何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫Sebastian Fitzeks Die Therapie セバスチャン・フィツェックの治療島 シーズン1 6話ネタバレ感想

セバスチャン・フィツェックの治療島: 予告編

エピソード6『真実』“Die Wahrheit”

あらすじ

ロートはヴィクトルが娘の失踪の謎を解明する手助けをする。2人は自分たちがとった行動の結果を受け入れて生きていくことになる。

ネタバレ感想

ようやく全ての真実が分かってきました。

家に隠してあったヨーズィのリュックと、クレジットカードで買われた2人分のアムステルダム行きの切符に気が付いたロート医師がヴィクトルを訪ねてこの話を説明。溺愛している娘が自分に隠し事をしていると信じたくないヴィクトルは全てをミラのせいにして八つ当たりしますが、何か話すことはないかとヨーズィ本人に訪ねても真っ向から嘘をつかれて愕然。

妻がピストルをバッグの中に入れている瞬間を目にしてしまい良からぬ気配を感じた翌朝、ヨーズィのオレンジジュースに薬瓶から液体を注ぐイザベルを見つけてしまいます。ヨーズィが口を付けようとしたのを急いで止め、咄嗟にアムステルダム行きの事を知っているんだぞと誤魔化したヴィクトル。イザベルが出て行った隙に確認してみれば混ぜていたのは殺虫剤でした。なんというクロ。

ウォルフガングに連絡をして、イザベルは自分とヨーズィを殺すつもりだから急いでここを離れなくてはと伝え、荷造りしてヨーズィの事も連れて外へ急ごうとしたところ、ピストルを持ったイザベルが戻ってきたではありませんか。

慌てて裏から家を抜け出し隠れていましたが、ピストル片手に探しに来てしまったイザベルから隠れるために嫌がるヨーズィを押さえつけて川に潜ったヴィクトル。

訳もわからないままヨーズィは窒息死してしまたったという無慈悲な結末……ではなく、息を吹き返してくれたヨーズィ。

と、ここまでの全てがヴィクトルの創り上げた妄想で、イザベルが持っていたのはピストルではなく携帯で、オレンジジュースに混ぜていたのもただのアマニ油。ヨーズィが息を吹き返すこともなかったのです。ヴィクトルが水辺を嫌う理由にも合点がいきます。

自分が娘を殺めてしまった事実を受け入れきれず、それからはずっとヨーズィの幻影を見て幻影に話しかけ、存在しない娘を病院に連れて行った結果、娘が失踪したと思い込んでいたヴィクトル。イザベルの持っていた携帯の通話相手がウォルフガングだったという点が気になります。

一命を取り留めたヴィクトルは、ロート医師以外誰とも話さないと言って治療を受けることも拒否しているそう。

ロート医師は薬を調達したのはウォルフガングだと確信しており、イザベルの居場所を無理矢理聞き出して「合わす顔がない」と消極的なヴィクトルを半ば強引に連れて行きました。イザベルは純粋な被害者だった、と。

人里離れたお屋敷に住むイザベルはヴィクトルを許してはいない様子で、警察に自首するからヨーズィの遺体の場所を教えてくれと尋ねると変な空気に。あ、これ生きてるな。

その場に飛び込んできた犬はイザベルにシンドバッドと呼ばれ、その名はヨーズィが犬を飼ったら付けるつもりだと話していた名前です。

ロート医師も瞬時にヨーズィがここに居ることを察し、すっかり顔色の良くなったヨーズィが姿を現しました。

何年にもわたって金庫の中に常備した薬をオレンジジュースに混ぜてヨーズィに飲ませていたヴィクトル。医師なだけあって、本来は医薬品として害のないアスピリンに使われている添加物にヨーズィがアレルギー反応を示すことを利用していたのです。母親を失ったトラウマ、そして父親からも捨てられた過去から、娘が成長の過程で自分から離れて行くことすら恐れた末の仕打ちでした。

ウォルフガングからの連絡で慌てて自宅に戻ったイザベルは、2人を探している際に何もない場所にさもヨーズィがいるかのよう語り掛ける異常な夫の姿を見て、ヴィクトルが歩いて来た方向へ急ぎます。そこで意識を失っている娘を見つけて必死に応急処置を行い水を吐き出せたヨーズィは助かったのです。

そして、駆け付けてくれたウォルフガングと合流して、どうにかヴィクトルからヨーズィを守るために姿を消す工作をした、と。イザベルから頼みこまれたウォルフガングは、ヨーズィが突然病院で居なくなったというヴィクトルの錯乱を利用して失踪事件をでっち上げたわけです。なるほどなー。DVみたいなもんだもんなー。本人に全く自覚がない分タチも悪いですし。

 

当初の胡散臭さからは信じられないほど善人キャラに変わったロート医師と退職して天職を見つけたメルゲントハイマーさんの変わりようが改めて凄い(笑)

どうにかヴィクトルの入院先に配属されるよう、前の職場の院長を医療ミスの件で脅していたロート医師は改めてこの件を謝罪。謝ってどうにかなる話でもなさそうですし、ヨーズィ失踪で失ってしまったミラの心を取り戻すためにここまでするというのも、ヴィクトルと似たり寄ったりなレベルで狂っている気がしなくもない。

ロート医師は自分の医院を開業したようで、自分のホームでやりたい放題にまた怪しげな実験をやりかねないよなぁ。ヨーズィとの仲が復活してミラがすっかり元気に笑ってくれるようになったから安心かと言われればそうでもなく、元からマッド・ドクターの素質は十分ありましたからね。

最後の最後で自宅療養している父親のところへ会いに行くヨーズィ。意識障害の後遺症が残り、パルクム島で過ごしていたヴィクトルの家の扉をノックしたのが、アンナではなくヨーズィに変わったというラストシーンは良かったです。

全6話は結構あっという間で、あまり期待せずに見始めたからか、かなり楽しめました。

この手のジャンルは好きなので色々と観ているとありがちな展開、真相なのは事実ですが、それを差し引いても二転三転するストーリーは面白かったです。割と綺麗に伏線も回収されましたしね。

座席ナンバー7Aの恐怖 (文春文庫) [ セバスチャン・フィツェック ]

Amazonプライム・ビデオで視聴できます。

プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

[ セバスチャン・フィツェック ]

プライバシーポリシー