エピソード3『犠牲』“Sacrifices”
あらすじ
ジャックのチームは調査のためメキシコへ向かう。ライトは自身の問題解決のカギとなることを願いながら、ナイジェリアの事件の解決のため現地へ赴く。
ネタバレ感想
大統領暗殺事件から3週間が経過してもラゴスでは暴動が続いており、アメーはオコリ暫定大統領の座を狙っているとの報道も。
そんな不安定極まりないナイジェリアに、現地の情勢に詳しいアデを伴って向かうエリザベス。CIA長官の移動ともなると自家用機を出すのか。
〈ティン〉から呼び出されたチャオ・ファは、予想外の積み荷が届いたから確認するよう言われております。その積み荷というのはどこからか連れて来られた若い女性達で、銀蓮会の上層部は人身売買にも手をかけているということか。
ソー・ワイはチーの弟で、チャオ・ファからすれば側近であり義理の弟にあたる存在。ティンはチャオ・ファの裏切りの気配を感じ取ってわざわざ呼び付けた節があるようですし、ソー・ワイもチャオ・ファの異変に気が付き始めている様子。ただ、姉のためなら死ねると言い切るほど姉思いなので、いっそ味方に引き入れられないものか。
上院情報委員会に疑われている自分こそが脅威になり得るから、エリザベスを巻き添えにしないためにもCIA副長官の座から退かせて欲しいと大統領に頼むライアン。最適な後任として自身の代わりに推したのはもちろんグリーア。確かにライアンよりはよほど適任でしっくりくるのですが、これ以上仕事を忙しくして、ただでさえ悪そうだった元妻との間の息子からの評価が取り返しがつかないレベルまで下がってしまうのでは……と心配ですが。
ラゴスに到着したエリザベスは、オコリ大統領と会って話していると、そこにアメーが現れたではないですか。世間的に敵対関係にあるとされている2人ですが、前大統領暗殺の件で潔白を証明するために手を組んだのだそう。
わざわざCIA長官代理を呼んだのは、真の暗殺犯を突き止めてくれという目的があったからでした。自国でどうにかせい(笑)
襲撃部隊の携帯が見つかったから通話相手を調べてくれと副長官の座に就いたグリーアに電話で頼むエリザベス。
パトリックに通話相手を調べさせたところ、ベセスダのビズハブ社と繰り返し通話していることが判明したので早速現地に行ってみるグリーア。該当の番号は受付のもので、ここにかかってきた電話は奥にある利用者の共同オフィスに繋ぐことになっているそう。
直近の利用者リストを手に入れたグリーアをウォルターズが監視しております。
逃亡準備中のシャベスはマリンの父親でもあるおじを連れて雲隠れしようとしていたところ、ノーベンバーに見つかり一触即発の空気に。
腕のタトゥーにある数字の羅列からカトリック教会の記録を調べて中部カリフォルニアの住所をライアンが特定していたそうです。
ライアンが到着する頃にはすっかりシャベスやおじさんと打ち解けて談笑しているノーベンバー。このコミュ力を少しでいいからライアンに分けられれば……(笑)
ライアンはシャベスに、どうしてもチャオ・ファを見つける必要があると頼みます。
銀蓮会の監視を掻い潜り連絡先を知らないチャオ・ファと会うには、彼の関わった取引を辿って全て破綻させることで合図を送るしかないというシャベス。これまた気が遠くなりそうな作戦です。
まずはマリンがチャオ・ファと出会った“市場”を調べるためマリンのいるメキシコへ。
メキシコへ行ったあの日、姉とベヌが家を出たことを警備から聞いており、メキシコから帰って来て以降チーもチャオ・ファも様子がおかしい、組織を抜ける気でいることに気付いているんだと本人に告げるソー・ワイ。
その上で、チャオ・ファのことは逃してやる、ただし出国すれば命が危ないので姉と姪は自分とここに残すと言います。チャオ・ファは、自分達と一緒に来て支えろと説得しますが、ソー・ワイは頑なに組織を抜けるつもりはないらしく、「人身売買が後ろめたくて姉を危険に晒すなら俺が姉を守る」とのこと。チャオ・ファは「お前に従うよ」と納得した素振りを見せた矢先にソー・ワイを撃ち殺しました。まぁ、ついて来てくれない、妻子も引き渡してくれない、となれば出し抜くにしてもいつどこで情報を洩らすか分からない身内は邪魔でしかないか。チーがこれを知ってどう思うのか。
カルテルと組んでいるであろうモラレス警部補にバッグいっぱいの札束を渡して、マリンと会うため港に潜入させろと買収したシャベス。
準備してもらったメキシコ連邦警察の装備に大興奮のノーベンバー(笑)
マリンを誘き出すためにモラレス率いるチームが港に踏み込むので、ノーベンバーとライアン、そしてシャベスもそこに加わります。
案の定、派手に踏み込んで港の積み荷を押収しているとマリンが駆け付けてきたので、既に隠れているシャベスやライアン達のところまで連れて来るモラレス。
その場でノーベンバーがライアンとマリンの写真を撮り、ここでの話を口外すればCIAと一緒に居る写真を流すと脅し、シャベスはとんでもない拷問で手っ取り早く市場の場所に関する情報を引き出しました。どっちが悪の組織なんだか(笑)
クロアチアのドブロブニクで〈ヨシップ・オラフスキー〉という責任者が市場を開くのだそう。このオラフスキーという男はノーベンバーの知り合いが仕事をした相手だとか。ノーベンバーもグリーアレベルに顔が広い男です。シャベスはマリンの携帯も取り上げており、ここにはチャオ・ファの連絡先もバッチリ入っておりました。
次なる目的は、ドブロブニクの闇市場に現れるだろうチャオ・ファとの接触、そして、クロアチアからメキシコへ通じる航路を遮断することだとエリザベスに連絡するライアン。公聴会で注目が集まり、下手に動けないエリザベスに代わって暗躍するため副長官の座を退いたという経緯なはずなのに、エリザベスと今更なやり取りがありました。エリザベスはライアン退任の理由が他にあるとでも思っていたのでしょうか?
オフィスで言えばいいものを、わざわざカフェで待ち伏せてミラーの用いた暗号を解読し、ビズハブと関わりがないかも調べてくれとパトリックに頼むグリーア。
夜中、グリーアの自宅を訪れたウォルターズは息子と接触したことをチラつかせて、これ以上の捜査はやめろと脅して去って行きました。
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▼次回、エピソード4