エピソード6『ユートピア』“Utopia”
あらすじ
嵐の中、食中毒に苦しみながら、彼女たちは10代のころの傷をいやし始める。
ネタバレ感想
シスター・バービカは死んではおらず、元生徒達を指導して庭に埋められたタイムカプセルを掘り起こさせました。
シスターの住居で隠れていたようですが、よく2ヶ月近くも見つからず生活できたものです。
何かサバイバルに役立つものでも入っているのかと思いきや、風紀が乱れて自分本位になった荒れ狂う女達に、未来の自分に宛てて書いた手紙を読み返して今の自分を見つめ直せとの事。
シスターの登場で、アメリアが学校を辞めた本当の理由が母親が自殺して学校に居られなくなった事だと知ることになったゾーイ達。
学校を辞める直前、サスキアに言われるがままについていき何か話そうとしたアメリアにしっかり耳を傾けてやらなかった後悔が押し寄せたゾーイはその場を後にします。
自分のする事はいつも最低だと泣いているゾーイを追いかけて慰めにきたはずのアメリアは一歩引いた感覚が出てきたようで、よくよく考えると自分達は友達とは言えないしもうやめよう、と。ゾーイの絶妙に腹立つ感じの演技めちゃくちゃ上手いな。確かにアメリアの立場からすればスーッと感情が冷める気持ちも分からなくもない。
一方で自分を見つめ直す事が思いの外効果的だった他のメンバーは泣きながら自分達の非を認めています。
ルネも本当は医者じゃなくてネイリストだと意を決して発表したのに、信じていたのはフィービーだけ(笑)
ルネの謝罪はサスキアの謝罪に掻き消され、サスキアの謝罪を受け入れたジュヌビエーブは握手を交わして一件落着。
ここでシスターこと“ビッキー”は、食事に行きましょうと皆を連れ出します。
ただ、この時の食事が汚染された海で獲った魚料理で、食事をしなかったビッキー、ゾーイとアメリア以外の全員が食中毒に苦しむ羽目に。
アメリアに再び執着を見せ始めたゾーイも食事をタッパーに詰め込みアメリアが寝泊まりする離れの小屋へ。
最初は突き放されて帰ろうとするも、激しい雷雨であたり一体が帯電している事に気付いたアメリアは「食事するから金属に触らないで」と譲歩。結局この2人も魚を口にして食中毒に。
ひとしきり吐き終わって、2人で居ることを余儀なくされたアメリアは自分が母親のようになってしまうのではないかという自身の闇を吐露し、ゾーイは長年独りで苦しめたことを謝りました。
ティーガンの手紙に「ミーガン以外の友達が出来ていますように」と書かれているのを見つけたミーガンは親友を責めて、逆にアルコール依存症を指摘され距離を取る2人。
ビッキーから学生時代に隠れて喫煙していた行動を咎められたサスキアは、つまりゲラルティ先生と自分の関係を知っていたのだと気付き、彼が他の子も手にかけていたと知っていながら放置した事を責めています。
確かにゲラルティ先生のしている行為を知っていたからこそ、手を出させないよう彼のお気に入りの生徒達を監視して居残りさせたりしていたけれど不完全だったと認めたビッキー。もはや悩むのも馬鹿らしくなったという感じでサスキアも吹っ切れたのではないでしょうか。
なんだかんだで全員が食中毒を乗り越えて心身共にスッキリしたようで、自給自足?サバイバルとは思えない艶のある生活を取り戻しています。
ゲラルティの存在を学校から消し去る儀式も終了。中指を立てるビッキー最高です(笑)
まさかサンディが生き延びて帰って来ようとしているとは……(笑)
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▼次回、エピソード7