エピソード10『執着』“BURIED”
あらすじ
人命救助専門の警官としてノラ・ファウラーがSWATに組み込まれることに。そんなとき、携帯電話の修理などを請け負う店に、電話番号のメモを持って「誰の番号か教えろ」と乗り込んできた男が、女性店員を人質に取って立てこもる事件が発生する。
ネタバレ感想
戦術的救急医療サポート要員としてSWATにトライアル加入する事になった〈ノラ・ファウラー〉が、ヒックスの後押しでホンドーのチーム20に配属される事に。
現場で治療できるノラが入る事で、より人命救助に活かせるという話ですが、エリカの死後間もない新メンバーの加入はどう転ぶのか。
『新入り』と言っても、陸軍では衛生兵、消防局では救命士を経験してきている手練れのしっかり者という印象。
息子がいるらしく、家庭を持つ者同士、ディーコンと打ち解けるのも早そうです。
ノラが加入しての初任務で、銃を持った男が立てこもった現場へ出ますが、ホンドーの指示であくまで医療サポートメンバーのノラは突入には参加せず待機。
男は既に逃げた後で、人質になっていた女性は怯えてはいるものの無傷で救出されます。
ただの強盗ではなく、メモに書かれた電話番号が誰のものなのか調べろ、と押し入ってきたそう。
FBIは監視カメラに映った男の姿を見るなりすぐに〈フィル・ウィンター〉で間違いないと気が付きました。
元妻の〈ジェス〉が3日前から行方不明になっており、フィルが容疑者とされていたそうです。
家宅捜索の令状が取れたので自宅を調べてみると、パソコンには元妻ジェスの出会い系サイトと、彼女に送られてきた“サンシャイン”からの旅行のお誘いメッセージが。
聞き込みの結果、サンシャインはジェスの恋人ではなく仕事仲間の〈ジョー・ファルコン〉だと答えたジェスの妹。
ジョーの住所に行ってみると、パトカーに気付いたフィルが車に乗って猛スピードで逃げ出し、散々カーチェイスを繰り広げた末に逮捕となりました。
フィル役は、プリズンブレイクでヘイワイヤーを演じていた俳優サイラス・ウィアー・ミッチェルです。すっかり年をとっていますが、情緒不安定なちょっとキレている演技はお手のもの。
FBIにどれだけ詰められても、変人のジョーから妻を助けてくれとの一点張りで、フィルの言う通り彼の携帯を調べてみると、話していた内容の信憑性が一気に高まり、まだジェスが生きている可能性も出てきます。
2つ登録されていたジョーの住所のうち、砂漠のど真ん中に位置する場所ではトレーラーの中でジェスが監禁されていましたが、SWAT突入に気が付いて彼女を連れて砂漠へ逃げた様子。
ヘリを呼んでディーコンが乗り込み、空からも捜索を始めると車で逃げるジョーを確認。
陸からの捜索班は不自然なタイヤ痕と薬莢を見つけ、隠されていた縦穴の中に撃たれたジェスが横たわっているのを発見します。
装甲車には簡易クレーンのようなものまで付いて、こういう事態の時にもすぐさま対応できるようになっているのですね。
ホンドーが穴の中へ降りてまだ息があることを確認し、それでもかなり危険な状態の彼女に必死の応急処置を施します。
彼女の状態を聞いて、すぐに胸腔穿刺をしなければ死んでしまうと判断したノラは、ジェスを担架で運び出すと命じたホンドーを無視して自分が下へ降りると、協力して適切な対応に務めます。医療スペシャリストが1人居るというのはこんなにも心強いのか……!
ディーコンはヘリからジョーの車を仕留めて容疑者確保。
ノラの健闘ですぐに病院へと運ばれたジェスも助かるそうです。
チーム20に入って早々、脇に追いやられて不満があったノラですが、このチームでしばらくはやっていけると考え直した様子。
TLIの結果もようやく出て、優勝はやはりクリス。海外研修を経て、指揮をとる日も近そうです。
嬉しい反面、ルカのように出番が少なくなってしまうのなら本当に残念なのですが、どうでしょうか……?そのためのノラ補充なのか?そうなのか?
ジムの事でモリーから相談されたクリスは、自分たちが付き合う事はないし板挟みは嫌だとキッパリ。
いくら突き放されても根底の部分で気持ちが変わらなかったのでしょう、ジムはモリーと別れる決断に踏み切りました。
クリスはクリスで、行きずりの男と一夜限りの関係を持ったり、本当にこの2人は……。とっとと幸せになって欲しい候補ダントツなのに、あぁじれったい。
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