エピソード8“The Shadow Of The Moon”
あらすじ
リチャードを捜し、ポートランド発電所に到着したトゥルース・シーカーズは、トインビー博士の計画が大詰めを迎えていると知る。もうすぐ皆既食が最大になり、リチャードや大勢の命を救うのは、時間との戦いになった。助けが必要だが、一体誰を信じればいいのか?
ネタバレ感想
エミリーもまたエターニス計画を支持していたようですが、土壇場になって「魂の力を測り、いくつの魂が転送に必要か知りたかった」という身勝手な理由でトインビー博士に喉を切られて殺されておりました。
その結果、儀式には170人…余裕を見て200人分の魂が必要だと判断したトインビー博士は今の暴挙に至ったのです。
ポートランドの発電所に到着した一行は、ゾロゾロと建物の中へ入っていく操られた信者の中からリチャードを探そうと試みます。『赤い目』がキーだと見極めると、偽装するためにヘレンが得意の特殊メイクで使用する点眼液を作り上げました。
会社の電波をハックする何者かを調べていたデイヴも結構なオカルト好きらしく、話が早い事にトインビーの手によって、集団催眠でナノボットを目に打たれた連中がポートランドに集結している事を把握しており、その周辺で起こっている電波障害を何とかするために協力してくれと連絡が来ます。
ジョジョの警告を無視したガスはデイヴに指示を仰ぐと、「ナノボットをショートさせるために太陽と月が重なる前に信号強度を上げろ」と言い残して途絶える電話。
それと同時にアルフィーが去って止んだはずの乱数放送が今度は女性の声で流れてくるではありませんか。
ついにガスが頑なに譲らなかったスマイルバンを預けてエルトンとアストリッドにホテルを調べて来るよう指示するガス。信頼の証です。
残ったガスとヘレンは点眼液を使って建物内に侵入を試みます。
リチャードを連れて遠くに逃げるよう言われたはずのヘレンは洗脳されていない事がバレてしまい、ナノボットを打ち込まれてしまいました。
その頃ビーコンホテルの例の部屋に着いたエルトンとアストリッドは、機械の中のエラーラと交信。霊体の彼女に物理攻撃ではどうにも対抗できず、ガスの持つ『あの世とこの世を繋ぐ“扉”の力』でアストリッドを霊界に送ります。
何とも最終回らしからぬ口汚い女同士の押し問答の末、トインビーは自分一人でエターニスに行くつもりでしかなく、自分たちの事はエルトンが現世に戻してくれるから、とアストリッドが何とか説得しました。
ガスは儀式にも参加するトインビーの右腕〈アトラス〉のマントを奪い儀式に潜入し暴れます。
大急ぎで社内に戻ったデイヴは、「ナノボットを壊すために開発中の8Gを使う!」と大興奮。
しかしデイヴはナノボットについて知り尽くし過ぎでしょう(笑)
全員の奮闘と、何よりアストリッドの捨て身の説得の甲斐あり、トインビーが一人自滅して終わるという結果に。
アストリッドは機械から戻せず、落ち込むエルトンにガスは「彼女がまだこのあたりを彷徨っているならお前の力で戻せる、俺たちはトゥルース・シーカーズだぞ?」と声をかけます。
この辺の設定は正直あまりに理解不能過ぎて何と簡単に生きたり死んだり?するんだ、と(笑)そもそも肉体の死と魂の死が人によってはいっしょくたにされたり切り離されたりと前提が何でもアリなんですけどね。
すっかり別人のようなジョジョ74もまた黒幕でガスをポートランドに近づけぬよう企んでいたようです。
騒動後、デイヴに会いに来たジョジョは親しげに話し出し、「トインビーは人選ミス、バカな男を使ってしまった」「人間に任せてはダメだ」との会話から見るに彼らは地球外生命体か何かだったのでしょう。
そして二人が外へ出た後に壁の絵が人面型に変わり、「誰か」とアストリッドの声。
これはさすがにシーズン2へと続いていくのでしょう。
1話30分弱と見やすく、緩くてシュールな雰囲気にそれなりのホラー感で緩急がありなかなか楽しめた作品なので、次シーズンも期待大です!
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▼次回、S2エピソード1