エピソード12『死の商人』“Arm in Arms”
あらすじ
ようやく具体的な結婚式の相談を始めたチャーリーとアミタだが、日取りが決まらず口論を繰り返す。一方、ドンは衝動的にロビンに求婚するが、あっさり断られてしまう。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル ファイナル・シーズン [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
ドンの家はこれまで寝室ぐらいしか映ってませんでしたが、あんな立派なところに住んでいたのか…。まぁ、FBIの捜査責任者ともなれば高給取りには違いないでしょうが、あんな良い家がありなかまら実家に入り浸りとは…そりゃあロビンに同棲も持ち掛けますわ(笑)
今回の事件
とある夫婦の自宅の壁を突き抜けた銃弾が旦那の頭を貫通して別室まで届き、原型も留めていない大口径の弾が発見された事でチャーリーが呼ばれました。
発射現場の倉庫が見つかり、落ちていた薬莢の指紋から〈アービン・リンデル〉が一致しますが、FBIがSWAT到着を待っている間に出くわしたリンデルは何の躊躇もなく例の大口径で乱射をかましてきました。幸い怪我人は出ませんが、リンデルは取り逃してしまいます。
FBIの防弾であろう車も貫通してくるほどの狙撃銃はBNT35というベルギーの新商品で、銃の輸出に必要となる最終用途証明書『EUC』の記録によれば、5000丁がサウジへ渡っているのだそう。
受け取り確認の書類がなく、リンデルの持っていたものだけでなく5000丁が行方不明となっている可能性が。
武器商人〈ランドール・プリースト〉はどんな闇業者かと思いきや、意外と合法な職として武器の売買をしているのですね。
グレーゾーンなだけにセレブな感じすらある暮らしぶりで、いかにもクールに利益を追求する商売人といった雰囲気です。
情報の見返りに1年間税関で止められている出荷用の赤外線ゴーグルと暗視鏡についてFBIの力で忖度してくれと要求してきて、正義に燃える男デビッドは憤慨しておりますがコルビーは仕方ないと言った態度。
ロビンが検察の口利きで税関問題をクリアしてくれる事になり、プリーストから情報を貰うのですが、数千万ドルの積荷だからこそ敢えてアメリカという警備の固い国を経由するのだそう。
そして、リンデルが銃を持っていたのは、元湾岸労働者で検査の目を欺く為に時々港のコンテナを入れ替える作業を請け負った報酬だろう、と。
出荷待ちのコンテナは20万個に及びますが、そのうちの2個が今回の標的で、しかもコンテナは入れ替わるとあっては探すのも一苦労…かと思いきや、「その動きがヒントになるかも」とチャーリーはいかにも数学教授らしい着眼点です。
研究室を訪ねてきたバーンホフ教授は銃の仕様書とチャーリーの逆向き弾道計算の数式を見て、「この銃じゃ撃てない」とバッサリ。
暴発した銃の破片が喉に刺さって失血死しているリンデルが遺体で見つかり、バーンホフ教授の論が正しかったと分かったこともあってFBIオフィスに呼び出しが。
簡単に言えば、軽さを追求するあまり銃身が薄過ぎて、自動銃として使うと連射の際に熱と圧力が上がり暴発に繋がるのだそう。
設計のミスで出荷分の5000丁が全て危険だと分かりますが、そうこうしているうちに街中で流れ弾による大規模な被害を出した発砲事件が。
そこでリズは、戦場では使えなくても街中で少し撃つだけなら銃身が熱を持つことなく目的も達成できる、つまり出荷先はこの街なのかもしれないと関連づけます。
そもそも輸出用のコンテナから探そうとしていたのが間違いで、国内出荷用コンテナを調べなければいけなかったのです。
銃の売り手だったホワイティこと〈モーゼス〉を嵌める形でプリーストが協力したのはやはり熱い男デビッドの訴えが効いたのでしょうか。
それにしても用心棒がFBIってカッコ良いな…。
二重の家賃は馬鹿らしいという理由から突発的にプロポーズして「合理的だろ?」というロマンチックのかけらもないドンはどうしたのでしょう(笑)そういうのはチャーリーの役割では…?
ロビンにはこっぴどく断られて荒れるドンと、チャーリーとアミタの方も式の日取りが中々決まらない苛立ちから険悪なムード。
最後にはちゃんと話し合ったドンとロビンは時機が来るまでプロポーズは保留に、チャーリーとアミタはアランからの提案で両親と同じ記念日に式を挙げる事で丸く収まりましたとさ。
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▼次回、エピソード13