海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ～天才数学者の事件ファイルファイナル・シーズン　10話ネタバレ感想

エピソード10『ベトナムの傷跡』“Old Soldires”

連邦準備銀行のロス支店に、チャーリーとアミタの予測通り強盗団が現れ、銃撃戦のすえに制圧された。処分のため輸送される古札を狙った強盗だったが、現場に散乱した紙幣の中から、40年前の未解決ハイジャック事件で犯人の「D・B・クーパー」に支払われた身代金の一部が混ざっていたことから、状況は一変。

チャーリーとアミタが予測した現場で張り込んでいると現れた銀行強盗。2人はこの現場での張り込みが失敗に終わると踏んでいたにも関わらず、強盗団がやって来たのには何か裏があるのでしょう。

輸送車の運転手〈ウェズリー・ティル〉がFBIの催涙ガス吸入で病院に運ばれることになるも、周到な準備で現場を制圧。

押収されたドル札の山の中には、廃棄されるはずの古紙幣が多数混じっており、その確率の低さに違和感を覚えるチャーリーとアミタ。

紙幣データベースで番号を追跡してみれば、かの有名な未解決事件のハイジャック犯、D・B・クーパーが奪ったとされる20万ドルの中にあった番号だと判明し騒然。

過去の大事件と言えばお馴染みのブルームですが、今回も彼の元へ向かったコルビーに当時の裏事情を教えます。

ウェズリーに話を聞くためにデビッドとニッキーを向かわせると、何者かに押し入られた形跡と、殺されたウェズリーの遺体が。

地下の壁の中から大量に隠された札束を見つけたデビッドに銃を突きつける男が。

更にその後ろからニッキーが銃を突き付け、2人がFBIだと分かった男は素直に銃を下ろします。空き巣に入られたと勘違いしていたのは甥の元へ遊びに来ていたウェズリーのおじ〈レイ・ティル〉で、残念な再会となりました。

余命4ヶ月のレイはベトナム戦争で従軍した落下傘部隊だったらしく、ブルームが話していたD・B・クーパー事件の真相とも共通点が。

レイが指揮を執ったヌバク村での落下傘作戦は戦争犯罪として起訴されており、その部隊にはD・B・クーパー事件の際森の中で遺体となって見つかった〈エディ・ソーヤー〉も。

ウェズリーはコツコツ紙幣をすり替えていたらしく、ベトナム女性〈ティナ・トラン〉の生花店に毎月送金していた額も一致する事から、ベトナム戦争絡みでおじのレイもしくは、当時の仲間がD・B・クーパー本人である可能性が出てきました。

レイを尾行中に銃撃事件が起きながらも泳がせろとのブルームからのアドバイスが。

調べが進むにつれて、どうやらティナはヌバク村出身で父親はアメリカ兵、レイの娘だとの見方が強まります。

かつてクーパーに父を刺し殺された〈テディ・アンテル〉が報道で見たウェズリーをクーパーと関連付けて、父を殺された報復にレイを暴くためウェズリーを殺害したということまで分かってきたところで、テディはティナをも誘拐。

報復なら殺せばいいものを、わざわざ誘拐したのはレイを誘き寄せるためだったのかもしれませんが、ティナはレイではなくベトナムで散々な悪事をやらかしてきたエディの娘…つまり、テディとは異母兄妹にあたる存在でした。

レイは当時エディに誘われハイジャックの片棒を担いだ、というかむしろD・B・クーパーではあったのですが、エディのやらかした尻拭いのために38年間ヌバク村やティナに事件で得た金を振り込み続けていた、と。

ベトナム戦争は何かと根深いものが付き回ります。

いつかのドンのように、ブルームはレイを逃がしてやりましたが、これにはデビッドも仕方無しといった表情。

そういえばアミタにデートスーツを見立ててもらっていながら難癖を付けまくっていた不器用な男デビッドのデート相手は誰なのでしょうか。

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▼次回、エピソード11

何かとサバイバル。