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NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]

エピソード6『狙いやすい標的』“Soft Target”

あらすじ

何者かがロサンゼルスの地下鉄に致死性の毒ガスを持ち込み、何千人もの乗客の命が危険にさらされる。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

今回の事件

地下鉄で生物化学兵器テロ対策訓練を行っていたところ、訓練終了と同時に有毒物質の放出を知らせる警報が鳴り響き、本当に塩素系のホスゲンガスが列車内に撒かれるという事態に。

事件解決の方程式

 

対象物が目的達成のために格子を抜けながらどう進むかを調べるパーコレーション理論を使って、今回の侵入方法を分析し、次の惨事が起こる前に食い止めるため、次の手口の予測を立てます。

 

 

訓練の責任者である国土安保省の〈グレイス〉から直々にご指名をもらったドン。面識があるのかと思えば初対面なのか。

今後も市内10箇所で訓練を行う予定があるらしく、今回の事件をテロ行為ではなく清掃員のミスだと決めてかかっているお偉方は、1年かけて計画した訓練を取り止めるつもりは無さそうです。これを一体どう数学に結び付けるのか。いつもの次の予測分析ですかね?

 

事件そのものよりエプス家の絡みを見ていたいところがあるので、子供のようなチャーリーとラリーを見守るドンの冷ややかな目があるだけで今回も良いエピソードに思えます。

ドンの幼馴染〈バル〉が結婚するにあたってチャーリーの家を会場にする事になったそうですが、ドンとバルとチャーリーが3人とも高校で同じクラスって改めて面白い状況です。

5歳下の弟が同級生なんてドンの立場が無かった事は容易に想像がつきますが、周りは皆年上の中、モテモテの兄がそばに居ては“ドン・エプスの天才の弟”としか見られなかったチャーリーもまた高校時代にあまり良い思い出が無いというのは歯痒いなぁ。その時代があったからこそ今こうして二人で同じ仕事に当たれるのかもしれませんが。

13歳のチャーリーに、唯一対等に接してくれたバルに好意を寄せていたのにドンがプロムに誘った事で取っ組み合いの喧嘩になったとは意外過ぎる過去です。

 

事件の概要を聞いたラリーいわく、「塩素系で毒性が強いホスゲンガスは理論上は特定の洗剤が混ざる事で偶然に発生し得るけれども考えにくい」との事。

チャーリーに言われる前に探しとけよと言いたくなる気持ちはこの際グッと抑える事として、地下鉄周辺のゴミ箱から犯人が遺棄したと思われる小道具の数々が発見されました。

ガスを発生させたのは、カフェラテの缶を使って作られた簡易放出装置で間違いなさそうです。

周辺にガスの出口が無く、最大の拡散を見込める車両の真ん中でガスを撒いたであろう犯人の手口はプロ並みにも関わらず、無害の添加剤で薄められておりテロ対策訓練を狙った点からも、リスクを負いスリルを求めてのゲーム感覚の犯行で、アドレナリンを求めてより大胆に犯行を繰り返す事が予想されます。

監視カメラ映像から犯人は意外にもアッサリ見つかりました。元陸軍特殊部隊の〈ロジャー・ホルスタインは、敵の戦略を模倣した訓練を行うテロ対策のCTチームだったらしく、退役後同じ仕事を民間で請け負っているとのこと。それって合法なのでしょうか?

ロジャーの耳元にはイヤホンが仕込まれており、チームでの犯行で命令を受けていた可能性が。

直近でロジャーが請け負っていたらしい化学施設での作戦の指揮を執った元CTチームの別の男〈グレン・ナッシュ〉がグルっぽいですね。この男もまた元特殊部隊隊員でイラクにいたそうで、陸軍在籍中にはたったの7名で海軍基地に侵入し、部隊を率いて潜水艦を奪略した経歴があるような凄腕です。

イラクと言えば、訓練中止に断固反対している国土安保省の〈ハウスマン〉イラクに居たとかなんとか言っとりましたな…。

ナッシュは、安全とされた派遣先の基地で部下を2人自爆テロで失っているらしく、復讐の線が強そうです。

 

CTチームは、敢えて警備の厳重な難攻不落の標的を選んでいたという可能性に気が付いたチャーリー。

『警備への挑戦』で、最も警備が厳重な標的を狙っていると仮定して、残りの訓練の場所を線形判別分析にかけ一連の変数を基に脅威評価を行ったところ、ナッシュの次の標的は市庁舎だと予測。

しかし、国土安保省に侵入者が出たり、最初の地下鉄事件にしても比較的ラクな標的に分類される事を考慮すれば、標的が別にあると考えた方が自然です。

犯人の真の狙いはもちろんかつてイラク基地で顧問をしていたハウスマン。彼の警備計画によって犠牲になった同胞の仇撃ちといったところでしょうか。

しかし、ナッシュを捕らえたものの彼はこの4週間国外に居たアリバイがあり、始めにナッシュを怪しいと思わせた人物…そしてナッシュと同じく部下を失った恨みもあるグレイスこそが真犯人だったと気が付いたFBI。

グレイスはハウスマンの身体に爆弾を巻き付け屋上に連れ出していましたが、“訓練”という名の過激な忠告で、爆弾は偽物でした。「こんな奴を殺せば部下の名誉が傷付く」という理由らしく、下手に殺して復讐するよりも妙な本気度を感じました。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2

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▼次回、エピソード7

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