海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン6　7話ネタバレ感想

第7話

あらすじ

人手不足のノンナートゥス・ハウスだが、軍で看護師経験のあるヴァレリーが仲間に加わることになった。早く仕事に慣れたいヴァレリーは初日から定期往診を担当する。フレッドの親戚のアイビーは、ダウン症の息子レジーを溺愛し暮らしてきた。しかし、ある日アイビーは出先で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。フレッドは一人残されたレジーにとって最適な居場所を模索する中でリンチミア病院の見学へ行くが、そこで予想外の事実を知ることになる。臨月のウィリアムズさんは歯周炎がひどく、このまま出産に臨むのは母子ともに危険な状態。トリクシーは歯科医ドックリル医師と協力して歯医者嫌いのウィリアムズさんの治療に付き添う。(C)CTM Productions Ltd. 2017

ネタバレ感想

フレッドの従姉妹で仕立て屋の〈アイビー・ジャクソン〉が、知的障害を持つ息子の〈レジー〉を遺して教会で突然死してしまいます。

葬儀が終わるまではフレッドが自宅に連れ帰り面倒を見てやる事になりましたが、ヴァイオレットの戸惑いも当然です。聖ギデオンは既に閉鎖し、21歳で成人済みのレジーを引き取ってくれる適切な施設は無いようですが、フレッドから相談を受けたシーラがなんとかして探してくれる、と。

しかし、慣れない家で留守番をする事になったレジーは、ガスをつけたまま郵便を取りに外へ出てしまいそのまま鍵が閉まり閉め出される状態に。

シーラに相談に行っていたフレッドの帰りは早く、家が吹き飛ぶ前にガス漏れに気付いてくれてホッとします。

レジーも、一人で元の自分の家まで歩いて帰っていたところをフレッドに保護されて無事でした。

精神病院のリンチミア病院からはレジーを受け入れると書類が届き、気が進まないままに唯一の選択肢である精神病院に見学へ行く事にしたフレッド。庭仕事仲間になりすっかりレジーと仲良くなったシスター・モニカも同伴しますが、そこでシスターがとんでもない事実に気が付きます。

なんとシンシアがここに収容されており、鍵付きの部屋に半ば閉じ込められるようにして生気の失われた顔で佇んでいたのです。

あまりにショックな光景にモニカは泣き喚き、フレッドも動揺を隠せないままに急ぎノンナートゥス・ハウスにこれを報告に戻りました。

その頃症状の改善が見られないシンシアにはEC T〈電気痙攣療法〉が「最適な治療」として勧められており、必死に拒絶するシンシアの意思など尊重されそうもない気配です。早くジュリエンヌが修道院本部に掛け合い、シンシアが救い出される時が待たれます。

フレッドは見学に行ってなおさら精神病院にはレジーを入れられないと決意が固まり、最初は扱い方が分からず面倒を見られないと言っていたヴァイオレットもレジーと触れ合ううちに態度を軟化させてきました。

このままフレッドの家で引き取るのかと思われましたが、シーラが新聞に載っていたグラスハウス・ビレッジの記事を見つけ、色々と調べてくれたようです。

グラスハウス・ビレッジは、緑豊かな田舎のコミュニティで、障害を持つ人々が24時間駐在する専門スタッフの元で働きながらお金を稼いで自由に暮らしている場所だそう。

懐疑的なヴァイオレットでしたが、「僕は働きに行かないし友達がいない」とぼやいていたレジーを見ていたフレッドは「同じ境遇の友達が必要なんだよ」と彼が自立できるチャンスにかけて見学へ向かいます。

想像以上に良い環境で、レジー自身も自らの意思でここを選んでくれました。

妊娠8ヶ月の〈ウィリアムズさん〉は深刻な歯周炎を患っており、膿瘍による激痛に悶絶しながら夫にペンチで歯を抜けと迫っておりますが、素人にそんな技術も度胸もありません。

夫からの連絡で早めの陣痛が来てしまったのかと駆け付けたトリクシーが事情を知ってターナー医師に診せますが、あまりに酷い状況で歯科医を紹介される事に。

それでも歯医者に怯え、診察をすっぽかしたウィリアムズさんを見かねたトリクシーが、ちょうど子供達の歯科健診をするため診療所に来ていた歯科医の〈ドックリル先生〉を連れて来ます。

どうやらトリクシーに気がある様子のドックリル先生は、少し口内を見てから設備の整った医院に来てくれるよう話し、不安がるウィリアムズさんにトリクシーの付き添いを頼みました。

トリクシー同伴で歯科医に出向くと、なんと！というかあの状態ならやはり？なのか、全ての歯を抜歯する事に。

「痛みから解放されるし麻酔で良い夢を見ている間に終わりますよ」と患者を不安にさせないよう軽やかに話すドックリル先生は、ウィリアムズさんがさすがに歯が無くなるなんて惨めだと感じていると「今日中に義歯を用意します」と気遣いも合格です。これはトリクシーと良い仲になる気配しかありません。

抜歯手術当日にもトリクシーが付き添い、あっという間に抜歯は終わりますが、まだ出血を止めている段階で破水してしまい、ドックリル先生の補助の元そのままトリクシーが赤ん坊を取り上げました。

子供も生まれ、義歯をつけてもらい女優並みの真っ白な歯に生まれ変わったウィリアムズさんは心からの笑みを浮かべて帰っていきました。

ドックリル先生改め〈クリストファー〉もトリクシーを夕食に誘い、万事ハッピーな結果に。

バーバラとトリクシーがお互いのデートに向けてウキウキしながら準備し、着飾った二人が一緒にノンナートゥス・ハウスの玄関から出てきてそれぞれの相手とデートに向かう日が来るなんて。なんだか感慨深いものがありますし、こうなってしまった以上やはりトリクシーには副牧師よりオープンカーでお迎えにあがる歯科医の方がしっくりくるかもしれません(笑)

ターナー一家も今の手狭な家からなかなかの豪邸に新居を移す事を決め、ウィニフレッドはナース・クレインから運転を教わりたいと志願しなんだか楽しそう。

Call the Midwife [ Jennifer Wort］