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エピソード10『マインドコントロール』“Brutus

あらすじ

殺されたカリフォルニア州議会の上院議員精神科医。何の接点もないと思われた2人の被害者だが、ドンは政府絡みの複雑な機密が背後にあることを知る。

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ネタバレ感想

今回の事件

 

州の上院議員〈トールマン〉が演説しているホテルに銃を持った男が侵入したとの通報を受け、FBIも応援に行き衛星映像を使いながら明らかに怪しい動きを見せたベトナム出身の〈バン・ミン〉に目星をつけますが、一歩遅く発砲の末自殺されてしまいました。

 

 

犯人は死亡してしまいましたが、部屋を調べてみるとアンフェタミンを処方されていたり、アメリカ陸軍から年金を貰っている書類が出て来たりと各方面から探る余地はありそう。

病理解剖ではアンフェタミンの大量服用の痕跡があり、その処方箋の用紙は盗品だった事も分かり、意図的に怒りを育てて標的を殺すために乱用がなされたかのようです。

 

CIAの〈レイモンド〉からは「今回の事件に関する情報を共有したい」と申し出が。NSAだとかCIAだとかFBIはそれぞれ対立しているようなイメージでしたが、突然どういう風の吹き回しかと思えば、なんとミンの年金はCIAに貢献した報酬だと言います。

ベトナム戦争時にCIA側としてある計画に関わったとの事で、二重スパイか何かだったよう。

 

ずさんな身元確認を理由にアルコール・タバコ・火器局“ATF”から要注意店に指定されていたロンガン銃器店で、凶器と同じ銃が3丁盗んだ身分証で買われており、代理で購入したものがミンに流した線が強まり、残り2丁の銃の行方を追う事になりました。

 

40代のヒスパニック系男性がレストランで食事中だった精神科医スタンフォードデイビスのテーブルに来ておもむろに銃を取り出すと5発撃ち込み、自分も死のうとしますが弾切れでその場から立ち去る事件が起こります。使用された銃の出所は議員殺害の時のものと同じ店です。

銃に残された指紋を照合してみると、今回の犯人はキューバ難民として入国し、強盗傷害で10年間チノ刑務所に服役していた〈カルロス・コスターボ〉だと分かりました。チノ刑務所やたらと出てきますね。

こちらの自宅からも、政府の年金小切手とアンフェタミンが出てきて、あまりに共通項が多過ぎる事からも裏のある連続銃撃事件と見て間違いなさそう。

チャーリーが特定した代理買いの売人〈サム・フィニー〉を逮捕して強請ると、〈マーカス〉という男から「シンプルな銃が欲しい」と依頼があったそう。

 

2人目の犠牲者デイビスは、かつてチノ刑務所の心理学者だった経歴が分かり、さらにカリフォルニア州では古くから囚人を使った実験が行われており、デイビスは“ブルータス計画”なる行動変容プログラムに関与していた事実も。

これはミンの日記にも書かれており、ミン、コスターボ、デイビスが繋がり、更に囚人実験の再開を推進した議員がトールマンだった事も芋づる式に分かって全てが繋がりました。

CIAからの情報によれば、MK-ULTRAと呼ばれる50年代にCIAが行った実験の中で主に行われたのは、感覚遮断や放射線、超低周波で被験者の感情に影響を及ぼすELFだそうです。

都市伝説のような計画ですが、ブルータス計画の狙いは敵の工作員に催眠暗示をかけて無意識の暗殺者にし、実行後は自殺させて計画を隠蔽するというものがあったとか。

ミンの場合は秘密の捕虜、コスターボはカストロの暗殺要員としてそれぞれ被験者となっていましたが、ブルータス計画は成果が出ないまま失敗に終わり、被験者は年金付きで解放されたという経緯がありました。

最後の銃も被験者の手に渡っている可能性が高く、CIAのレイモンドから関係者リストを貰ったドン。CIAがこのリストから独自に追っていればもう見つかっていそうなものですが、ダメなのか?

そしてCIAが失敗したブルータス計画に関して口をつぐんでいたのには理由があり、今回事件を起こしたマーカスのやり口を真似て、テロリストに催眠暗示をかけアジトに戻し殺させるという新たな計画があるよう。犯罪者のやり口を手本にしようというのは一見不自然に見えて合理的なのかもしれません。

 

ようやくコスターボを捕らえると、医師を名乗るマーカスが「トラウマ患者の追跡治療プログラムで来た」と訪ねてきてアンフェタミンを処方されるもますます怒りが強まり、マーカスがデイビスの職場を漏らした事で当時強制的と言ってもいい形で参加させられた治験プログラムを担当した恨みのあるデイビスを追い始めたそう。銃については記憶がなく、ある日気付いたらベッドの上にあったそうです。マーカスはとんでもないやり手ですな。

 

ここ最近チャーリーの数学にも慣れてきて、ついには仲良く共同作業するようになったコルビーの閃きから、関係者内に居るであろうマーカス探しが進展。

精神科医〈ローレンス・ドライデン〉という男がヒットし、弟のポーターもかつてチノ刑務所で服役しており、デイビスの実験に参加させられたと考え国を提訴し、棄却されています。

マーカスのモンタージュとローレンスの一致率が87%というところからもマーカスの正体はこの精神科医なのでしょう。

逮捕されたローレンスはシラを切るどころか自分は英雄だと開き直っております。

弟が薬物中毒で死んだのも実験による薬物投与が全ての始まりで、トールマンが囚人実験の規制緩和を提案し、デイビスが専門家の立場から証言しており、再開計画を阻止するための強硬策だったと主張。

 

チャーリーは、標的理論の分析をして次の標的が、レブンワース陸軍刑務所でブルータス計画の実験を監督していた大佐で、暗殺者はレブンワースの元受刑者ゲイツに違いないとドンに報告。

先回りする事で大佐の身は無事でしたが、またしても犯人死亡の幕引きとなりました。

と、ここに来て突然CIAは管轄を主張し、FBIによる捜査の継続を禁止してきます。ドライデンの言っていた通り囚人実験を再開させるつもりで揉み消す気満々なのです。陰謀渦巻いております。

 

3週間後に出発して国際宇宙ステーションに行くと突然の発表をしたラリー。

チャーリーは持ち前の子供っぽさと親友を失うかもという動揺のあまりかなり嫌な奴になってしまっております。

正直チャーリーに走った衝撃よりもメーガンの健気さがグッとくる…。

残念に思いながらもラリーの夢を応援する気持ちも本物で、期間限定とは言え命の危険が伴うハイパー遠距離恋愛に嫌な顔一つしないなんて。

しばらくラリーの出番は無くなるのでしょうか?ラリーがいないナンバーズなんて今更考えられませんが、本当に宇宙まで行くとしてもさっしと帰って来て欲しいものです。

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▼次回、エピソード11

axxi.hatenablog.com

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