第7話
あらすじ
映画「サウンド・オブ・ミュージック」が人気を博し、ノンナートゥスのメンバーも見にいきたくてたまらない。 病の夫、妊婦の娘、老いた母の世話を一手に担うグレイスは、毎日が多忙で自分の体を気遣う余裕もなかった。
ネタバレ感想
〈アルバート〉と〈グレイス〉の〈カルソープ夫妻〉は絵に描いたようなオシドリ夫婦で人間的にも素晴らしい2人に見えましたが、グレイスの豹変ぶりに病的な気配を感じて心配です。
病気の夫を支えながら、出産を控える娘〈イングリッド〉から孫娘〈ジュリー〉を預かり、更には認知症の母親の身の回りの世話を一人きりで担うグレイス。グレイス自身も出血があり、ようやく診察を受けられるも子宮筋腫の疑いが。
それでも誰にも言い出せないまま産後のわがまま娘が新生児まで連れて来て居座ってしまい心中を思い詰めるまでに思い悩んでしまうグレイス。
ついには出血による貧血で倒れ搬送された事で事態が明るみになり、今度はシスターからの提案で社会保障制度を利用し、家族の全面的なバックアップで彼女の負担を減らす方向となりました。
妊婦教室に来て熱心な姿を見せた〈ロナルド・マレン〉は、妻の〈アイリーン〉の出産に立ち会うつもりらしく、他の男性陣にはバカにされておりましたがなんと好青年なのか。
強めに追い出されてもめげることなく「そばにいるって妻と約束したんだ」と必死に役に立とうとするロナルドには微笑ましさしかなく、立ち会い出産否定派のフィリスでさえも共同作業のサポートを務めました。
その生い立ちから過保護なまでに息子の事を心配し時には激昂するロナルドでしたが、愛情深く真っ直ぐ過ぎる性格が災いしてのことなのでこれからも良き夫であり良き父親になるのでしょう。
カルソープ夫妻、マレン夫妻、そして我らがターナー夫妻という3組のオシドリ夫婦がそれぞれの愛の深さを見せてくれたエピソード。
シスター・ジュリエンヌの修道女にしか分からない苦悩も描かれており、ローブを外して一般女性の気持ちに寄り添おうとするジュリエンヌの柔軟さも垣間見えたのは印象的でした。
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▼次回、エピソード8