第2話 クリスマススペシャル 後編
あらすじ
陣痛が始まったジャケッタのもとに、ナース・クレインとシスター・ヒルダが駆けつける。なかなか生まれず体力を奪われていくジャケッタの様子を見て、ターナー医師を呼び、鉗子分娩をすることを決める。その結果、子供は無事に生まれ、ジャケッタの父、パーシバルも安心する。
ネタバレ感想
ジャケッタは鉗子分娩になりながらも無事に3人目の息子を出産。
息の詰まる出産シーンでは父親のパーシバルの力み具合も合わさって心臓にかかる負担が凄まじいです。
出産間もなく心不全を引き起こし救急車で運ばれたジャケッタでしたが、ジャケッタを産んで亡くなった母親と同じ不幸には遭わず聖カスバートで処置されて意識もしっかりしております。
パーシバル団長の粋な計らいでナース・クレインのあんなにときめいた表情が見られるとは…(笑)
煌びやかなドレスを見に纏い、念願の空中ブランコに乗るナース・クレインが見られるのはまさにクリスマススペシャルならではという感じ。
娘に治療する事を明かし、サーカスは解散するつもりだと話すパーシバル団長でしたが、娘と父親とのサーカスで繋がった絆も強く、ジャケッタは3人の息子にサーカスの正式な洗礼を受けさせるつもりだと話しました。
これまで育てられなかった子供達にそれぞれ名前を付けて生きていればこうなっていたはず、としっかり空想の中で母親となり7人の子供達に愛情を注いでいたグロリア。
彼女の秘めてきた思いを聞いてやり、ついに待望の我が子を産み落としたグロリアを支える良き関係のシーラを見ていると、出産シーンの感動や音楽も相まって、これこそコール・ザ・ミッドワイフだよなぁ…としみじみ思います。
階段から転げ落ちて入院していたシスター・モニカですが、あくまでも病院側が楽をするために付けられた尿道カテーテルが外れていたりと行き届いた管理がない事に怒れるルシル。
シスター・ジュリエンヌに直接抗議してモニカをクリスマスまでにハウスに連れ帰り皆で世話をする事に。
慈悲の心とシスター・モニカへの愛情は誰よりも深いノンナートゥス・ハウスのメンバーで療養部屋を準備している光景はクリスマスに向けた楽しげな準備と重なります。もちろん部屋にはシスター・モニカが何より喜ぶテレビ付き(笑)
お決まりになった入浴剤のギフトにうんざりする高齢独身女性2人の友情と、誰にも文句を言われない大胆なクリスマスディナーも良かった。
シスター・ジュリエンヌは自身の座右の銘の一つ“捜せ、さらば見いださん”を実行に移し、閉鎖の危機にあるノンナートゥス・ハウスの来る未来から抗うかのように活動領域を広げるそうです。
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▼次回、エピソード3