エピソード7『救出作戦』“Sweet Dreams are Made of This”
あらすじ
スプーン、イマ、レイチェルは車に乗り込み、ある場所へ。一方のミッキーは最近知り合った人に偶然会う。
ネタバレ感想
ゴリゴリの悪の組織の隙をついて逃げ出せるミッキー、相変わらず只者ではないな。
海に向かって逃げた結果、州境を越えたペンシルベニアの川に流れ着いたようですね。
スプーンがストーカー気質で、GPS追跡できる“親友アプリ”を勝手に入れておいてくれて助かりました(笑)捕らわれた際にスマホを没収されていなかったのも、かなりの防水機能が備わっていたのも、豪運としか言いようがありません。
不倫はダメだと思いながらもハンナを受け入れてしまって罪悪感に悩まされるシーラ。
そんな折にトロイがバスケ部の新入りのためのジャケットを届けに来て、シーラが母親ではなく父親と関係を持っていると勘違いしている息子から「父や家族に関わるな」と釘を刺されることに。正解ではないけれど間違ってもいない指摘です。
スプーンとイマが見つけてくれたおかげで病院に搬送され入院となったミッキー。
友達が危険な目に遭ったのはそもそもバット・レディが発端で、彼女に心を操られたせいだという意見で一致したスプーンとイマは彼女の屋敷へ。
夜な夜なブラッドの声を聞くバット・レディはヤバい婆さんにしか見えませんが、敷地内に入ってきた2人の前に姿を現す姿はわりと正気に見えます。1話では実在するのか疑うレベルでしたが、こうして外に出て話しているのを見ると普通の婆さんに見えるような、やっぱり普通には見えないような……。
2人を臆病な反面勇敢だと評価した上で、どうすべきかは考えろとえらく抽象的な事を言い、「ミッキーが始めた使命を果たすのよ、さもないとアシュリーが死ぬ」だそうです。
使命を果たすのは2人だけではなく、レイチェルも含まれると仄めかしてあっという間に消えてしまいました。やっぱり普通じゃないな。
こうしてレイチェルも秘密のボイラー室に案内することに。
ミッキーと一緒にとんでもなく杜撰なやり方で張り込んだレイチェルだけがあのクラブを知ってるわけですしね。
ミッキーとアシュリーを苦しめたあの場所に行かなければと考えたスプーンは、さっそく子女会のツテで設計図を入手。なんでもありか(笑)
セレブなイマはめちゃくちゃ目立つ高級外車で移動手段を確保してくれて、遠足気分のスプーンとレイチェルを乗せて現場へ。
ようやく意識が戻ったミッキーの様子を見に来ていたディランは、自分の失踪直後にブラッドがバット・レディの屋敷に行かされた際の話を語り始めます。
あの夜、屋敷の中でブラッドは居なくなった親友と再会し、バット・レディからブラッドが受けていた虐待や、自由になるためのこの先の計画を聞かされると理解し、絶対に漏らさないと誓います。最後に屋敷を出る時に別れの挨拶をして、2人はお互いの野球帽を交換していたのです。この時にバット・レディはブラッドの事もアベオナに勧誘していた、と。
父親の形見にもなるブラッドの帽子をミッキーに手渡し、「次は君の番だ、仲間を信頼するんだ」と語り掛けるディランでした。
ダクトから入り込んだスプーンは下りる場所を間違えてあっさり捕まってしまっております(笑)
2日続けて10代の侵入者とくれば仲間ですと言っているようもので、ミッキーのその後を心配していたキャンディがバレないように近付いてきて手を貸してくれることに。
裏口に居る仲間を店の中に入れたいというスプーンの話を聞いて、キャンディは外に居たイマとレイチェルに地下牢に居るアシュリー救出令を出して、怪しまれない身の振り方とバディへの近付き方を教えます。
その間にスプーンを助けるため、彼が乗せられたバンに自分も乗り込むキャンディ。めちゃくちゃザルな警備だな、おい。
お互いにどこか見覚えがあると感じたスプーンとキャンディでしたが、幼い頃にアズベリーパークで本当に会っていたとは。直接会って話したわけではなく、見かけただけだというのにえげつない記憶力です。
同い年だと発覚し、訳アリなキャンディをあの店から逃がすと説得しますが……。
バディに近づきたいイマとレイチェル。アンジェリカ・ワイアットの娘だと宣言してVIPルームに入り込めたのは良いけれど、めちゃくちゃ素性明かすことになってませんか?
金と権力に物を言わすイマに近付いてきたバディはアンジェリカ・ワイアットの大ファンだと分かり、2人の写真を撮ってあげるからとスマホを出させることに成功するレイチェル。
ガバガバです。アプリを探し当ててパスコードを盗み見ると、解錠コードが変わる前に急いで地下牢へ。
ハメられたことを察したバディが追ってきて揉み合いになって首を絞められたイマはあやうく窒息死というところで、開いた地下牢から出てきたアシュリーがあっさりバディを背後からのしてくれました。つよ。
そういえばアシュリーはイマと面識がなかったのですね。アシュリーのことを匿って協力していたレイチェルが居てくれたおかげで混乱なく脱出に徹することができて良かったです。
それにしても、バディ以外にも仲間は大勢いて売られる予定で幽閉されていたアシュリーがウロついていれば目立ちそうなものですが、何故か外までは簡単に出て来れてしまいました。
外に出た途端にカイリーから襲われて、顧客の車に乗らなければイマの頭を撃ち抜くと銃を突き付けられたアシュリーは、イマを助けるために自ら車に乗り込みそう。
何の計画もない苦し紛れの抵抗でイマがカイリーの隙をついた途端、奇跡的なタイミングでバンが突っ込んできてカイリーを轢き倒しました。運転席から出てきたのはミッキー。
そのまま変態富裕層に連れ去られそうになるアシュリーを回収して、なんとまあ上手いこと全員無事で助けきってしまいました。スプーンのアプリが双方向だったことが功を奏して、まずはスプーンのところへ迎えに行っていたそうです。
スプーンを助けてくれたキャンディは刺し違えるように撃たれて、そのまま亡くなってしまったのが何とも切なく、スプーンは相当傷心気味。
息つく暇もなくタコ・フェイス率いる武装した3人組が現れましたが、アシュリーいわく彼らは味方でアベオナだ、と。ブラッドと繋がってましたしね。
タコ・フェイスはミッキーに紙切れを手渡して「ここへ行け!早く!!」と追っ手との銃撃戦を引き受けてティーン達を逃がしてくれます。
父親から、母に離婚を切り出されたとことや、とにかくシーラが町に戻ってから全てが狂ったのだという嘆きを聞いたトロイは、再び忠告でもするつもりだったのかシーラの家へ。
そこで、まさかの母親が「愛した人はあなただけ」と女友達に囁いているのを見てしまいました。息子としては衝撃やダメージがさぞ大きいことでしょう。
せっかく会えたというのに、アシュリーはまたどこかへ行かなければならないらしく、アベオナの手で新天地へ。
どうする事もできないようで、ミッキーとアシュリーは再会を願いながらもそのまますぐに別れることになりました。
狙われて危険だから?ディランのように失踪したかのように逃げ続けなければならないのでしょうか?
そもそも去年カイリー達に捕らえられてそこから逃げてまたしつこく狙われてるという時点で、アシュリーには狙われるだけの特別な何かがあるのか?ただの売春や人身売買なら年頃の少女なんてごまんといるのに組織がここまでアシュリーに固執する意味が分かりません。
タコ・フェイスは味方だと分かった上で話してみるとめちゃくちゃ気さくな良い人です。
「父とアベオナをもっと知りたかった」とこぼすミッキーに、差出人がブラッドの国際レターを手渡すタコ・フェイス。内容はミッキーのことについてだとか。
自宅に帰ってもらった手紙を開いて読んだミッキーの表情はどんどん強張っていき、そのまま走り出します。
友に向けて出された手紙には、『助けた子供らは大事だが誰より大事なのはミッキーだ。キティと俺の脱退を手伝って欲しい、抜けるのは困難だからな。彼女が承諾しない時何が起こるかを懸念してる』と穏やかではない実情が綴られていたのです。
バット・レディが黒幕だったのかと屋敷に怒鳴り込んだミッキーは、壁一面に助けた子供達の写真が貼り付けてある異様な部屋で佇む彼女を見つけます。
そしてバット・レディはひと言「私は殺してない」と。ただ、アシュリーを救い出した功績に目をつけられ、「もっと助けられる」とこの期に及んでアベオナに引き入れようとするところは必死過ぎるし狂気的です。大量の写真の中には幼いルーサーの写真もあり、彼もまた助けた子の1人だとか。
ミッキーはなぁ、なんだかんだ沼ってしまう未来しか見えません。父親の轍を踏むタイプ過ぎるし、真相を追求しなければ気が済まない、復讐で歯止めが効かなくなる闇堕ち主人公感がムンムンですもの。
ルーサーの名前にしっかり反応しておりますし。
ルーサーについて説明してくれ、とバット・レディに迫ったところで、彼女は苦痛の叫びと共に血を流して倒れます。背後からはバット・レディを刺したルーサーの姿。
追いかけようとするも扉を閉められ、刺されたバット・レディとミッキーは写真だらけの部屋に閉じ込められてしまいました。屋敷にはみるみるうちに火の手が回ります。
ここで写真の中にスプーンがいるのが憎い!!匂わせはありましたが、やはりスプーンも過去に傷を持つ少年で、なおかつアベオナに助けられた経緯があるわけですか。
一応シーズン1は全8エピソードですが、これスッキリ完結できる気がしません。めちゃくちゃ謎を残したままシーズン2に突入することになりそうです。
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▼次回、エピソード8