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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン3 2話ネタバレ感想

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エピソード2『厳命』“Imagine Manchuria”

あらすじ

ジュリアナは、自分と田上の運命が絡み合っていることに気づく。田上とイノクチ提督は、大ナチス帝国が太平洋合衆国に対して、原油制裁を科そうとしていることを知る。ロックウェル元帥とJ・エドガー・フーヴァーは、スミスに対する策謀を巡らしていた。トーマスを失った悲しみと闘うヘレンは、セラピーを受け始める。そして彼女は、家族を守るために過激な行動に出る。ジュリアナの処遇について、木戸と田上の意見が衝突する。

厳命

厳命

  • メディア: Prime Video

ネタバレ感想

田上大臣に紀明の写真を見せられてパラレルワールドの記憶の断片を見るジュリアナ。

世界線が違うと言えどもやはり同じ人物なだけにどこか通じる所があるようですね。

別世界に行ってフィルムを持って帰って来た田上大臣は、トルーディと同様『時の旅人』にあたるのだとか。

 

情報部の〈マシューズ〉が、5日前にコロラド州の農家を急襲した際に隊員は殺され、標的だったコードネーム〈ロートパゴス〉は逃亡したとスミス大将に報告しに来ます。これを受けて〈フーヴァー局長〉は中立地帯にマシューズを含めた諜報員を送り込んだそうです。

 

ユダヤ人聖職者がレジスタンス活動の一環として密かにビラを準備し、使いっ走りの若手に貼らせていたみたいですが、そのうちの一人が現行犯で憲兵隊に捕らえられてしまい、木戸警部はドヤ顔で隠れ家の場所を吐かせたと報告して来たナカムラにヘーガンの生け捕りを命じました。

結果、乗り込んだ隠れ家ではドンパチ合戦の挙句に大爆発が起き生け捕りどころではなかったものの、残った遺体の中にヘーガンの姿は無かったそうです。

吉田の墓参りをしてかつての相棒を忍ぶ木戸警部はまだまだナカムラには手厳しい扱いが続きます。それ故、キャリアのためにもナカムラは必死になってヘーガンを捕らえてくるでしょうね。

それにしても日本の艦隊が海を行く格好良さは圧巻ですな。

ナチスから原油制裁を受ける日本は、ジワジワと首を締められているようで、提督と田上大臣の間で対策が施されるみたいです。

日本語ネイティブな〈イノクチ提督〉が参入してくれたおかげで日本語シーンの半分が見違えるほどに聞き取りやすくなりました。有難い。

 

ロックウェル元帥とヒムラー長官の突然のテレビ電話には驚愕しました。これは歴史的にもこの時代既にテレビ電話は最新の技術として使われていたのですかね?古い古いと思っていましたが、そう言えば戦後が舞台の話ですしね。なるほど、そうか…。

 

ヘレンはトーマス恋しさのあまり、セラピーを受けつつ魂と会話できるのでは?というオカルト方面にブチ進んでおります。

ナチスとオカルトだなんてこれまたアツい。

というかそのうち別世界のトーマスと再会したりがあるのですかね?

 

田上大臣がジュリアナとトルーディの住まいに琴道を迎えに行かせる約束をしておりましたが、木戸率いる憲兵隊が乗り込んできてあれよあれよという間に彼女達を捕らえていってしまいました。

確かに殺したはずのトルーディが目の前に現れ、木戸警部は狐につままれた心待ちでしょうな。オカルトだなぁ。

全てを遠巻きに見ていた琴道は、田上大臣にクレイン姉妹の逮捕を急ぎ報告します。

田上大臣は提督に掛け合い、木戸警部より更に上の立場からジュリアナとトルーディの釈放及び田上大臣の保護下に置くよう命令を下してもらいました。

何故そこまで、娘のような扱いで色々としてやるのかとも思いますが、まあ別世界では本当に義理の娘な訳ですし、田上大臣の安心感ったらないのです。

 

スミス失墜を狙う派閥では、アドラー医師の不審死の秘密に迫りつつあり、セルマに書かせたゴシップ記事では遺伝による疾患が発症して安楽死を受け入れたトーマスに引き続き、下の娘達も同じように症状が出て後に続くだろうというゲスい内容が綴られております。

バリバリの言論統制がありそうなのに、こういうのはセーフなんですね(笑)

ヘレンに娘を守るよう乞われたスミス大将はセルマを呼び出し、分かりやすく圧力をかけます。どういう経緯かは知りませんが、彼女の夫は違法とされる同性愛者だったわけですかね?

フーヴァーもこの秘密を握って彼女を操ろうとする存在で、セルマは二重スパイ的な感じになっていきそうです。

自分を失墜させようとするフーヴァーの策略を機敏に嗅ぎ取り、ただではやられないところはさすがの手腕。

夫が殺された事を確信し、スミス家の悪評を垂れ流すアリスを訪ねたヘレン。押し問答の末に揉み合いとなり、首を締められたヘレンは近くにあった灰皿で反撃し、勢い余ってアリスを殺してしまいました

夫婦揃ってご近所夫婦を殺す事になるとはなんという…。

 

レーダー少佐を殺したジョーは何食わぬ顔でサンフランシスコに飛び、通商次官としての任務をこなします。

ベルリンからはジョー宛に極秘資料が届いており、ディールス上級大佐を調査せよとのこと。

 

無事に中立地帯へ辿り着いていたチルダンとエドニューメキシコ州北部で新たな商売を始めるためにガソリンついでに骨董品を買い集めている様子。

そのまま中立地帯でホテルを取り、バーで飲んでいるところにエド〈ジャック〉と名乗る男に声をかけられ素直に酒を奢られます(笑)やはりエド、お前…。

 

田上大臣の保護下に置かれた姉妹は、卦を頼りにお互いの存在を解放させ、この儀式により、ようやくトルーディは元居た自分のあるべき本来の世界へと帰ることが出来ました。

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▼次回、エピソード3

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