第3話
あらすじ
シスター・ジュリエンヌはノンナートゥス・ハウスの継続のため、私立の産科病院へ有償で助産婦を派遣することを検討するが、マザー・ミルドレッドとターナー医師の強い反発を受ける。
ネタバレ感想
シスター・モニカはようやく起き上がれるようになりリハビリ生活の始まりです。
妊娠9ヶ月の〈グレニス・ウィンチ〉と、お隣さんの〈オードリー〉は揃って妊婦同士で仲が良い様子。
夫の〈デレク〉との間には結婚から5年経っても子供が出来ずに、グレニスの最初の双子の妊娠には複雑な思いを味わってきたオードリーも、今回は同時期の妊娠となり、親友と妊婦の気持ちを分かち合える幸せで毎日が楽しそう。
産気づくのも同じタイミングになりますが、3人目を無事に産み落としたグレニスに対し、念願の1人目だったオードリーから生まれたのら付け根だけで脚がない赤ん坊で息をしておりませんでした。
徴兵されていた際に当時の仲間と変な魚を山ほど獲って食べた過去があり、彼の娘も指が3本ないと聞いて水銀が原因なのでは?と問うデレクから、クリスマス島での従軍は『グラップル作戦』で核実験が行われていたと聞いて愕然とするターナー医師。
急いで国防省から当時のカルテを取り寄せようとするも「機密情報扱いで提供できない」、他のグラップル作戦参加者でもあり白血病で亡くなっている患者のカルテに関しては「紛失した」との答えしか返って来ず、国は既に事実を把握した上でひた隠しにしている雰囲気。
これはデレクの吐血もただの潰瘍ではなさそうです。
オードリーに対する後ろめたさとどう接していいか分からない困惑で彼女を避けるグレニスでしたが、息子の死を穏やかに受け止めたオードリーが大人の対応で親友との仲は修復。
オードリーの器の大きさに安心するも、今度はデレクが床いっぱいに血を吐いて病院に運び込まれました。
グラップル作戦で兵士たちが被爆したのは明らかで、その結果本人や子供たちに出た健康被害を国が認めて補償して然るべきですが、集団訴訟になるその後の歴史なども今後のシーズン10で描かれていくのでしょうか。
ノンナートゥス・ハウスを私立病院化にすると提案したシスター・ジュリエンヌ。
修道会から私立の産院に助産婦を派遣してロンドンの富裕層からの支払いを得て、それを貧困層への支援に充てる事でハウスを存続させていこうというのです。
マザー・ミルドレッドの大反対を無視してレディー・エミリー産科病院の〈スカリスブリック院長〉と話を進めているジュリエンヌには、マザーを説得するためのとある考えが。
派遣される助産婦としてトリクシーが選出され、トリクシー自身もロンドン一のやり手産科が絡むならノンナートゥス・ハウスが閉鎖にならずに済むかもしれないとやる気満々。
その上院長の妹がバレンシアガのモデルらしく、届いた制服はデザイン性抜群で、ある意味トリクシーにもってこいの仕事です。
産院で入院予定の〈フィオナ・エイルワード〉に関してトリクシーなりの意見を話せば、「君に任せる」と自由なやり方でお産を仕切っていいと院長から指示されたトリクシー。
やや頼りない夫の〈マシュー〉の付き添いの中、トリクシーの助産で現代的な産科での出産は無事に済みました。
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▼次回、エピソード3