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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン3 8話ネタバレ感想

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エピソード8『霞』“Kasumi (Through the Mists)”

あらすじ

一刻を争う状況の中、ジュリアナは協力者を集めることに苦戦していた。田上は生死に関わる危機を迎える。ヘレン・スミスはセラピー中に一線を越えてしまう。木戸は中立地帯に狙いを定める。

霞

  • メディア: Prime Video

ネタバレ感想

聖テレジア教会でフィルムの上映会をするも、「別の世界がある」なんてSFじみた事をすんなり受け入れる人間は殆どいないというのが現実です。

調達したナチスの偽造IDを渡すために教会地区に入ったワイアット。フランクはあからさまに牽制の視線を送りますが、やはりワイアットはジュリアナについて行くようです。

フランクと純愛を貫いて来た恋人同士みたいな別れ方をしておりましたが、あからさまに自分に好意のあるワイアットに「どうして私に手を貸してくれるの?」ってどんな悪女だよ。

ジュリアナと面識もなかったサンプソンが戻って来て、ナチスとバーで取引をしていたワイアットの姿を見てパニックになりますが、ここの誤解は割と簡単に解けました。ジュリアナ達も出発の時が迫っており、あとはあのユダヤ人狩りをしている賞金稼ぎの二人組が当面の脅威となりそうです。

千原ジュニアにしか見えないライラとサンプソンの恋の行方は…大して気にならないので良しとしましょう。

フィルムを見たエドもかなり感化されたようで、デンバーでアートを使って?自分達の考えを訴える計画を立てたフランクにくっついて行動する事にしたようです。

しかし、チルダンの元に木戸の部下が現れ、日本への貢献の褒美として元の住居の権利と商売を再開する許可を与えられます。という事はつまり、チルダンが話したエドの行方が木戸警部にとって重要だったという事で、チルダンは急いでエドに危険を知らせようと連絡するも、肝心な事は伝えられないままに電話は切れてしまいました。

 

長女ジェニファーへの検査が迫り不安に駆られるヘレンは、セラピー中に国の政策への怒りをぶちまけ、衝動が抑え切れなくなりライアン先生にキスをしてしまいました。「よくあること」で済まされているところを見るに、前回のキスシーンはヘレンの妄想だったようです。

スミス元帥に脅されていたライアン先生は、粛清されかねないヘレンの国に対する批判的言動を報告し、それ以上に切り出しづらい報告もせねばなりません。セラピー中によくある『転移』の症状に過ぎず、患者が医師に好意を抱くようになるのはよくある事だと前置きした上で、ヘレンがかなり積極的だったこと、去り際に挨拶でするような頬への軽いキスがあった、とかーーーなり濁して嘘すら交えて控えめな報告となりました。そして主治医を辞任するつもりである事も告げます。

うーーーん、ヘレンこれ殺されるんじゃないですか?

これまでのスミス元帥の理念で言えば、家族第一で家族の為ならどんな犠牲も厭わない、という考え方ですが、ここまで登り詰めて上からの圧力も凄まじくて…苦悩の末に妻を手にかけるとかありそうで嫌だなぁ。

 

自宅でタミコとしっぽり晩酌を楽しもうとしている矢先に、何者かの気配を感じた田上大臣は警戒した表情でいつもの棒を手に取ります。

もちろん乗り込んできたのはヒムラーが田上大臣の命を狙うため、ジョーの代わりに差し向けたスパイです。

『霞』の型で喉をひと突きにして暗殺者を始末した田上大臣。クールジャパンっすね。

怒りの日本政府は、ナチス大使館の前に暗殺者の死体を見せつけるかのように置き去りにした上で、『石油の禁輸措置を直ちに解除せよ』と声明を出す事で抗議しますが、これに対してヒムラーも激怒し、徹底抗戦の構えとなりました。

 

早速バーでジャックを捜し出した木戸警部は〈バク〉と名乗り、エドチルダンがバイク軍団に盗まれた骨董品を取り返したから謝礼を貰うために彼らを捜しているのだと話し、連絡がつけばすぐ教えるようにと言い残しました。

ジャックがわりと上手くその場を誤魔化してくれたというのに、大人しく教会地区から出ていなければ見つからなかったはずのフランクとエドは、やはりジュリアナと再会した事で木戸警部の捜査の手が迫っているとも知らずに街へ繰り出してしまうタイミングの悪さ。

 

女性専用のクラブで夜を楽しんでいたセルマとニコールでしたが、その場に親衛隊が風紀びん乱罪だとガサ入れに踏み込んできました。

ニコールはゲッベルス大臣直属の部下だと身分証を提示した事で無罪放免となりますが、記者を名乗ったセルマは写真を撮られた上にそのまま連行されてしまいます。

勾留中のセルマを助けるため、ターナーに連絡を入れたニコールですが、簡単に救い出せるのでしょうか。

この二人の関係はただただポリコレ配慮かと思いきや、同性愛を処罰の対象とするナチス政権に対する、内側からの反乱因子の役割があったようですね。順調にヘイトが溜まっていっているように見受けられます。

 

そして検問所を抜けようとするジュリアナとワイアット。

ワイアットが普段から仕事でよく使っている検問所で、融通してくれる顔馴染みの味方も居るとの事でしたが、配置されている兵士達は新人揃いで偽IDをあからさまに訝しんでおります

どうしたものかと思っていると、ワイアットの話していた〈カーター〉が検問所に現れました。

IDの署名欄にある人物が既に死んでいたそうで、新人揃いで融通が効かない上にお尋ね者のジュリアナの顔も割れているという危険過ぎる状況です。通報されないうちに逃してやる、と提案してもらいましたが、やはり怪し過ぎるジュリアナの存在が見逃される筈もなく新人の一人に銃を突きつけられてしまいます

次の瞬間カーターも銃を向けて「ジュリアナ・クレイン、連行する!」と。

裏切りの裏切りか…!と思いましたが、カーターは銃の先を素早く機関銃担当の兵士に向けて銃弾をブチ込み、その場に居た他の兵士も始末していくのですが、部下の一人に反撃に遭い銃弾に倒れたカーター

すかさずジュリアナはそばに居た兵士が持っていた銃をぶっ放し、敵も味方も一掃という地獄絵図に。

ジュリアナ、おまえ…!!!(笑)

幸先悪過ぎる暴走大計画の行方は果たして…。

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▼次回、エピソード9

axxi.hatenablog.com


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