何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫Sebastian Fitzeks Die Therapie セバスチャン・フィツェックの治療島 シーズン1 3話ネタバレ感想

セバスチャン・フィツェックの治療島: 予告編

エピソード3『喪失』“Verirrt”

あらすじ

ヴィクトル・ラーレンツがアンナ・シュピーゲルと向き合う決意をしたことで、不幸が続き、悲劇を迎えることになる。ロートは仕事も私生活も圧力をかけられ、危険な目に遭う。

ネタバレ感想

毎回ドラマタイトルとエピソードタイトルの出方がお洒落で小さな楽しみです。

シンドバッドの件でそれなりの覚悟を決めた様子のヴィクトルは、護身用なのか復讐用なのか、やはり銃を借りておくことにしたようです。

 

飲酒の件でイザベルから携帯を取り上げられて1ヶ月ネットも外出も禁止だったはずが、ミラが携帯を渡していたらしく、コソコソとビデオ通話でアムステルダム行きを目論んでいる場面をイザベルが発見してしまい更に外出禁止は延長に。急に悪友の影響で手に負えなくなった娘に対しイザベルのイライラは絶頂です。

 

売人に襲われ殴り倒されたまま夜が明け、目を覚まして財布も携帯も盗られたことに気が付いたロート医師。道端で携帯を借り、休日を使って炊き出しボランティア中だったメルゲントハイマーさんに連絡して迎えを頼みます。

携帯を貸してくれた少々ガラの悪そうな兄ちゃんは、麻薬の売人に襲われたことを悟ってもっと簡単にクスリを手に入れる方法として、“エスコバル・エクスプレス”に連絡しろと教えてくれました。

辛辣ながら根が世話焼きのメルゲントハイマーさんが仮住まいにしているホテルの一室まで送ってくれて応急手当ても済ませてくれるのですが、ロート医師が眠り込んでしまった際に偶然見つけたヨーズィ失踪事件に関する切り抜きの数々をバッチリ写真に撮っております。

これをゲッスル院長に見せて報告しようとしたメルゲントハイマーさんでしたが、切り出すまでもなく話を聞いてもらえず蔑ろにされる扱いに比べれば、迎えのお礼にロート医師が贈った植木鉢と『礼を言う、ロート』とだけ書かれた飾り気のないメッセージカードの方が少なからず響いたようです。

 

深夜思い立ったヴィクトルは銃と拾ったハンマーを持って嵐の中アンナの泊まる民泊へ。

「娘を誘拐したんだろ?」と詰め寄りハンマーを壁に叩き付けるのですが、そもそもあの店では工具は売っていないと言うベンイェ。ベンイェに対して、「私がこの島に着いた日かその翌日に君から彼女が私を捜しに来てハンマーを買ったと聞いた」と詰め寄ってみても答えは同じ。慌てて店に行ってみれば、確かに見たはずのハンマーはどこにもありません。いよいよヴィクトル自身がおかしくなってきております。一体どこまでが現実で、誰が実在した人物なのでしょう。

その足でハルバーシュテットを訪ねても無人でしたが、裏から入った作業場の壁に備え付けられている工具置きには自分の持っていたハンマーがきっちりハマるではありませんか。どう転んでもゾッとします。

外から帰って来たハルバーシュテットを薄暗い部屋で灯りも付けずに黙って待っていたヴィクトルが迎えます。ハンマーの件で問い詰めるも、ハルバーシュテットのリュックから同じハンマーが出てきてしまい、真相はまだまだ闇の中。

取り乱したままその場を離れたヴィクトルは、何がどうなったのか水辺で気を失っており、凍えた状態で目を覚まし、震えたまま家に帰ると勝手口から入ったというアンナが中に居てお茶を淹れております。こわ。

 

また過去に戻って、外出禁止のヨーズィを励まそうとする娘に甘々なヴィクトルは水族館に連れ出し、出先で倒れて救急に運び込まれることに。

病院に駆けつけて来たイザベルはヴィクトルに対して激怒。確かにこれはイザベルからしてみれば何してくれてんだという話。結局ヨーズィの原因不明の持病?は何なのでしょうか。もし遺伝的要素があるのだとすれば、ヴィクトルの背中の痣も気になるところ。

まだ50歳という段階で、唐突にウォルフガングに頼んで財産分与に関して取り決めておこうとするヴィクトルは、もし彼が死んだ場合の取り分はイザベルとヨーズィで半々だけどヨーズィが18歳になるまでの間は母親であるイザベルが代理で管理することになるだろうと聞かされて「ダメだ」と一刀両断。

イザベルではなく管財人に頼むといい、その管財人にはウォルフガングを指名。気まず過ぎるだろ。ヴィクトルの考えが分からず精神的に不安定になって号泣してしまうイザベルと、彼女を慰めるウォルフガングに一瞬男女の空気が流れたのも見逃せません。

 

一方、教えられた方法でクスリを手に入れたロート医師は、また貸し倉庫に行きドラッグを使った動物実験を始めております。倫理的には確実にアウトですが、こういうイカれた探究心の持ち主が医療技術を発展させるのかもしれません。

貸倉庫のオーナーに見つかって朝までに引き払わないと通報すると凄まれますが、その直後、人為的に昏睡状態にしておいたラットのうち一匹が目を覚ましており、長年研究していたという昏睡を解く薬がかなり完成に近づいたと言えそう。昏睡を解く薬を熱望する理由は、大方ヴィクトルのためのものなのでしょう。

 

朦朧とした状態でヴィクトルが地下に降りると、奥には自分の子供時代の部屋と、犬のぬいぐるみを持って泣いている少年の姿。ヴィクトル自身の幼少期まで遡るような根深い系の問題だとしたら予想外でした。

警戒状態でヴィクトルを探しに来たハルバーシュテットは、鏡に一瞬映ったアンナに反応して思わず発砲し、鏡は割れてその後ろ側に立っていたヴィクトルの腹部に命中。いやいや、情報過多ァ!

座席ナンバー7Aの恐怖 (文春文庫) [ セバスチャン・フィツェック ]

Amazonプライム・ビデオで視聴できます。

プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

[ セバスチャン・フィツェック ]

▼次回、エピソード4

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー