エピソード8『母の罪』“Sins of the Mother”
あらすじ
フランキーは密告者探しに躍起になり、孤立する。捨てられた妊娠検査薬を発見したヴェラは、急いで囚人の尿検査を実施する。©2013 Foxtel, FremantleMedia Australia and Film Victoria
ネタバレ感想
母親を手にかけ、ある意味で一皮剥けたヴェラは顔付きが一変しております。
精神的虐待を受けていた母親の抑圧から解放されたという面も大きいのでしょう。
ヴェラは菜園の跡地から陽性反応が出ている妊娠検査薬を見つけ出しファーガソンに報告し、囚人にも他の看守にも本当の意図を隠してあくまでも薬物検査のていで抜き打ち尿検査を実施します。
ジェスはドリーンの妊娠に気が付き、子供が好きだという事で尿検査を掻い潜る小細工にもかなり協力的ですが、同時にフレッチに気があるジェスに対してフレッチ本人も満更ではなさそうな顔をしており、その光景を見ていたヴェラは彼女にロックオン。
フレッチが薬物を持っていると思い込んで強行した時もそうですが、ヴェラはどこか空回りな暴走をする事が多く、派手に間違えた失敗があったというのに今回も自分の中で疑惑を確信に変えてしまい「私の目は誤魔化せないわよ、油断ならない女ね」とジェスにお門違いな敵意を剥き出しにするところは見ていてちょっと恥ずかしくなります。
密告者探しで疑心暗鬼になるフランキーも、ジェスを疑いつつありましたが、その後はビーを疑い始め、これまた上手いこと怪しげに映ってしまうんですよねぇ。
確実にビーが密告者か裏を取るために敢えてビーの近くで偽情報を流すも、それを陰で聞いていたリズが密告してしまいます。
ビーが殺されそうになったところで堪えかねたリズは自ら白状して、誰かが死ぬのを止めたかったと話します。
まさか長年の仲間から裏切られたとは思いもよらなかったフランキーはかなりショックを受けている様子。
リズは自ら保護房行きを選びますが、仮釈放に怯えて動揺もしているし中は中でフランキーの報復が待っているしで落ち着かなさそうです。
マージと取引して血が止まる薬を仕入れたビーは、ある考えを閃いてファーガソンの話に乗り形だけでもボスにのし上がるつもりでしょうか?
薬を上手く使って病院送りという事態になれば外に出られますが、そこからブレイデンへの復讐というのもまたハードルが高そうですが…。
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▼次回、エピソード9