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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン4 1話ネタバレ感想

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エピソード1『第六十四卦』“Hexagram 64”

あらすじ

ジュリアナ・クレインは新しい世界にいる。田上が暗殺され、木戸警部は犯人捜しを始める。黒人共産反乱軍を疑った木戸は、彼らを厳しく追及していく。ジョン・スミスはワイアット・プライスと仲間の反乱分子を捕らえるため、中立地帯へ侵攻する。さらに娘たちを連れ戻すため、ヘレンの元へ行く。

ネタバレ感想

このシーズン4がファイナルだそうで、やや中だるんではきたものの、ここまで来たなら残り10話でどう話を畳むのか見届けねばなりません。

肩を撃ち抜かれながら瞑想で別世界に飛んだジュリアナは、なんとあちらの世界のジョン・スミスに助けられることに。その傍らにはトーマスの姿も。

そして突然の1年後という急展開。

かなりの規模の葬儀が行われており、天皇が亡くなったのかと思いきや、なななんと!田上大臣の遺影で衝撃です。

レジスタンスなのかナチスの手先なのか、とにかく暗殺者の銃弾に倒れこの世を去ってしまった田上大臣。この人だけはラストまで生き残って色々と見届けるのだろうと思っていただけに残念です。

田上大臣と共に日本の行く末を案じていた皇太子妃から、木戸警部になんとしても暗殺犯を見つけ出すよう直々にお達しがありました。

ドイツ軍はついに日本との協定を破って中立地帯のデンバーへ侵攻したらしく、レジスタンスとの争いはヘリや戦車まで出てくるレベルの本格的なものに発展しております。

親衛隊から名指しされるほどワイアットも盛んに活動しているらしく、かなりくたびれてワイルド感の増した姿に、経過した年月の長さが現れているようです。

仲間内からの信頼も厚く、リーダーとしてチームを引っ張っていたワイアットですが、物資が不足する中大量のフィルムも失った上に、大勢の仲間も殺された事で心が折れかけ、抵抗活動そのものを終わりにしようとまで考えている様子。

しかしレミュエルからの説得を受け、近頃頭角を現してきた黒人共産反乱軍“BCRとやらから武器を流してもらおうと仲立ちを頼みました。

黒人差別も酷く、田上大臣の暗殺犯として疑われ罪のない人々が連行されていったりとBCRは特に日本との関係が悪いみたいです。

反骨精神も凄まじく、男も女も関係なく憲兵隊の目を掻い潜り武器を集め、創始者〈エクイアーノ・ハンプトン〉による、日本への反逆計画が目前に控えているBCR

レミュエルの仲介でBCRの女性〈ベル〉に話をつけるみたいですが、一筋縄ではいかなさそうな気配がします、

 

別世界に1年も居るらしいジュリアナは、トーマスを補佐につけて合気道の師範となり子供達に瞑想を教えます。これで子供達が別世界に飛んでしまったらどうするのでしょう。

瞑想に入って心の拠り所を探せばそこには卦に勤しむ田上大臣の後ろ姿が。その田上大臣が元の世界で暗殺されたとは知らずにいるジュリアナ。田上大臣が砂に書き記したXXVというメッセージを瞑想中に受け取りました。

瞑想の中の田上大臣が導き出したのは、第六十四卦で、未完成の意味を持つ『未済(びせい)』…つまりはまだ終わっていない、と。

トーマスだけでなく、アメリカンな雰囲気が全く似合っておらず違和感しかないヘレンにも良くしてもらい、結局こちらの世界でもスミス家と密な関係にあるんですね。

元の世界のスミス家は離散したままで、ヘレンの弟〈ハンク〉の農場で女三人が暮らしています。

とは言え、ジョンとも絶縁した訳ではなく、定期的に仕事の合間を縫ってお忍びで家族に会いに来ているようです。

辛抱強く帝国に戻るようヘレンを説得していたスミス元帥でしたが、もはやナチスの洗脳が解け、どうしても帰るつもりがないと分かると、ジェニファーとエイミーに荷造りをさせて二人の娘達を飛行機に乗せて連れ帰りました。

娘達から「ママも一緒に行こうよ」と言われてもこの場から動くことが出来ず、涙ながらに送り出すヘレン。誰も悪くないだけに後味が悪いなぁ…。

 

ちなみに、木戸警部の息子は憲兵隊に入隊し、伍長として父親と共に任務に出ることもあるみたいですが、黒人を痛め付ける上官に酷く動揺している様子でした。

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▼次回、エピソード2

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