エピソード4『こぐか 死ぬか』“Soul-Crushing-Cycle”
あらすじ
過酷さを増していくサスキアの支配下で、彼女たちは学校に電力を生み出し始め、そんな中、ゾーイはアメリアの代わりの新しい友人を探す。
ネタバレ感想
水位上昇からなんと44日が経過したリッジ・ハイツ。
屋外に掘られた穴にはしっかりと便器と囲いまで付けられて、ボロい簡易トイレとして普通に成り立っております。
自家発電を取り入れた事で彼女達は自転車を漕ぐ日々を送っている模様。
それぞれが自転車を漕ぐ事でためた電力バッテリーと交換で必要な物資をレンタルできるという新しい体制が生み出されており、ストイックな鬼教官サスキアのおかげで孤島に取り残されたとは思えないほど心身共に健康的な生活になっているようです。
ただ、ついにローラが倒れ、たんぱく質も足りていないのに必要以上に自転車を漕がせて電力を貯めるのは本末転倒で、サスキアが指示するヘアアイロンでのセットも電力の無駄だと真っ向勝負したジュヌビエーブですが、暴君相手ではまともに話が通じません。
どうやら学生時代に教師の〈ライアン・ゲラルティ〉と禁断の関係にあったらしいサスキア。
極限状態になって心の支えになったり心乱されたりするのは相変わらず彼の存在らしく、1人モップで作ったセラピストに相談しております。
サスキアの暴走を心配するテレサはモップのセラピストを少し見てしまい、何かあったら相談して欲しいと暴君相手に優しく接しますが、逆に食糧係なのだからたんぱく質を確保しろと無理難題を押し付けられる始末。
それでも文句一つ言わず魚釣りで食糧獲得を目指すテレサは無事に魚を釣って来ますが、生臭そうな魚料理に皆大喜びとはいきません。
サスキアに反抗してボサボサ頭で食堂に乗り込んできたジュヌビエーブが、サスキアのイビリで魚の目玉を半ば無理矢理食べさせられ結果的にそのガッツにサスキア以外のメンバーは拍手。だんだんと自分の支配力が脅かされるのではと危惧するサスキアは、フィービーの職場に居た後輩がこの女子校の卒業生で、その子もゲラルティに取り込まれて脇腹に“ライアン”とタトゥーを入れた彼女は、ゲラルティの嫁にバレる前に卒業後半年で別れることになったというゴシップを聞かされて更に精神が不安定になっていきます。
翌日には髪の自由を取り戻すまで漕がないというストライキを始めたジュヌビエーブに対し、電力は使わせないし部屋も取り上げて外のトイレで寝ろと追放を命じてしまいました。
電力を貯めまくって精神安定剤を手に入れたいアメリアの切羽詰まった状況に気が付かず、執着する相手が欲しいゾーイはつれないアメリアからテレサに乗り換えて自作のボートを彼女に献上しようとしますが、そこでテレサからアメリアはきっと安定剤を飲んでいると聞かされます。
そして、相変わらず貧乏神の如くトラブルメーカーなゾーイの不注意でテレサが足の親指にかなりの重傷を負うことに。そりゃあ温厚なテレサでも口汚くなりますわ。
爪の中で内出血している状態を見たサスキアはフィービーとルネを呼びつけて「(爪を)取って」と命じ、爪を取るはずが親指ごと切断してしまったルネ。フィービーの応急処置が無ければあのまま失血死しそうな勢いでした。
目を覚ましたテレサに患部を切除したと伝え、取り乱したテレサに対してフィービーは「サスキアの指示通り“取った”」と全ての責任をなすり付け。ルネを連れてそそくさと撤退。
全ての責任は自分にあると少しおかしくなりかけているサスキアに自分の指を取るよう命じたのか怒るテレサ。完全に開き直ったサスキアは、先ほど親指をちょん切られたばかりの患者に食糧係なんだから食事を用意しろと言い放ちました。
自分に責任を押し付けた事や、サンディの件で脅迫して良いポジションに就いていたフィービーにとうとう我慢の限界がきていたサスキアは、フィービーとルネが揃っているところへズカズカと乗り込んで来て力の限り当たり散らし、脅迫にも似た啖呵を切って嵐のように去って行きます。
いよいよダミーレのバッグの存在をルネ、テレサ、ジュヌビエーブに明かすフィービー。
反撃の狼煙が上がったようです。
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▼次回、エピソード5