エピソード5『イマの秘密』“See Me Feel Me Touch Me Heal Me”
あらすじ
イマの大きな秘密を知るミッキーとスプーン。アシュリーを見つけるため、レイチェルはトロイの手を借りたいと懇願する。ミッキーとレイチェルは怪しげな男を尾行し、意外な場所にたどりつく。またミッキーは衝撃的な写真を見つける。
ネタバレ感想
タコ・フェイスに襲いかかり、返り討ちに遭いそうになったミッキーを助けようとしたレイチェルが発砲。そんな住宅街で……。
タコ・フェイスは逃げて行くも、プールハウスからはアシュリーの姿も消えております。また振り出しに戻った感が。
スプーンとイマは2人して、明るいうちであろうとミッキーの部屋の窓から出入りしたがるのは何故なのか(笑)
とにかく半ば不法侵入気味に訪ねてきた2人に、タコ・フェイスは自分と戦ってレイチェルに撃たれたことやアシュリーは匿われていたことを説明するミッキー。
そして、2人からもケント医師のオフィスに侵入してきて彼がディランの主治医だったという新事実の報告と、撮ってきたカルテの写真が共有されます。
ここに来て初めてスプーンとイマも、ディランとミッキーの父がかつて同じ野球チームで親友だったことを知ることに。
部屋に飾ってあった写真を見ていたスプーンは更に、一緒に写っているコーチが若かりし日のフリードマン先生だと気付きます。
スプーンはフリードマン先生のところへ行き、ディランについてあれやこれやと聞きますが、得られた情報よりも、フリードマン先生に不審に思われた事の方が大きそう。
ハンナに呼び出されたシーラは、彼女が賃貸契約したばかりのレストラン予定物件を案内されます。
10代の頃からの夢だったとは言え、ケンへの相談も綿密な計画もなく1時間前に借りたばかりだそうで、あまりに衝動的なハンナは行動力が伴ってしまっている分少々タチが悪い。
今やメイクアップ関連の情報発信でフォロワー数トップのSNS女王ホイットニーも、そうなる前は変人扱いでバックの双子としか見られていなかったそう。だからこそイマにシンパシーを感じているのか。納得です。
バスケ部の入部テストで試合が始まり、あまりにも圧倒的な才能を見せつけるミッキーに苛立ったトロイがお得意のラフプレーに走り、バックとスプーンも出てきて乱闘騒ぎに。
仲裁しに入ったイマは、鼻血が出ているミッキーに自分の上着を貸してやるのですが、自分がタンクトップ姿になれば背中に描かれた青い蝶のタトゥーが露わになることに気が付いていません。
去って行くイマの後ろ姿を見て彼女の秘密に気付くも、乱闘騒ぎの当事者としてそのままオフィスに呼び出されるミッキー。一緒に居たシーラとハンナは同時に学校に呼び出されるハメに。
かなり下級生に見える〈ジェマ〉と裏取引をしてケント医師が目覚めたことを教えてもらうスプーン。
親を交えた話し合いから解放されたミッキーもスプーンと合流し、イマの背中にあの蝶のタトゥーがあったことを話します。
アシュリーのロッカーに描かれたもの、救命士の腕にあったタトゥー、『シェルター』のアルバムのカバーにあったデザインと同じもので、思い返してみれば出会い方もバット・レディの屋敷前に突然現れて怪しかったし、タトゥー師と2人きりでも話していた、と誰が聞いてもイマが怪しいとしか思われないような事実を述べていくミッキー。ただ、ここで短絡的にならず「彼女は僕らの味方だ」と言い切れるスプーンは良い奴だなぁ。
それでも不安が拭えないミッキーは、友人を信頼するためにも確認することを選びます。
直接タトゥーの事を聞こうと言う変に生真面目なスプーンを押し切って2人でイマを尾行する流れに。
下手な尾行はすぐにバレており、到底通学路とは思えない道なき道を進んだところで本人に声を掛けられ、辿り着いた自宅を見るにイマがとんでもないレベルの金持ちお嬢様だったことが発覚。
しかも、玄関に本物のピカソが入っている大豪邸の家主はなんとあの大スターアンジェリカ・ワイアット、つまりイマは彼女の娘だったわけです。こりゃ、おでれぇた。イマの才能にも納得です。
母親のことを知られて周りの態度が豹変するのが嫌で、母目当ての人と友達になりたかったイマは自分で麻薬組織だの酒の密造だのといった噂を流していたそう。
本題に入り、背中の蝶についてミッキーが聞くまでやはり蝶のことがバレたなんて思いもよらなかった様子。
正直にエージェントが選んだこと、理由を尋ねたくてあの店に行った結果、霊がどうのこうのの話の後にアベオナという女神の話をされたこと、それがあの蝶の名前だということ、他のタトゥーは洗い流せたのに青い蝶だけは何日こすり続けても消えないことを話すイマ。
なんとアベオナという名は、ミッキーの両親の慈善団体の名前でもあり、ますます偶然で済まされない話になってきました。
何故黙っていたのか責められ、ミッキーの父親やアシュリーに関係があると気付いた時に2人から関与を疑われるかもしれないと不安になったと言うイマを間髪言わずにハグしにいって安心させるスプーン。一度仲良くなってしまえばあまりにも友を疑う事を知らない上に全力で仲間への愛情表現を言葉で伝えるスプーンを見てミッキーもやれやれといった表情。これで3人の仲もアッサリ修復です。
早速次の行動が決まり、何か知っていそうなエージェントのオフィスに忍び込んでみることに。
イマが行けば企みがバレてしまうので、スプーンが客として気を引いているうちにミッキーが忍び込むという古典的で何の計画性もない不法侵入大作戦が始まってしまいました。
オフィスの資料を漁っているうちに、タトゥーショップの前で親しげな様子の父親とタコ・フェイスが写り込んでいる写真を発見するミッキー。
エージェントから喪失を経験したことがあると指摘されたスプーンは以前に誰か親しい人を亡くしているのでしょうか？優し過ぎるくらいに優しい性格もその過去の影響なのかもしれません。そして、「また経験することになる」と警告されているのが不安を煽ります。イマの事を言っているようないないような。
母親のことは隠していても、理解のある母親との関係は至って健全で良好なイマは意外性があってさらに彼女が好きになれるポイントではないでしょうか。
両親が何をしていたのかも分からず、敵だと思っていた相手と繋がりがあったことを知ってしまい荒れるミッキー。母親に聞こうにも、父の話をすればまた刺激してしまうかもしれません。
スプーンに励まされ、一緒に写り込んでいた車のナンバーからタコ・フェイスの情報を探ることを思いつくと、父親が警官のトロイなら警察のデータにアクセス出来るだろうと考え、レイチェルに彼の協力を得たいのだと頼み込みます。
なんだかんだと一度は始めてしまったアシュリー助けなので、トロイに車の持ち主を調べて欲しいと頼んでくれたレイチェル。
ここ最近隠し事が多くミッキーとの関係を疑っていたトロイは何の説明もなくそんなことできないと拒否するも、詳しい話は出来ないけどミッキーの彼女を探す手伝いをしていてこの情報がきっと役に立つのだというレイチェルの説明を聞いて、彼女が浮気しているわけではないと判明するや否や少し機嫌が戻りました。さすが脳筋。レイチェルも彼氏の扱い方が上手く、そのままトロイが情報を調べてくれることに。
一歩踏み出す勇気が出たイマは、ホイットニーを呼び出して母親の話を打ち明けます。
グッと距離は縮まり、お互いに仄かな恋愛感情を小出しに囁き合う2人はもっと時間がかかるのかと思いましたが、ホイットニーからのキスにイマが応える形で思いが通じ合ったようです。
“管理人の子女会”仲間であるジェマから、ペットショップの鍵と引き換えに貰った病院の偽造IDを使って夜中の病院に入り込もうとするスプーンとイマ。ジェマは病院の管理人の娘なんだとか(笑)
しかし、ケント医師を探すよりも前に、彼が2人の男達によって車に乗せられ連れ去られる場面に遭遇しました。
一方ミッキーは、トロイに調べてもらった情報を持ってきたレイチェルと、タコ・フェイスこと〈アントワン・ルメール〉の自宅を張り込んでおります。
自宅から出るタコ・フェイスを尾行して、いかにも怪しげな場所に出入りしていることや、その場にはアシュリーを連れ去ろうとした男2人もいることを確認。いやいや、なんでその張り込み方でバレないと思ってる？？
ホイットニーはまさかまさかのイマを裏切ってバックに彼女の母親がアンジェリカ・ワイアットだと教えているではありませんか。ホイットニー……信じてたのに！
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