海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン6　10話ネタバレ感想

第10話

あらすじ

3週間後に結婚することを発表したバーバラは花嫁介添人を選ぶことに。また、出産を間近に控えたシーラは担当助産婦を自ら選ぶことになり、ノンナートゥス・ハウスは陽気な雰囲気に包まれていた。三児の母であるウィルマは新しい仕事を始め、全てが軌道に乗り始めていた。夫のトレヴァーは息子を望むもののウィルマは仕事に専念したく、内緒で避妊薬を飲み続けるが肺に血栓ができてしまう。過去に避妊薬を飲み続けた人に血栓ができた事例があったため、避妊薬と血栓の因果関係が疑われる。そしていよいよシーラの出産が近づくが、胎児の方向が悪く難産が予想される。数々の妊婦の診察をしてきた彼女だが自身の赤ん坊は無事に産めるのか。 (C)CTM Productions Ltd. 2017

ネタバレ感想

父親から布教活動のためニューギニアに3年赴任すると報せが届き、父を心配すると同時に、幼い頃から信じていた自分の挙式を執り行うのは父だという夢が叶わない事に絶望するバーバラ。

トムに相談した結果、お互い3年も待つのは無理だという事で、急遽父親の赴任が始まる前に式を挙げる事となり、3週間後に日取りが決定しました。

妊娠後期でホルモンバランスが崩れていたシーラも、ナース・クレインの説得でついに正式に産休へ入ることを決めます。

ここで働く身内の特権だとして、好きな助産婦を選べるとナース・クレインが励ますと、感極まるほどの喜び方で「あなたは最高の親友よ」と返したシーラにてっきりナース・クレインを助産婦につけてもらうのかと思いきや、翌日ノンナートゥス・ハウスにやって来たシーラは無邪気にジュリエンヌをご指名。

ナース・クレイン自身も自分が選ばれると確信していたようで、プライドと親切心を傷つけられてしまう形に。

周りをよく見るバーバラは、そんな彼女の気持ちも敏感に感じ取っており、それだけが理由ではないのでしょうが、ナース・クレインに花嫁介添人を頼みます。

同室で何かと懐っこいバーバラと頼りになるナース・クレインは仲良さげでしたが、娘のような年齢の若者に正面から「あなたは人生最高の友達よ」と言ってもらえるなんてさぞ嬉しいでしょうな。

節約のためにと夜な夜なドレスを手縫いするため苦戦しているバーバラを見兼ねたヴァレリーが皆に相談して、ノンナートゥス・ハウスの全員が資金面での援助に喜んで協力してくれたのも良い関係です。バーバラの末っ子感が為せる技でもあり、何より自分のためというより周囲の人のために倹約に努めている健気さを知っているからこそ何かしてあげたくなるのでしょうね。

〈ウィルマ・ゴデンズ〉は家族計画診療を受けて経口避妊薬を処方してもらいますが、避妊に反対するであろう夫の〈トレヴァー〉には秘密にしています。

サリドマイドに続き、避妊薬の薬害がテーマとなっていて、肺塞栓症を引き起こしたウィルマは病院に搬送され、肺にできた血栓で息が出来ない状況との事。

気管切開で空気を取り込むしか方法がなく、同意を求めるトリクシーが深刻な顔で、子供達や会わせたい人を呼び寄せるようにとトレヴァーに話します。

気管切開はほんの数時間の延命措置だったらしく、青白い顔をトリクシーが綺麗に化粧してやり子供達は最後の別れを済ませるとウィルマは静かに息を引き取りました。

あっという間の出来事で、妻が避妊薬を飲んでいた事も、新たな子供を望んでいなかった事すらも知らなかったトレヴァーがこんな最悪の形で真実を知る事になったかと思うと辛すぎます。

シーラは難産の苦しみの末にジュリエンヌに励まされ、ターナー医師に見守られながら無事に男の子を出産しました。

挙式のためポプラーに到着したバーバラの父〈アーサー〉は、まさにバーバラの父親！という雰囲気で思わず笑ってしまいます。

皆の待つ教会へ入ってきたバーバラはまるでプリンセスのようで、あれっ、こんなに可愛かったか？と思うほどの輝きに満ちておりました。

誰もが心から祝福している様子も手に取るように伝わってきて尚更輝いて見えます。

普段は質素に神に仕えるトムも今夜ばかりは王子様そのもの。

香港から何の便りもなかったパッツィーも父親が亡くなり儀式を終えた後すぐに船に乗り込んだらしくやっと帰ってきてくれました。

早いものでもうシーズン6が完結してしまいました。1シーズンの話数が少ないもののエピソードごとの重みが半端じゃなくて一気見したのにもう何年も見ているシリーズのように感じます。