エピソード21『未解決連続殺人』“Disturbed”
あらすじ
ドンが刺されて重傷を負ったことに責任を感じているチャーリーは、FBIの事件ファイルの分析に没頭し、驚くような発見をする。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン5 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
記念すべき第100話。
今回の事件
あらゆる犯行状況で一見関連性のない24件もの未解決殺人が、特殊な連続殺人犯によるものだと考えるチャーリー。
ドンの事件以来、一種のPTSDで過剰警戒に陥っているチャーリーはFBIの面々が心配するほど熱心に事件への考えを巡らせます。
チャーリーをあしらいながらも、“連続殺人について調べる素人”の連絡先を教えてやったデビッドですが、シーズン5エピソード9『陰謀』で活躍?した、どこか憎めない男ロイ・マクギルが再びの登場です。
連続殺人のデータを集めたいチャーリーをマクギルが連れて行ったのは、捜査協力をしている元会計士〈ジーン・エバンス〉の元。
殺人が集中しないように3つの地域を移動しながら活動していたステルスプレデターが犯人像だと導き出したチャーリー。その執念は凄まじく、天才と妄執は限りなく違いな、と改めて実感。
ジーンを訪ねて行くと、妻の〈マーサ〉と揃って車庫の車の中で殺されており、エバンス夫妻の殺害はマイクロクラスタに一致するものだそう。
ジーンの兄によれば、税金処理のミスで貯蓄を失ったというイカれた客〈マーク・ホーン〉に脅されて接近禁止令まで取っていた経緯があったと発覚。
事件解決の方程式
クラスタを分析して重点域“ホットゾーン”を計算し、犯人の居場所を3つに絞ります。
懐かしのスプリンクラーに喩えた解説を共に切磋琢磨してきたデビッドがチャーリーに代わって演説するのには笑えると同時に感慨深さまであります。さすがアニバーサリー回。
陰謀オタクマクギルのお手柄もあって〈トマス・パーク〉が容疑者で、一連の殺人事件の最初の被害者〈ナンシー〉の事まで分かってきます。当時18歳だったトマスがナンシーを殺害し、恋人をも脅迫して州から出ていかざるを得ないほどにトラウマを植え付けた男で間違いありません。
逮捕時も寒気がするような冷静さで供述もやけにあっさりとペラペラ喋るこの男は、計画通りに殺人を犯していく事にゲーム性を感じており、罪悪感など微塵もなさそう。
凶器や遺物を全て保管しているという異常性もあわさって事件解決に至っても酷く後味の悪くなる犯人像でした。
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▼次回、エピソード22