エピソード7 “Episode #1.7”
あらすじ
ジャン＝ピエールとシモーヌに対する怒りが収まらないミシェルは、ロブラックと一緒にいるおかげで気持ちが安らぐ。学生ラウンジに出入りするようになったミシェルは、映画館で目撃したことを話してしまい、その噂が広まる。そして、地域のラテン語コンテストの日が迫ってきた。出場するジャン＝ピエールは失敗が許されないことは分かっているのだが…。
ネタバレ感想
ロブラックとラブラブでご機嫌とは言え、兄との関係を隠していたシモーヌへの怒りは収まっていないミシェル。
友達に誘われて行った学生ラウンジで、先客だった兄に「妹にはまだ早いから入れるな」と言われ、周りからは大人の証明のために何か話せと言われて嬉々としてジャンヌが映画館で女性とキスしていた事を話してしまいました。なんという愚かさよ。仮にも身内ですよ？
それがどれだけ大事か、大勢の前で話してどうなるか、全く想像力が働いていない幼過ぎるミシェルに眩暈がしてきます。
成績優秀だったロブラックは、ミシェルに夢中だからか本当に農業の手伝いが忙し過ぎるだけか、とにかく成績が目に見えて落ちてしまったそう。
心配したベランジェは、ひたすら働かせる農業主の所では夜宿題するのが精一杯だと訴えるロブラックに、食事と寄宿舎付きの学校があると紹介。そこでなら勉強に専念できると勧めますが、それはつまり転校という事になり、ミシェルと離れてしまうのでロブラックはこれを断って何とか農場の仕事と勉強を両立させてみせると約束しました。
妹にバレた結果、隠す意味がなくなったので付き合いを公にし始めたジャン・ピエールとシモーヌ。
ただ、シモーヌはミシェルから冷たくされる事がかなりのストレスになっていて、その状態で妹に厳し過ぎるシスコン兄貴の側面にも疑問が生まれ始めております。
ジャンヌがクレ先生にゲイと偽装結婚を打ち明けてしまった事でかなり取り乱すベランジェ。
ミシェルが話してしまった事が噂話になって、その結果クレ先生が秘密を漏らしたと疑われる鬱展開しか見えません。
事の発端のミシェルは相変わらずロブラックに大事にされてルンルンですが、町で偶然会ってしまったデカンに誤魔化しは通用せず、一番バレたくないいじめっ子に関係がバレてしまいました。それにしてもデカンは顔が整ってるなぁ……。
ロブラックが世話になっている農場主は本当に嫌なおっさんで、朝から大事なテストがあるというのにモペットの鍵を取り上げて仕事をしてから行け、と言われてしまい結果遅刻。
同じ底辺育ちでのし上がるために勉学に勤しむ野心家のアニックからは、ミシェルとの軽い恋心で全てを台無しにするな、「5年後彼女はあなたを夫に選ぶと思う？」と余計なお世話でありながら胸にくるタイプのなじられ方を受けたロブラック。
ベランジェからも、せっかく頑張っているのに問題が多過ぎるし、転校すれば働く必要がなくなると言われ、将来を見据えて今のチャンスを取るか悩み始めています。
デカンは、わざと眼帯を外して潰れた片目を露出しながら精肉店に行き、「おたくの娘は施設育ちの不良と寝てるし、息子はアルジェリア出身の女とセックス三昧だ」と客の前で大きな爆弾を投下してくれました。
ジャン・ピエールとミシェルは両親から怒鳴られ、頬を思いっきり叩かれ、これから監視の目が厳しくなる事でしょう。
意外とクレ先生が疑われる方面ではなく、校長から呼び出されたベランジェは、「保護者から苦情が入り、ここの生徒が映画館で女性とキスする君の妻を見たそうだ」と告げられます。
その保護者は今後子どもを保健室には行かせないと憤っているらしく、問題解決を任されるハメに。
自分は仕事を辞めるから、何も知らず騙していた妻を捨てた事にして離婚してはどうかと言うジャンヌに、ベランジェは答えません。
兄との約束があってこっそり家の周辺をウロついていたシモーヌを窓から見つけたミシェルは小声で声を掛けて、2人とも外出禁止になったしもう会えないと公園で待っているロブラックに伝えてくれと言付けました。
翌日、映画館でジャンヌを見た生徒というのがミシェルだと突き止めたベランジェは彼女と話をしようと授業中の教室へ。
しかしミシェルは休んでおり、自宅に電話すると普通に学校に行ったと言われます。
そして、ミシェルと同じくロブラックの席も空席。駆け落ちするにはえらく早過ぎる気がしますが大丈夫か？
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▼次回、エピソード8
