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海外ドラマ≫≫S.W.A.T. S.W.A.T. シーズン5 12話ネタバレ感想

S.W.A.T. - Season 5 [DVD]

エピソード12『オークション』“Provenance

あらすじ

ホンドーの姉のウィニーは、新しい職場であるオークションハウスに父のダニエルを招待する。ところが途中で口論になってしまい、ダニエルは怒って帰ってしまう。ダニエルと入れ違いに4人組の強盗が入り、ウィニーを含む職員たちを人質に取り盗みを実行する……。

オークション

ネタバレ感想

父親との蟠りもぼくれたホンドーの姉ウィニーは、カジノからオークションハウスに転職して〈ファイナー〉の所蔵品で今夜競売にかけられる予定の、伝説的な黒人五輪選手が使っていたグローブを父親に見せてやっています。

相変わらず父ちゃんは気難しく面倒くさいタイプというかなんというか。決して黒人差別を軽んじているわけではありませんが、何かにつけてその話に関連付けられて途端に不機嫌になりまともに話すことすらできなくなるところが好きになれません。金持ち相手の接客ぐらい今や人種関係なく職業として普通にあるだろうに、こじつけの嫌味で面倒くせぇ親父だな。

インターン〈ジュリア〉の事も無視して不機嫌のままに出て行った父ちゃんと入れ替わるように、業者に扮した連中が搬入を装ってオークションハウスに侵入し、受付係に銃を向けて警備室を制圧すると、建物を封鎖して中に居た職員達を人質に。ウィニーは捕まる前にホンドーに留守電を残して状況を説明しておりました。

警報と留守電で緊急事態を把握し、慌てて現場へ向かったチーム20ですが、窓とドアには強化バリアが施された最新鋭の要塞のような設計な上に制御不能にされており、踏み込もうにも非常用のコードすら機能しません。

ウィニーはさすがはホンドーの姉ちゃんで、足を撃たれた警備員の止血を申し出たりパニック発作が出そうなジュリアを落ち着かせたり肝の座り方が段違いです。弟がSWATで必ず突入してくるはずだからそれまで生き延びるよう言われたジュリアは、靴下に挟んで隠していたスマホの存在を教えて協力すると申し出てくれました。

通話状態にしたまま見張りに訴えかけるフリで自分達が集められている場所や人数まで伝える有能ウィニー

ようやく扉を爆破してSWATが突入した頃には既に地下トンネルに通じる出口へ人質を連れて移動を始めておりましたが、出口には銃で撃っても壊れない南京錠がかけられていて犯人グループからしても誤算だったようです。

姉に銃を突きつけられているのを見てホンドーは退却を命じるも、計画が頓挫してオークションルームに立て篭もるしかなくなった犯人達も決して有利とは言えない状況。

オーナーの〈ウォード〉は例の出口に南京錠を付けたのが誰だか分からないと言っており、何者かがこの計画を邪魔しようとした模様。

主犯は〈ノア・エリクソンだと判明し、話し合いに応じさせるためホンドーが館内に電話をかけて仲間の裏切りを示唆して気を逸らしているうちに、ディーコンが指揮するチームがそれぞれ配置についていきます。しかし、もう少しといったところでこちらの作戦がバレて急遽場所を変えられてしまうも、パニック発作の出たジュリアを庇ったウィニーはその場に残されました。

外では美術品盗難を専門とする刑事の〈バーロウ〉がSWATに協力しており、突入の際に壁の穴を見つけたルカはその場所にあった絵が盗まれたはずだと情報を共有します。

ただ、そこに飾られていた3枚の絵は無名画家〈アマリ・トシコ〉のもので大した価値がないのにおかしいから犯人は金目当てではなく心情的な動機かもしれないと考えたバーロウ。こんな緊迫した時だというのに、何やらルカといい感じです(笑)

この3枚の絵は盗まれていたものだと分かり、こりゃあファイナーの自作自演か?と思いきや、画家の家族で逮捕記録がある3人のうちの1人がジュリアではないですか。めちゃくちゃ無視してたわりにジュリアの事を覚えていた父ちゃんはお手柄ですが、SWATの仕事に口を出し過ぎていて少々イライラしますね(笑)

ノアとメールでやり取りをしながらウィニーを騙す演技をしていたとは、まんまと騙されましたがスマホの提供までしたその心は……?

電力会社の協力で電気を落とし、暗視ゴーグルをつけた隊員が次々に3人を確保して人質も保護します。外れてしまった暗視ゴーグル越しの視点が小洒落ておりました。ディーコンつえぇ。

残るは主犯のノアとノア達を雇った黒幕のジュリア、そして騙されたウィニーです。

あの絵を盗ませたのは警察の目を逸らすためで、本来の目的である1000万ドルの価値があるダイヤの首飾りの保管庫に唯一入れるコードを知るウィニーを騙してここに入り込むことが真の目的でした。

その場で正体を明かしたジュリアは南京錠の鍵を見せてノアにトンネルからダイヤを持って逃げるよう指示。自分は人質として警察に保護されて後々取り分を山分けするという算段です。持ち逃げされんか?

この計画に乗り気になったノアを速攻で撃ち殺し、ウィニーにも銃を向けるジュリア。なかなかのサイコで。祖母の絵を盗まれた仕返しにダイヤを手に入れようという動機付けは案外理にかなっているか?

ダイヤを手に入れて用済みになったウィニーを始末しようとしたジュリアの弾丸からは強化ガラスケースで逃れ、まさかの息があったノアからのよく分からん大暴れにも抵抗して間一髪でホンドーに助けられたウィニー。豪運です。

既にSWAT内で容疑者だと情報共有されているとは思わなかった演技派ジュリアは、クリスとタンの機転で逮捕されて首飾りも無事に戻りました。

 

ヒックスからの助言を受け入れて娘と息子を素直に褒めて横柄な態度を謝罪できた父ちゃんのことは少し見直しました。

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▼次回、エピソード13

axxi.hatenablog.com

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