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劇場鑑賞≫≫A Quiet Place Part II クワイエット・プレイス 破られた沈黙

映画チラシ『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』5枚セット+おまけ最新映画チラシ3枚

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

あらすじ

生まれたばかりの赤ん坊と耳の不自由な娘のリーガン、息子のマーカスを連れ、燃えてしまった家に代わる新たな避難場所を探して旅に出たエヴリン。一同は、新たな謎と脅威にあふれた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えてさまようが……。

エミリー・ブラント主演で、音に反応して人類を襲う“何か”によって文明社会が荒廃した世界を舞台に、過酷なサバイバルを繰り広げる一家の姿を描き、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー「クワイエット・プレイス」の続編。

 予告動画 


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主人公エヴリンをブラントが演じ、リーガン役のミリセント・シモンズ、マーカス役のノア・ジュプも続投。新キャストとしてキリアン・マーフィジャイモン・フンスーが加わった。監督・脚本も前作同様、ブラントの夫で前作で夫婦共演もしたジョン・クラシンスキーが再び手がけた。

ネタバレ感想

延期が続いていたクワイエット・プレイスの続編がようやく公開に。

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前作のようにほぼほぼ音のないシーンが続くのかと思いきや、なんと序盤から車が走っているし街も機能しており『おや…?』となる始まりです。

開始30分弱は、前作よりも更に前の時系列、『1日目』つまりあのモンスターが出現した日の経緯が描かれるわけですが、何より気になるのが子供の成長の速さ(笑)

幼い少年が薄ら髭すら生えているお兄ちゃんになっております。時系列が戻っても、てっきりしばらく後の話になるもんだと勝手に考えておりましたが、前作の直後のお話ではないですか。

今まで住まいにしてきた農場の家が焼け落ちてしまった事で、主人を失った一家は移動を始めます。

早々に出会ったのが、冒頭でも出てきた〈エメット〉が潜伏するテリトリーで、なんだかよく分かりませんが、亡き〈リー〉の上げ続けた狼煙に気付いていたそうです。『あの谷底に行くけどなんかあったら合図するからな!』みたいなやり取りがあったのでしょうか?

どちらにせよ生き延びた人間の醜悪さを目の当たりにして人間不信に陥っているエメットは助けに来るつもりな無かったそうですが。

元々の友人と出会ったり、例の薬局まで息子の薬と赤ん坊の酸素ボンベを調達しに行って帰って来たり…いや、そんな狭い行動範囲での出来事だったんかい!

子連れでの徒歩移動と考えると現実的な範囲なのかもしれませんが。

 

とにかくお姉ちゃんが有能かつ行動派で、何故か単独で助けに行かされたエメットと合流し、補聴器を使って海の向こうまでラジオ放送流しに行こうぜ!チームと、赤ん坊、深傷を負った息子、母親で留守を守りつつ薬を回収せねば!チームに分かれます。

一瞬エメットが裏切ったかと思われた時の絶望感が半端なくて、意外と簡単に出て来てくれた時には一周回ってガッカリ感すらありました。

その後、ボートを見つけるも他の生存者コミュニティに嵌められた時の『ダイブ』の手話が冒頭と繋がるところには、おぉ〜と盛り上がります。

それにしても卑怯な手で殺されかけたとは言え、追い討ちで太腿グサーッはやり過ぎだろ(笑)

海を渡ればキャンプファイヤーなんかして普通に生活している人々が居て呆然とするシーンも、実はあの界隈だけが隔離された特殊な地域で、『何らかの陰謀論』だとか『あのモンスターの関与が全くなく、存在すら誰も知らないレベル』だったとかかとワクワクしましたが、そんな真相もなく、単純に彼らは生き延びて非難してきた人間でモンスターは泳げない、という話らしいです。

下手な裏切りもなく、ただただ良い奴だった黒人のおっさんは呆気なく殺され過ぎだし見捨て方もアッサリし過ぎて捨て駒感が酷過ぎる。

ラストには子供達が成長して大人を守るようなシンクロの見せ場があるのですが、はよヤッてまわんかい!!ともどかしさはマックスに(笑)

 

今回は終始無音で張り詰めた前作の絶望感とはまた違って、ガンガン音も出るしいざとなった時のかなり有効な対抗策も持っているのでハラハラ感は前作には及びません。

ただその分、息苦しさとか生きるか死ぬかの極限状態で倫理観が失われた人間の様だとか違ったタイプのハラハラ感で補填してきた感じがします。

 

エンドロール中になって、ラジオで流れた『ビヨンド・ザ・シー』に隠された本当の意味に気付いたのがお姉ちゃんだけだったという点に関して、有名過ぎる歌はタイトルも周知で聞き流してしまうも、生まれつき耳が不自由で音楽と縁がなかったからこそタイトルの意味に引っ掛かったのか…?と気付いてまたまたおぉ〜と盛り上がりました。内心で。

 

そもそもあのラジオ放送で駆逐できたのかとか、あのモンスター達には何らかの目的があったのかとか、病みエメットが隠していた白骨死体の掘り下げとか、単純なその後の展開とか…いくらでも続けられそうな雰囲気なので、またまたの続編も無くはなさそうです。

評価(平均点高めの設定です。)

  4.1 /5 点!

 

概要

監督:ジョン・クラシンスキー

時間:1時間37分

配給:東和ピクチャーズ

公開日:2021年6月18日

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