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海外ドラマ≫≫Sebastian Fitzeks Die Therapie セバスチャン・フィツェックの治療島 シーズン1 5話ネタバレ感想

セバスチャン・フィツェックの治療島: 予告編

エピソード5『目覚め』“Die Rückkehr”

あらすじ

ヴィクトル・ラーレンツはアンナ・シュピーゲルと最後に会うためパルクム島に戻る。娘との関係を修復したロートは、ヨーズィ失踪の真相に一歩近づく。

ネタバレ感想

自殺を図ったヴィクトルの第一発見者はたまたま訪ねて来たロート医師で、大量の薬を飲んだ形跡を見て慌てて救急車を呼んだいたようです。

それから2年間に渡り昏睡状態だった患者を目覚めさせたとは言え、法的にアウトな手段を取ったロート医師は病院を解雇され、手厚い退職金と次の職に繋げるための良好な勤務評価を約束する代わりにこの病院に関して一切口外するなと同意を迫られます。即答で断りましたが。

すっかり友情が芽生えたメルゲントハイマーさんだけが別れを惜しんでくれて、「最後に一つだけ頼みがある」と言ってヴィクトルと話をさせてもらうロート医師。

自殺未遂当日の話を思い出すよう言い、朦朧とした状態で「許してくれ……」と呟いたのは何に対しての謝罪なのかと問い掛けます。分からないし、娘を捜すことを諦めたことへの謝罪かもしれないと答えたヴィクトルでしたが、「ヨーズィは家にいると不調を感じたとミラが言ってた」と話し始めるロート医師。なるほど、ミュンヒハウゼン症候群的な?

アンナ・シュピーゲルはヴィクトルの潜在意識の産物で、彼女の存在が意味するのは何なのか、そしてあの劇場のポスターはヴィクトルにとってどんな意味を持つのか、この問い掛けに答えられず、真実を知るためにもう一度パルクム島に行かせて欲しいと頼むヴィクトル。

やはりカタリーナはヴィクトルの母親で、彼女もまた精神的に不安定で孤独な人でした。

 

ヴィクトルはベンイェに頼んで携帯を貸してもらうとウォルフガングに連絡し、マスコミに声明を出すと言います。

父親が病院を辞めたと聞いてホテルを訪ねて来たミラは、クビになったのはこれと関係があるのか、と『ラーレンツ氏目覚める』というタイトルのネット記事をロート医師に見せております。親友の父親を目覚めさせたのが自分の父親で、この2年の間治療していたことも初めて知ったミラ。これまで悪い父親だったことを謝罪され、ミラの態度も軟化。ヨーズィ失踪で心を痛めていた自分の娘のためにも手掛かりを握るであろうヴィクトルを何としても昏睡状態から回復させようとしていたロート医師。修学旅行で行ったアムステルダムでは鼻血も腹痛も起きず、元気だったのに帰って来たらまた体調を崩した、というミラの言葉を聞く限り、何か毒のようなものを盛られていたのは確実でしょう。それがヴィクトルなのかイザベルなのか、どちらの仕業でも有り得そうなのがなんだかなぁ。救急に運び込まれた際のイザベルのあのヒステリック加減はかなり怪しいとも思うのですが、思い返せばヨーズィの部屋に食事やら飲み物を運んでいたのはヴィクトルだったという印象も。そして幼少期にトラウマを持っているという事実が説得力を高めてしまいます。

この話を聞いたロート医師は、ヨーズィのカルテが見たいとかつての担当医グロールケ先生に問い合わせます。

ウォルフガングが病室に訪ねて来て、居合わせたゲッスル院長にこの2年間の治療記録と投薬・担当医師のリストを用意するよう要求。ヴィクトルが外部の人間と隔離されている状況にも異議を唱えており、これまで感じていた怪しさはないような。

ヴィクトルの求めるままに、当時彼が飲んだ薬の正確な量に値する薬を薬局で買って来たウォルフガング。これでもう一度昏睡しようという医者のやる事とは思えない強行手段に出るヴィクトル。本当に大丈夫?

目覚めた際の記憶は持ったままで再びパルクム島に行くことに成功。今回はシンドバッドが吠えたのを無視せず地下室の先へと進みますが、以前見た自分の子供部屋は見当たらず。

 

グロールケ先生のところでミラから聞いた話をし、ロート医師はやはり親が長年にわたりヨーズィに毒を盛っていたという疑いを強めております。

ウォルフガングのところへ会いに行って、代理ミュンヒハウゼン症候群について知っているか聞き、ヨーズィはその被害者で何か隠しているようだが必ず暴いてみせると喧嘩を売って去るロート医師。わざわざ対策を練らせるようなことしなくても。もしヨーズィに薬を盛っていたのがヴィクトルだとすれば、イザベルとウォルフガングはヴィクトルを守るために何かを隠している?

 

前回と同じよう訪ねて来たアンナ・シュピーゲルを迎え入れたヴィクトルは、地下室の奥に続くだだっ広い空間へ。真実が知りたいとアンナに懇願。

夫に捨てられたヴィクトルの母親は自殺しており、ヴィクトル少年は父親から捨てられるように寄宿学校へ入れられます。そこで出会ったのがウォルフガングでこんな小さい時からの幼馴染だったとは。

そして、アンナ・シュピーゲルの正体は、父親の不倫相手で母を死に至らしめて家族を壊した女でした。ヴィクトルにとっては悪魔にも見えたであろう彼女に全ての悪行をなすり付けていたということか。家にいる『悪魔』の正体はヴィクトルで確定……なのか?

現実世界では、再び昏睡してしまったヴィクトルをベンイェが見つけて慌ただしくなっておりますが、ロート医師の違法薬無しで回復できるのかどうか。

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▼次回、エピソード6

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