第1話 クリスマススペシャル前編
あらすじ
クリスマスに向けて準備を始めるノンナートゥスのナースたち。公民館で、「ジャックと豆の木」のパントマイムをやるため、ヴァレリーは、ヴァイオレットの店で衣装合わせをする。フレッドも中年女性の役で参加することに。
ネタバレ感想
しばらく日本では見られないと思っていたのに、当ブログ上ではシーズン4の感想記事公開すら追いついていないままにシーズン7がprimeで見られるようになっていて嬉しい驚きです。
ポプラーのクリスマスもシーズンを追うごとにより現代に近づいて来て1962年ともなるとかなりポップさが増してきております。
近年稀に見る豪雪で、パントマイムをする予定だった公民館の電気系統が被害を受けて建物ごと閉鎖されることに。
楽しみにしていたダンス教室の子供達のためはもちろん、『ジャックと豆の木』に出演予定だったヴァレリー、フレッド、衣装を仕立て上げてくれたヴァイオレットを始めとする皆のために代わりに使える施設を探すことになりました。
診療所ではバスが動いておらず病院に行けなかったという患者が石油ストーブで負った酷い火傷の手当てをしてもらいにターナー先生の元を訪ねてきます。
ロンドンの寒波はまだまだ続くらしく、道路は思うように通れないわ、トイレの水が凍って大惨事になるわ、という今の状況があと10日間は続くとの予想が発表され、もちろん空港は閉鎖中との事で、ドックリル先生と旅に出るはずだったトリクシーは休暇を返上する事になりました。
ヴァレリーのおば〈フローリー〉がパブの敷地を臨時で貸し出してくれたおかげで、間に合わせではありますが婦人科の診察も再開できそう。
ロンドンへやって来てまだ1週間だと言う〈リンダ〉も〈セルウィン〉に連れられ初めての検診に顔を出します。
セルウィンはリンダを妻と呼び求婚もしたらしいのですが、子供の父親ではないので未婚でトレーラー暮らしだとの事。
自分の子供でなくてもいいと承知で求婚したセルウィンの愛情は本物でしょうし、なんだかんだでリンダもその気持ちに応えたいように見えますが、妊娠8ヶ月にして破水してしまい早産に。
ヴァレリーがトレーラーに駆け付け無事に赤ん坊を取り上げたはいいのですが、赤ん坊の泣き声が聞こえてこなかったのが心配です。
深い積雪の中でフレッドとターナー先生が見つけたのは低体温症で凍死しているらしき人物の姿。
これがなんと火傷の手当てにやって来た〈ティラーソン〉さんだったのです。
人手不足でてんてこ舞いな中、なんとか連絡先を調べ、シスター・ジュリエンヌにティラーソンさんの妻〈メイベル〉が待つ自宅に行ってもらうも、メイベルも部屋の中でぐったりとしており嫌な予感が。
近隣住民の助けを借りてドアを壊して中へ入ると、低体温症で倒れてはいたものの息はあり、意識も取り戻す事が出来たメイベルにホッとします。
しかしこれから夫の死を伝えなければならないのか…と気が重くなりましたが、どうやらティラーソン氏はろくでもない夫であり父親だったようで、訃報を聞いた妻の反応はあまりに予想外なものでした。
息子は戦争に行った先でコレラに罹り既に亡くなっており、娘の〈アンシア〉もまた随分前に家出しているそうです。
父親からの性的虐待があった事が仄めかされていましたが、そりゃあ死んでせいせいしたかのような反応されますわ。
それでもシスター・ジュリエンヌはきっとアンシアの行方を探して父親の死を告げようとするのでしょうねぇ。
新婚で仲睦まじいトムとバーバラですが、トムに病気になった牧師の休職中の間だけ副牧師として、バーミンガムの教会を引き継ぐよう辞令が出たらしく、トムは「遠い地で飢えや苦しみを味わうならここがいい」と悩める様子だったのもどう結論を下すのか後編に持ち越しです。
Call the Midwife [ Jennifer Wort]
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▼次回、エピソード2