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エピソード8『過ちとリンゴ』“Apple”
あらすじ
ショーンの部屋を訪れたリアが、ショーンのリンゴを食べてしまったため、ショーンはスーパーへリンゴを買いに行く。すると、そこで強盗に遭遇してしまった上、強盗の指示通り財布を出さなかったために逆上した強盗が発砲。居合わせたカップルの女性エイヴリーが腹部に被弾してしまう。聖ボナベントゥラ病院に搬送されたエイヴリーだが、カップルの男性ブランドンは、エイヴリーが撃たれたのはショーンのせいだと言い放つ。
ネタバレ感想
管理人に電気を止められご立腹のリアが訪ねてきてマーフィー家にあった最後の1個のリンゴを勝手に食べてしまいました。
リンゴを買いに出かけた先でジャンキーの強盗に出くわしたショーンが財布を出さなかったことでイラついた強盗は発砲。
その流れ弾が居合わせたカップルの女性の方〈エイヴリー〉に被弾し、隙をついて店主からバッドで殴られた強盗犯と共に救急搬送されてきました。
動揺がないように見られ、エイヴリーのオペにも参加を許可されたショーンですが、実際のところはどれほどの精神的影響があったかは分かりません。
カウンセラーの見立てでは、エイヴリーを助けることで罪悪感から逃れているとの事ですが、手術は成功しても多臓器不全の初期段階である腎機能低下の症状で尿量が少な過ぎる事に気が付いたショーン。足のむくみは大変な事になっており、そちらの処置が終わったかと思えば今度は心不全が進行しつつあるとかで全く気が休まりません。
オペ室に運び込まれたエイヴリーは体内の動脈から出血がある状態ですが、どこからの出血か分からずに焦る医師達。
ギリギリのところでショーンが弾道を追って出血部位を特定し、開いてみれば本当にその位置で合っているというのがさすが。
一方、犯人の男の処置をしていたクレアは身体にハーケンクロイツのタトゥーが入っているのを見て一瞬時が止まります。
咄嗟に、より重症な強盗犯でありレイシストの男よりも被害者のエイヴリーのオペを優先させようとした事で〈リム先生〉からお叱りを受け、それに言葉を返した事で手術室からは追い出され、その後も本来ナースの仕事であるはずの術後の男の世話を命じられてしまったクレア。
背景を考えると難しいところですが、やはり医師としては人命に私情を挟むのは御法度で、より危険度の高い方を優先して助けるという当たり前の事をこなさねばならないというジレンマです。
悪意の塊のような男の世話にうんざりして文句も言っていたクレアですが、男の容態が急変したのを咄嗟の判断で助けたところには医師の卵らしさが出ておりました。
7話、8話とメレンデスのショーンに対するデレが見られていますね。ショーンが処置を施す事に偏見から否定的になる患者の付き添いに対ししっかりきっちり守ってくれて頼もしい。もう内心ではショーンの外科医としての実力を完全に認めているのでしょう。
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