『第6話』“Episode 6”
あらすじ
「セラフィム」について知りたがるアテナはミロの本当の目的を知ることになる。
ネタバレ感想
クオリア社が秘密裏に着手していたのは、意識のある子供のシンス“ジャスパー”でした。
試験的に外に出したジャスパーの中でもクオリア社が追跡で見失った個体の事がセラフィムと呼ばれ、闇業者の間で取引されているのでしょうか?
小児病棟で打つ手もなく我が子が死に至るまでの間看病し続ける親のための慈善事業、という風に銘打ってはいるものの、ビジネスの匂いがプンプンしやがる…。
何体ものジャスパーを目の当たりにし、倫理的にアウトというのは当たり前の反応でしょうが、モロー博士の発言となると、どの口がそれを言ってんだ、と思ってしまいます(笑)
自社のサーバーにジニーの記憶から作られた意識があるのだからVはクオリア社のもので、Vのテンプレートを元にしてジャスパーに意識を転送する計画を話すマイロ。
アニータ・ホーキンスになっているミアは、自分の居場所で責務を果たすため、いつの間にかホーキンス家に戻ってきて家事をこなしています。
突然帰って来たミアがミアでなくアニータになっている事で、ホーキンス家一同はマティーになんとかしてもらいたいところですが、マティーは自作コードを引っ下げて連絡が取れたレオの隠れ家を訪ねていました。
マティーが来たというのに、ロクに話も聞かずそのままヘスターとサイロに突入してしまうレオは何を考えてんだか(笑)
すぐにヘスターを抱えて帰って来ますが、なんと電気扉に触れてしまったらしく、壊れかけたヘスターに緊急の処置が為されます。偶然居合わせたマティー様々です。
直してやった恩もなく、仲間救出のためなら暴力も厭わない計画の邪魔になるなら容赦はしない、とマティーに対してやたらと好戦的なヘスター。それだけでなく、「レオとセックスした、それから彼の態度がおかしいの」なんて言ってくれてしまって、レオに気があるマティーは動揺しつつも全く怯みません。いやぁ、マティー好きだなぁ。
ヘスターのお陰で良心を失い闇堕ちしかけているレオとは裏腹に、相変わらず善良なマックスはほのぼの空間を築いております。しかし、解放したはずの人質に関する遺体発見記事を見たマックスはヘスターの所業を悟り穏やかではいられなくなって参りました。
『自我』というのは恐ろしいもので、独占欲のためにレオを孤立させようとマティーを牽制し、連絡してきたマックスにも巧みな嘘を使って遠ざけるヘスター。
懺悔室で自我に目覚めたけれど自分自身の目的が分からない、と告白したオディ。牧師から以前のようにまた人助けをすると良いと言われ納得したようです。
ピートは、追跡で見つけたセラフィムを自宅に連れ帰ってくるも謎だらけのセラフィムは手に負えずカレンに助けを求めます。
シンス同士で同期した結果、保存データは24時間で自動消去されGPSデータも消えるから追跡は不可能だそうで、ネットのログイン履歴だけが手掛かりに。
初回ログインがあったのはクオリア社の建物内で、現在雇われているモロー博士に話を聞きに行く事になりました。
モロー博士からマイロに伝わるよう、しっかり脅しを伝えて帰ったピートとカレン。
カレンはセラフィムに〈サム〉と名付けて第一ユーザーに。
カレンが一人なりきろうとしていた、〈アマンダ・ニールソン〉とは果たして。
マティーのパッチでミアが戻ってきますが、初めて愛し愛されたと思っていた相手に裏切られた記憶も同時に戻ってしまうんですよね。
警視庁からニスカの監視指示が全シンスに送られた事により、ニスカは街中のどこに居てもシンスに見つかればその位置情報を報告されてしまい逃げ場がありません。
戻ったミアはニスカを助けようと出て行きました。
シンスのようになってしまったソフィーにローラは限界を感じ、声を荒げてしまいますが、ジョーがトンデモナイ遊びで家族を巻き込み、多大なる家の汚れと代償にソフィーの人間らしさが戻ってきました。
しかし、一時的なもので翌日にはまたゾンビのようになるソフィー。
トビーはシンジーのリニーに、彼女から妹に話してくれるよう頼むのでした。
マックスの意見を無視したツケが回ってきて、あの時囮にした〈ヴェロニカ〉からレオの情報がモロー博士に伝わりそう。
レオに合流したミアは、人間を信用する事を辞めたようで、マティーの完成させたコードを使って意識あるシンスの仲間を量産してクオリア社と、果てはニスカを追う政府と?全面戦争も辞さない構えです。
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード7