エピソード5『ウーコン』“Wukong”
あらすじ
チャオと彼の家族をミャンマーから救出する計画に壁が立ちはだかる。一方、ワシントンD.C.にいるグリーアは衝撃的な結論にたどり着く。
ネタバレ感想
偽造パスポートでミャンマー入りするライアン達3人。チャオ・ファの協力も得られることになり、入国後ノーベンバーは1人別行動でウーコン・パレス・カジノへ。
チャオ・ファから入金してもらった軍資金で大勝ちすることで責任者のチャオ・ファに目を付けられる、という自演をしながらご対面を果たすノーベンバーとチャオ・ファ。
時間差でライアンとシャベスが待機している部屋にチャオ・ファが来る算段が取れ、約束通り現れたチャオ・ファは全ての警備システムを通過可能なカードキーを渡して、カジノの金庫室にある残りのトリガーを回収して破壊してくれと頼みます。カジノの詳しい見取り図も持って来ていて用意周到な上、警備事情も網羅しているので指示も的確。チャオ・ファは金庫室でライアン達の到着を待つという計画が進められることに。
ちょうどキャシーもWHO関連の仕事でミャンマーの雲南飛行場に到着しており、何も知らないキャシーをナイジェリア支援財団という表の顔で迎えて難民キャンプまで連れて行ったのはチャオ・ファを呼び出していたあの女ボス、ゼヤラです。
チャオ・ファは、トリガーを用いた計画の発案者はゼヤラであること、そしてキャシーもミャンマーに来ており、彼女はライアンを誘き寄せるためのおとりとして連れて来られたという話をライアンに聞かせます。罠だからほっとけというにしても、ちょっと言い出すの遅くないですか?笑
案の定殴り掛かってお怒りモードのライアンですが、ゼヤラに脅されて電話をかけてきたキャシーからの着信は取らんのかーい(笑)いや、ここで電話に出られてもそれこそカジノ侵入計画が全てパァで全員死ぬという最悪のルートになりかねないわけで、正解の選択ではあるのですが。
作戦が開始され、ノーベンバーは貰ったカードキーで電気室に入り、電力を制御不能に。予備電源が入るまでの30秒間が勝負です。
事前に監視カメラで敢えてライアンを見つけておき、警備を総動員で向かわせている隙にチャオ・ファは重要データを盗み出して警備システムをロックアウト。これで4人以外が持っているカードキーが使用不可の状態に。
襲撃されたから狙われている金庫室へ急ぐとゼヤラに報告の連絡を入れ、堂々と持ち場へ急いだチャオ・ファは、金庫室内で部下を撃ち殺しライアンとシャベスと合流しました。
ゼラヤにビデオ通話をかけたライアンとシャベスは、チャオ・ファに銃を突きつける芝居をし、キャシーを連れて来なければ金庫室にあるトリガーを一つ残らず破壊するぞと脅します。
何でもこいなノーベンバーは電気室での任務を終えたその足で屋上へ向かい、準備してあったヘリを操縦してゼラヤ達のところへ先回りしておりました。
茶番電話でキャシーとゼヤラ達がカジノに向かうため出て来たところを狙い撃ちし、護衛の車は派手に炎上させております。キャシーが乗ってたらどうすんだ(笑)
ここでキャシーだけが車に残されてゼヤラが早々に避難したことも、計画なんて知らないはずのキャシーがその隙に車から降りて見張りを撃ち殺して逃げてこられたのも、偶然の重なりでしかないのになんてやっつけな救出作戦なのか。無理くりヒロイン拉致パート挟む必要なかったのでは……?しかも救出したのはキャシーからしてみれば何の関係もないおっさんですよ(笑)
相変わらずのご都合主義展開で大方上手くいきましたが、チャオ・ファの自宅ではティンの部下が妻子を見張っているとのこと。
運転するチャオ・ファがノーベンバーとの合流地点である飛行場に向かっていないことに気付き、家族が人質になっている状況なので2人を迎えに行こうとしていると分かった瞬間のライアンの諭すような物言いよ(笑)自分はキャシー奪還のため協力してもらっといて、協力者の身内のことは「いいか、すぐに部隊が追ってくる」なんて言って見捨てようとしましたよね?なーにが「いいか」だよ。危険も承知の上に決まってんだろ。大義のために天秤にかけて考えろみたいな含みがありましたが、自分が逆の立場なら絶対にブチギレて暴走する奴なのに。
アメリカにとっても何より大事なのは情報で、それをまだ全て話していないチャオ・ファの「国を救いたいならまず私の家族を救え」というもっともな言い分に渋々の表情。なんだこいつ(笑)誰のおかげでここまで上手くいったと思ってんだ。
急いで自宅へ帰るも、チーとベヌの姿は見えず、見張りすら誰もいません。携帯は置いていかれているわ、娘が大切にしていたぬいぐるみもあるわで最悪の展開が過りますが、ここでライアンがほんと早々に『御愁傷様』的な表情でさっさと諦めている感を出しているのが猛烈に腹立たしい(笑)目伏せてんじゃねぇ(笑)
どういう状況か不明ですが、しっかり無事で庭に隠れていた2人が出て来てすぐに避難するぞ、と動き出します。しかしこの謎だらけの状況は罠でしかなく、油断させて遠くから見張っていたティン。娘のぬいぐるみを持ってこようとしたチャオ・ファが狙撃されるという事態に。即死は免れたのが不幸中の幸いですが、死んでもないのに迷いなくその場に置き去りとはなぁ。撃たれたのも腹部だし、応急処置でなんとかならんものか。
シャベスがチャオ・ファにチーとベヌを必ず逃がすと堅く約束したのは良かったですが。チャオ・ファ、結構良い奴だったので残念です。最終的にティンと刺し違える自爆でケリをつけるとは……無事に家族と脱出出来ればなぁ。無念。
飛行場に到着してノーベンバーやキャシーと合流したライアン達。迫り来る追っ手を見て、ライアンはキャシーと悲劇的な抱擁を交わして「離陸する時間を稼ぐ」と飛行機に乗せるのですが、ライアンだけじゃなくシャベスやノーベンバーも当たり前に残って戦っているもんでやや拍子抜け。あっさり時間稼ぎしてヘリで撤退できてますしね。まぁ、無事で何よりですが。チャオ・ファと妻子は本当に今生の別れになったんやぞ、と思うと何故かライアンに文句を言いたくなってしまうのです。
入院中のグリーアには、ナイフの血を軍の記録と照合した結果が出たとパトリックから連絡があり、〈ウィリアム・ジェームズ・タトル〉の名前が浮上。ウォルターズじゃないのか。更に情報を洗わせて、自分は病院を抜け出すつもりです。息子に車で迎えに来させるヤンチャ親父はそのままビズハブ社まで送ってもらい、受付の陽気な男に銃を見せて脅し、ウォルターズの住所を調べさせます。
エリザベスはドミニクのための支援基金について詳細を得るため、青少年育成アカデミーに足を運び支援者は匿名だと聞くも、記念の棚の中にあった写真の中に見知った人物がいると気が付きます。すぐにグリーアにアデ・オソジのダミー会社だったと連絡。
燃料切れでタイに着陸したライアンは、グリーアに電話をかけてキャシーとチャオ・ファの妻子をアメリカに逃したから後のことは宜しく頼み、トリガーは破壊したけれど他にも積み荷があるはずでそちらを片付けなければならないと報告しました。
ただ、追っ手からは逃げ切れておらず、ノーベンバーが被弾してしまいます。
山と海から挟み撃ちにされ、こちらの戦闘要員がシャベスとライアンのたった2人では余りにも不利な状況。
ウォルターズの住所に向かったグリーアに、エリザベスはSWATの応援を派遣してくれて一気に突入です。捕らえたウォルターズが監視していたライブ映像には、今まさにタイで絶体絶命のピンチを迎えているライアンの姿が映し出されているではないですか。
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▼次回、エピソード6