エピソード17『夢の終わり』“Breakdown”
あらすじ
神経線維腫を患うケニー。彼の腹部を取り巻く巨大な腫瘍は、90キロにも及んでいた。手術は困難と考えられたが、クレアがある方法を思いつく。しかし、手術中に容体が急変し、メレンデスはショーンの助けを借りようと、ハンの反対を押し切って彼をオペ室に呼び出す。一方、リムは友人ローラの赤ん坊の硬膜下血腫を除去するが、血腫の原因は虐待の可能性があった。
ネタバレ感想
当初小さなこぶだった神経繊維腫が半年で腹部を覆いついには重さ90キロをも超える事態に陥った〈ケニー〉。
血流が複雑なあまり、不可能とされた手術に対する画期的な術式を考案した聖ボナベントゥラは、慈善活動の一環として彼のオペ費用を全面的に負担する事を発表。
リム先生の旧友〈ローラ〉が異変があった赤ん坊を連れてきており、対応が早かったこともあり、合併症なしで硬膜下血腫の除去に成功。
出血の原因を調べるために術後検査が行われますが、病理科でなされた術前のCTの再評価で微小なくも膜下出血が発見され、頭部に打撲痕は無かった事から誰かに激しく揺すられた虐待の可能性が浮上します。
医事委員会の面々をやんわり脅す形で、リム先生、メレンデス先生、ショーンの処分は無くなるという結果に。
朝からアツアツな現場を珍しく徒歩で通勤していたショーンに見られたのでは…とヤキモキするリム先生とメレンデス先生の勘違いがティーンのようです(笑)
ケニーの腫瘍は病院側の予想以上に成長しており、焼灼するはずの血管も太くなっている事から無理に腫瘍を取れば失血死に陥るので手術は出来ないとの結論が。
しかし、タピオカを飲んでいたストローから着想を得たクレアが閃いた代替案でオペが実現します。
敗血症性ショックを引き起こし、メレンデス先生は血流の問題を視覚化できるショーンを呼んでこいと指示しますが、ハン先生は腫瘍を半分取れば上等だし今は一刻を争う事態だからとそれを許しません。
病理医に向いているように見えてきたショーンはローラの赤ん坊の問題で見落としに気が付きます。
分解産物によればケガは7週間以上前だと分かり、赤ん坊が7週間ちょっと前に産まれた事実からして揺さぶられ症候群ではなく、吸引分娩で生じた血腫からの再出血…つまりは既に連行されてしまったローラの無実が証明されました。
メレンデス先生の押し切りがあったのか、赤ん坊の問題を解決したばかりのショーンをクレアが「オペ室に来て」と呼びに来ます。
期待通り、大動脈遮断で血流を減らしてサイトカイン放出も減らす、という方法を提案したショーン。
それがどれほど斬新で他の医師勢が思いつかないような案なのかは素人からするとよく分かりませんが、さすがショーンな雰囲気です。
おかげで90キロの肉塊はケニーの身体から取り除かれ、手術は大成功で予後も良好。
この功績を踏まえて、ショーンは再度ハン先生に自分を外科医から外したのは間違いで、元の仕事に戻して欲しいと嘆願します。
久しぶりのオペ室で気持ちの昂りや、自分がいかに外科医を熱望しているかを再確認した様子のショーンは「外科に戻してくれるまでここにいます」とオフィスに居座り徹底抗議しますが、その行動が逆に「大人のコミュニケーションも感情の制御も出来てない」と言われてしまいました。た、確かに…。
その場でパニックを引き起こしたショーンは解雇を言い渡された流れでしょうね。クレアの無言の優しさが泣けます。
化学療法を終えたグラスマン先生の検査結果が出ましたが、残存腫瘍は検出されずこれで一安心。
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