがほつれているのを発見。

証拠を見つけた矢先に、真犯人2人に不法侵入が見つかり、思っていた以上に強かでワルだったフィリスから銃を突き付けられてしまいます。

レースが始まる前にフィリスが事務所に呼び出したオードリーの頭を殴打して殺しておいて、車で迎えにきたマックマレー氏が死体を運んでいる間に、オードリーとおなじつなぎを身に付けたフィリスがレースへ。

死体は試走行の際に観客から見えないカーブで捨てておくと、レース本番でオードリーに扮したフィリスが事故を偽装する算段でした。

しかし、2人の知らないところでゲイリーによって細工された車は本当に制御不能になっていたのです。

その時の怪我を隠すため、オードリー発見時に驚いたフリでわざと転んで見せたフィリスの策士なことよ。

真実を知ってしまったブラウン神父とシドを殺してしまおうとするフィリスに対し、2人を閉じ込めてここから逃げようと提案したマックマレー氏は腰抜け扱いで2人と同じく並ばせられて銃を向けられてしまいます。まんまと利用されていたんですね。

鉄砲玉シドのお陰で隙をつけて窮地を脱するも、今度は騙されていた事を知ってしまったマックマレー氏がフィリスに銃を向けて一触即発の状況に。

こちらの方にはまだ良心が残っていて、ブラウン神父の説得にすんなり応じてくれて助かりました。

その後、ゲイリーの罪状は殺人未遂に格下げされ、フィリスは殺人罪、マックマレー氏は共謀罪で裁かれる結果に。

明らかに法を犯しているはずのブラウン神父に関しては、告発は取り下げになった上、弁護たちがその活躍に感心して警部補の上司に報告したらしく、警察への協力に感謝して表彰されるという奇跡が(笑)

こうして不本意そうなサリバン警部補の補佐官として、正式に捜査に参加できる権限を得たブラウン神父なのでした。

 

シーズン2が最終話になってしまいましたが、とうとうスージーは出ないまま。

シーズン1限りの登場だったなんて残念です。せめて栄転が決まったと報告があって去って行ったバレンタイン警部補のように、何かしらの理由付けが欲しいところでした。

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ブラウン神父の事件簿 シーズン2

▼次回、S3エピソード1

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