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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン8 10話ネタバレ感想

Call the Midwife: Season Eight

第10話 

あらすじ

シスター・ヒルダが回診先で出会ったのは、末期がんと闘う17歳の少女ジュリー。医師に見放されながらも残された日々を気丈を過ごすジュリーに、刻一刻と死期が迫る。そんなジュリーを少しでも元気づけようと、シスター・ヒルダはチャリティー・ダンスパーティーへの参加を提案するが...。

ネタバレ感想

波乱の一夜が空けて、トリクシーからシスター・ジュリエンヌや警察にも報告すべきだと声をかけられるヴァレリー

警察に聴取を取られ、正直に見たこと全てを話すと被害に遭ったテレーザの元にも警察が確認に行き、ヴァレリーの祖母は連行されます。

テレーザは起訴されるのかまだ不明ですし憔悴しているものの、本人の命は助かったようで良かったです。

しかし、事情聴取される〈エルシー・ダイアー〉は、テレーザ自身がやった事だと罪を認めず話をでっち上げており、先手を打てた事や、トリクシーという身内以外の第三者があの場に居合わせてくれて心底良かった…。

無罪を主張し、このままでは裁判にかけられる祖母への不利な証言をしなければならないヴァレリー。百歩譲って慈善でやっていたとしても、それに医療従事者の孫を巻き込むようなロクデナシの婆さんなど見捨ててしまえ、と思いますが、これまで大好きだったお婆ちゃんなだけに、諦め切れずなんとか改心して欲しいと訴えかけます。

警察沙汰になったりでさぞご近所からヒソヒソされているのかと思えば、意外や意外、診療所で勤務中のヴァレリーに物凄い剣幕でわざわざ文句を言いにやって来た〈モーリーン〉から「あんたの祖母エルシーは町中に家族がいるの、私の親戚でもある」「高飛車な裏切り者」とまで罵られたのです。何という嫌なネットワークでしょうか。

 

ホジキン病の治療を終えて退院した17歳の少女〈ジュリー・シュローダー〉は、病院から「治療は不成功に終わった」と言われたらしく、母親としてそんな事信じたくない〈エナ〉は否定しますが、本人は諦めの境地に入っています。

母のエナは4児を抱えての出産が控える臨月の妊婦にも関わらず、半年間診察を怠っているらしく、心配したガラス修理職人の夫がエナの担当で来たシスター・ヒルダに相談。

どことなくバーバラに似ているジュリーはエナの出産にも立ち会い、歳の離れた妹を抱いて感動しますが、無理が祟ったのか貧血で衰弱状態になってしまいます。

救急車を呼んで輸血しようと判断したターナー先生ですが、産院の保育器購入資金に充てるために慈善活動の一環で催されるダンスパーティーを文字通り『生きがい』にしていた彼女は「ダンスに間に合わないなら輸血はしない」と譲りません。

自身の車で送って行くとターナー先生と娘が家を出た途端、「もう二度と戻って来られない」と泣き崩れてしまったエナ。

まさかそんな…と最悪の展開が過ぎりましたが、しっかり回復したジュリーはダンスパーティーに参加し、血の繋がりがなく親子としての絆が不安定だった父からの歩みよりもあり生涯記憶に残るようなイベントだったに違いありません。

フレッドが不注意で壊してしまっておじゃんになっていたミラーボールも、ガラス修理職人の父親の協力で当日には立派なものが飾られていたのも粋ですなぁ。

フレッドと言えば、トイレに篭りがちで暗い顔が続いているのが気になります。

年末を前に急遽施設から帰って来たレジーもなんだか思い詰めた表情が続いており、男性陣の覇気の無さに心配が募るヴァイオレットは二人に小遣いをやりパブに行かせました。

男同士の会話の結果、レジーの悩みは施設内で出来たガールフレンドの〈ジェーン〉に会いたくて辛いという恋煩いだったと判明。

フレッドは膀胱に痛みがあると打ち明け、しかしそれは内緒にしておいてくれと話しました。

膀胱という事は尿路結石か何かか?と思っていましたが、フレッド本人はシスター・ジュリエンヌの医学書で、後立腺…ではなく前立腺がんは命に関わる事もある、と読んで恐怖が募ってしまった状態なのだとか。

フレッドとヴァイオレットの手伝いでジェーンに手紙を書いたレジーは、また一つ『手紙を書く』という有効手段を覚えたようでターナー先生にこっそりフレッドの不調を伝えてくれました。

触診の結果腫瘍はなく、癌ではないと分かり一安心ですが尿検査の結果は特に出ずに終わったのが少し気掛かりです。

ただの炎症で処方された抗菌剤だけで治る程度のものなら安心ですが。

 

少し寂しくはあるものの、ターナー家で預かられていたメイは当初の取り決め通り、入院していた新しい家族の回復を待って引き取られて行きました。

もしかしたらこのままターナー家に…という展開もあるかもと思いましたが、それは無かったみたいで、まだ自身の状況を完全に把握できない年齢とは言え、メイやアンジェラが泣いて嫌がったりしなかったのでターナー夫妻も何とか心穏やかに見送れた感じです。

と、思いきや。新しい家族の病気が再発した事で養育を諦めざるを無くなったらしく、メイの縁組が解消されたとの報せが。

いよいよターナー家にまた一人家族が増えましたね。

 

シスター・フランシスは、ノンナートゥス・ハウスに来たばかりの頃に見たキャスの流産のシーンが頭から離れず悩み続けている様子。

話を聞いたシスター・モニカはフランシスを連れてキャスを訪ねますが、妹しかおらず、キャスもまたあの事を悩んで苦しんでいると分かります。

そして次にはキャス本人を訪ねて行きますが、この行動があとあと功を奏してくれました。

 

闇手術の件で起訴されたエルシーの裁判ですが、原告でもあるはずのテレーザは医者から証言台に立つ事を免除されたらしく証言が読み上げられるだかになるとの事。

裁判当日、シスター・ジュリエンヌが見守る中トリクシーの証言が進められますが、同様の被害として挙げたジーニーの一例が、トリクシーからすれば『友人の死』であり、助産婦として公平な立場の発言になっていないと指摘され雲行きが怪しくなってきます。

しかし、裁判所に来たシスター・モニカとシスター・フランシスは、キャスに話をして、自分の意思で証言しなければと決断した彼女を連れて来ていました。

当事者として自身が中絶手術を受けた結果どのような代償を払う事になったか、子供が産めない身体になってしまったことを話したキャス。

緊張の面持ちで自分の番を待つヴァレリーに「証言しなくて良くなったわ!」とトリクシーが伝えに来ます。

キャスの証言を聞いて、自分のした行いの愚かさにようやく向き合う気になったのか、エルシー自身が有罪を認めたのです。

結果、懲役6年の判決が出ました。

難しい問題な上に、ヴァレリーの身内という事も手伝って複雑ではありますが、このままお咎めなしだったらそれこそヘイトが溜まり続けていく一方なのでとりあえず刑務所で罪を償うというのは当然の報いでしょう。

それよりあのおばは罪に問われんのか…?

 

シーズン8が終わりましたが、シーズン9では中絶法の確立まで入ってきますかね?さすがにまだですかね?

シーズンが続いても相変わらず、様々な症例やそれぞれの悩みは十人十色で、ヘビーさも感動も大きいドラマです。

Call the Midwife [ Jennifer Wort ]

Call the Midwife: Season Eight

Call the Midwife: Season Eight

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▼次回、S9エピソード1

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