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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン6 2話 クリスマススペシャル後編 ネタバレ感想

CALL THE MIDWIFE - Saison 6

第2話 クリスマススペシャル後編

あらすじ

ホープ診療所に向かった遠征チームは過度な水不足に悩まされていた。清潔な水を診療所まで通すにはかなりの時間がかかる。スタークさんの土地を通せば水はすぐに届くものの、彼はホープ診療所に恨みを抱いており、協力を拒む。マイラは具合を悪くしており、設備が整っていない環境ではターナー医師でさえ手の施しようがない。そのため、彼女をトラックで3時間かかるポートエリザベス病院に移送することに。診療所が手薄な時に、トリクシーとシスター・ジュリエンヌらは妊婦のコンスタンスの手当てをしていた。帝王切開しなければ母子ともに命を落とす危機的な状況で、医師ではないトリクシーに重大な判断が迫られる。(C)CTM Productions Ltd. 2016

ネタバレ感想

マイラの不調は肝臓ガンが原因だったようで、医者の性でヘビーな病状まで詳しく自己診断出来てしまう事から早々に死を覚悟して出来得る治療を拒んでしまうのがもどかしい。

 

診療所で貯水している水が泥だらけになっており、嘔吐や下痢を訴える患者も増えてきました。

トムは、別の水源から診療所までの間に土地を持つ地主の〈スターク〉になんとか水道管を通させて貰えないかと説得しに出向きますが頑なに聞く耳を持ってくれないところを見ると過去に何かあったのかもしれません。

もしくは単純な人種差別による拒絶なのか。

 

手を切って感染症を患い手当てして貰っていた〈ローザ〉の母親が「娘の陣痛が3日続いているの」と診療所へ駆け込んできて慌てて自宅へ向かうトリクシーとバーバラ。

伝統的なやり方で自宅出産したいと主張するローザの意思を汲みますが、3日間の陣痛はえらいこっちゃな感じですね。

産まれる寸前まで内診の経験が無いというのには文化や医療の進み具合の違いを感じました。

内診をして動揺が見られたトリクシーによれば、心音がないどころか、なんとあれほどにお腹が膨らんでいるローザは想像妊娠で間違いないというのです。

子供を産む事にしか自分の価値を見い出せない抑圧された環境下にある証拠でもあり、トリクシーは彼女の立たされた現実を自分の事のように怒ります。

真実を話し、ローザを慰めるバーバラは冷静に見えてもトリクシー以上の怒りを秘めていたのか、休憩時間に皆でビーチに行ってリフレッシュする事にすら「旅行気分なんて間違ってる!」と声を上げ、潔癖さも見られました。

そんなバーバラを生涯の伴侶にするようトムにアドバイスを送ったトリクシーはかなり大人になった感じです。これが余計なお世話にならない事を祈るばかり。

バーバラの怒りで自分に出来る事をまだ探せると感じたトムは、地域住人の男手を借りてスタークさんの土地を迂回するルートで水道管を敷設し直そうと動き始めました。

 

想像妊娠の事例もあり、「体のウソは医療従事者をも騙す事がある」として念の為ターナー医師の診察を受けてくれるようマイラを説得すると、彼女が肝臓ガンではなく、かなり大きな肝膿瘍である事が分かります。

治療に同意をもらい、膿を吸い出すためエメチンを投与するプランを話すと、「残り少ない麻酔薬は帝王切開の手術用に取っておく」と自身が病に侵されながらも『患者第一』の姿勢を曲げず、麻酔無しを治療の条件に出すマイラ。かっけぇ…。

激痛に耐えながら腹部に注射針を刺し、溜まった膿を吸い出して貰った後は回復が見込めそうで安心しました。

マイラによれば、スタークさんはただの黒人嫌いな訳ではなく、何よりも愛していた美しい妻〈セレステ〉をこの診療所で亡くした事が原因だそう。

突然陣痛が来たセレステホープ診療所に運ばれてくるも、赤ん坊は1800グラムの低体重児で6日しか生きられず、自身も産後わずか24時間で産褥熱で亡くなったという過去があり、スタークさんの目から見ればここの患者が奥さんに病気を移したと映り、憎しみに満たされているのだとか。

水はあと2日も持ちそうにないという状況で、水道管の敷設を待っていれば2ヶ月もかかると聞いたジュリエンヌは、スタークさんの家を訪問し、悲劇を繰り返さないよう、清潔な水を届けられるよう許可を頼み込み、自分は彼のために祈ると話します。

ジュリエンヌが診療所に帰ってきた時には、今にも子宮が破裂しかねない妊婦が苦しんでおり、トリクシーは既に覚悟を決めていました。

ターナー医師がマイラを病院へ移送していて不在の今、母子共に命を落とす危険性があるから自分の手で帝王切開手術をするべきだとジュリエンヌを説得します。

いくら何度も間近で見ていて人命に関わるとはいえ、医師免許が無いなら違法でしょうに、とんでもないリスクを背負って目の前の命を助けようと挑む気の遠くなりそうな決断です。

なんとか無事に産まれ、縫合も終わり美談として終わりましたが、これはお咎め無しで良いのでしょうか…?

手術で産まれたばかりの赤ん坊をジュリエンヌが抱いているところへやって来たスタークさんは、赤ん坊の沐浴に回せる水すらないと酷い現実を聞き、心から謝罪すると共に水道管を通す許可を出してくれます。

新たな水源から清潔な水が流れ出て診療所は再起を遂げ、マイラは病院で薬を処方して貰え、ノンナートゥス・ハウスから取り寄せた歩行器具はポリオを患った少年へ贈られました。かつてティモシーが使っていた歩行器具がこんな形で有効活用される日が来るとは感慨深い…。

更には草の指輪でバーバラにプロポーズしたトム。トムは何故こうも少年っぽいのか(笑)しかしやはりバーバラとお似合いです。二人の顔がだんだん似てきたようにも見えてしまいました。

ローザは見事に立ち直り、診療所の秘書として貢献し、マイラも回復後医師として復帰。

とにかく明るい未来を感じられるラストとなりました。

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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