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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン3 7話ネタバレ感想

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エピソード7『不均衡』“Excess Animus”

あらすじ

ジュリアナは大ナチス帝国の計画を阻止すべく行動を起こす。その過程で、彼女は古い友人たちと再会する。危険だと知りながら、セルマとニコールは関係を深めていく。スミスは大ナチス帝国が別の世界への進出を目論んでいることを知る。田上はフィルムと、別の世界へ行ける自分の能力について明かす。木戸はチルダンから重要な情報を聞き出す。

不均衡

不均衡

  • メディア: Prime Video

ネタバレ感想

日本人だと認められなかった事で、ナチスに加担する形で憲兵隊を裏切っていたナカムラへの制裁は、頭に一発一思いに…ではなく、銃剣で次々とブッ刺していくというえげつない処刑法が取られました。

 

急に躁状態に入ったかのように鬱の症状が回復していたヘレンですが、なんと主治医と不倫関係にハマっての変化だったようです。

スミスに家族もろとも脅されて反撃の材料を作るためにヘレンを誘ったのでしょうか?

それともあれは、夫との距離がどんどん離れていくヘレンの欲求不満が見せた妄想の出来事だったのか?

 

マシンを使って“膜”に穴を開ける事で、別の世界に通じる入り口を作る【ニーベンベルト計画】は、初期段階ながらマシンの試作機は完成間近で、既に被験者を使った実験をしたのだとか。一瞬で分解されて死ぬ未来しか見えませんがこんなイカれた実験の被験体になりたいと希望した者なんて本当に居るのでしょうか?

この計画の情報を仕入れたジュリアナは、ラッカワナ炭坑に行ってなんとしてもマシンを壊すつもりらしいのです。

ベンゼンと合流し、フィルムも別世界の話も何もかも初見のワイアットは困惑しきりですが、帝国に戻るつもりのジュリアナに新たな身分証を用意してくれるようで、意外とお人好しなのかもしれません。

仲間を募るために、通報の心配をせずに話を聞いてもらえる聖テレジア教会をアベンゼンから紹介されたジュリアナ。まさかのフランクと再会か…!?

聖テレジア教会では、返り討ちにして殺してしまったユダヤ狩りの男の仲間と思われる二人組が行方を探りに来て嫌な予感がプンプンの状態で、厄介ごとを持ち込むジュリアナまで受け入れる羽目になるなんて(笑)

ライラから1泊の許可を貰うと早々に敷地内でフランクの姿を目にしたジュリアナ。信じられない表情でかつての恋人に近付きます。

お互い待ち望んでいた再会のような感動に続き和やかなムードが流れますが、これまでの二人それぞれの軌跡を考えるとどこか違和感が拭えません。

エドとジュリアナの再会時のハグはかなりしっくり来るものがあったし良かった良かった、と素直に思えたのですが。

二人ともあまりに変わり過ぎて今さら元には戻れまい、と思っていましたがその読みは甘く、使命感に駆られるジュリアナレジスタンスとして覚醒したフランクここに来てようやく意見が合致します(笑)

「私たちなら終わらせられる 今こそ人々にあなたの絵で恐怖を見せるの」「君はフィルムで仲間を募る?」とノリノリな二人。

コミュニティを出てジュリアナと一緒に行く事には消極的なフランクですが、まあその役目はフランクが無理ならワイアットが務めるでしょうし。

ライラにキスされドギマギしていたサンプソンは、賞金稼ぎの情報を仕入れるためデンバーのバーに行くのですが、そこで闇取引をしていたワイアットが目に入ります。ワイアットはジュリアナの偽IDを用意してもらうために馴染みの取引相手と交渉しているようですが、微妙なすれ違い方です。

そして、バーには探していた賞金稼ぎの二人組も入ってきて、懸賞をかけられていた隠れユダヤ教徒をその場で撃ち殺す男達。思っていた以上にヤバい奴らで、ますます聖テレジア教会の危機が迫っております。

偽IDと言えば、ナカムラを始末した木戸警部も、ナチスとの取り決めで互いに捜査に入る事が禁じられている中立地帯に入るため、ヤクザに偽の身分証を用意させました

中立地帯に乗り込む前の情報収集も抜かりない木戸警部。

我が家に戻ったはいいが骨董品ごと店を乗っ取られ取り合ってもらえず、娼婦を買えばオプション料金を払わなかったと言い掛かりをつけられ用心棒にボコボコにされ、ヤケクソになり店に押し入ってところで警察を呼ばれた不憫なチルダを縛り上げて、かつてスパイとして使っていたエドが中立地帯のどこで誰と居るのか情報を吐かせました。

 

木戸警部に中立地帯で捜索中のジュリアナの身柄をナチスに引き渡さないよう頼む田上大臣。

その見返りとして木戸警部はどうしても腑に落ちなかったトルーディの件について訊ねます。

そして木戸警部も、別の世界が存在することや、田上大臣自身が旅人であり、開戦まで秒読みだったナチスを牽制する決め手となった原爆実験のフィルムを持ち帰ったのも田上大臣だったと知ることに。自分が殺したはずのトルーディをまた逮捕したという時点でだいぶSFを目の当たりにしていたからか、とにかく受け入れが早い(笑)

ジュリアナが現在、別の世界を侵略するためにナチスが作っているマシンの計画を阻止するために動いている、と聞かされた木戸警部。

いよいよ憲兵隊の後ろ盾まで得られそうな気配です。それにしてもジュリアナは計画阻止のための具体的な作戦は用意しているのでしょうか?

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▼次回、エピソード8

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