あらすじ
閉鎖から何十年もたつ空軍基地跡で深夜の空を観察していたUFOマニアの一団が、空から降ってきたビームを浴びて女性が焼死する現場を目撃した。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル ファイナル・シーズン [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
1986年に閉鎖されたゴートハート空軍基地跡でUFOの研究をしているというネット上の噂を頼りに、UFOマニア達が現場に侵入。
彼らはそこで、空から降り注ぐ熱線だか電撃だか、とにかく得体の知れないビームを浴びて女性が焼死するという非現実的かつ衝撃的な瞬間を目撃します。
軍の施設で起きた事件という事で、国防総省第44課の〈フロイド・メイボーン〉もFBIが行う捜査のお目付け役として来ておりますが、背景が謎めいており、ここに来てこれまたキャラの濃そうな人物です。
UFOマニア達が回していたカメラに例のビームが映り込んでおり、まさに『X-ファイル』そのものな捜査になってきました(笑)
検視結果では被害女性は落雷に遭ったレベルの相当な熱源との接触による火傷からの心停止が死因で、首にネックレスかIDカードのような物を下げていた痕跡が見られます。
プラズマ物理学を専門とする“アウトバーン”こと〈オットー・バーンホフ〉がチャーリーの助っ人に現れ、フロイドと言い、癖が強めのキャラクターが揃い踏みです。ラリーが居ればもっと面白い掛け合いも見られたかも知れません。
大金をかけた最先端のシステムを積んだバンが、捜査に来ていたデビッド達の目の前で大爆発を起こし、中に居た人々は機材もろとも原形を留めないほどの衝撃を受け即死に。
身元確認が進み、〈ダニエル・スタイマイヤー〉、〈ジョン・エバンス〉、〈リチャード・ゼズウィッツ〉の亡くなった3人は共通してネオックス産業に勤めていた事が分かります。
何らかの強烈なエネルギー源があるのは間違いなく、怪し過ぎるネオックス産業に捜査の手が。
社員の〈シンシア・アボット〉は行方不明になっており、彼女が最初に発見された遺体の人物だという線で進みます。
シンシアのラップトップをアミタが調べたところ、彼女は関わっていなかったとされる、“例の計画”に触れたメールが2通あり、「システムが不備なまま強行される試験を見に行く」と書いてあり、エネルギー指向型兵器搭載の小型無人飛行機からの照射を受けた模様。
現場を調べに行ったチャーリーとアミタは、神出鬼没なフロイドとも合流し、電光の通り道を空気中に作る技術“レーザー誘導プラズマチャンネル”を搭載した小型の無人機を発見。これこそが4人の犠牲を出した殺人兵器なのです。
巨額の資金が動く契約らしく、国防総省は極秘扱いにしたまま揉み消しをはかったりと陰謀男が出てきてもおかしくない展開。
シンシア・アボットは無事が確認され、それでは最初の犠牲者になった女性は一体誰なのか。
その答えはニッキーがみつけますが、なんとネオックスの副社長〈アリソン・ウィリアムズ〉だそうで、契約のまとめ役だったアリソンについてネオックス社は「休暇中」だと説明しております。
人手を介さない自動制御システムに欠陥があり、暴走した結果である可能性も高いように見えてきました。
ネオックスの代表〈ダレン・ドルー〉が現行犯で逮捕されるも、蓋を開けてみればエンジニアの職業病のような暴走と、自らが人体実験の被験者となる事で無茶な納期に間に合わせようとしたアリソンの意志が重なってこの悲惨な事故が起きたのだそう。
皮肉で虚しい“事故”が解明され、フロイドの暗躍は気になりますが、今後も彼は登場するのでしょうか。
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▼次回、エピソード7