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海外ドラマ≫≫Reacher ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン1 8話ネタバレ感想

エピソード8『パイ』“Pie”

あらすじ

リーチャーはすべてを終わらせるため、倉庫での救出作戦を指揮する。

パイ

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  • ウィリー・C・カーペンター
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ネタバレ感想

フィンリーに銃を突きつけられている状態で下手に動けず、武器を取り上げられてしまうリーチャー。

「私は金で動く」と潔いまでの悪党ぶりを隠そうともしないピカードは、昔の相棒から通貨偽造団を守る仕事を頼まれていたのだそう。

ロスコーとチャーリー親子も捕えられており、知り過ぎたリーチャーやロスコーはどの道殺すことになるけれど要求をのめば一般人のチャーリーと子供達だけは見逃してやると話すKJ。そして、なんとクライナーはベネズエラのやり口を真似て自分が殺したと言うではないですか。さらには「おやじは作戦は構築できてもやり遂げる度胸はなかった、だから俺がピカードの相棒にEPAの捜査官を殺させドーソンに確認させた。ジョブリンと地下鉄の女も俺が殺した。それから、お前の兄もな」とわざわざ明かしてリーチャーを挑発。予想以上にサイコな男で、父親すらもドン引きだったことが伺えます。

ティールは、全ての罪をならず者のリーチャー兄弟とよそから来た警官のフィンリーとの共謀だとでっち上げるつもりだそう。

てっきり殺されたと思っていたバブルは何とか逃げ延びているようで、ピカードと一緒にハブルを見つけて連れて来いというのがKJからの要求です。いくら追跡のプロかつ人質がいるとは言え、よくこんな危険な大男を自由にさせる気になるな。甘いんじゃないか?

こんな素人でも分かるリスクを抱えたのがやはり仇となり、リーチャーは見張り役のピカードを手早く始末し、そのまま当たり前のようにハブルの隠れているモーテルの部屋へ。さすがは追跡のプロ。ハブルを連れ出してマーグレイヴに戻る道中、これまでの経緯を聞くことに。免責を条件にジョーと連絡を取り合っているうちにジョブリンの横領が分かり、最初は否定していたジョブリンもクライナーの恐ろしさを教えてやると震え上がったので彼にジョーを紹介してやったのだそう。自分のせいでリーチャーの兄が死んだのだと自責の念に駆られているハブルに全てはKJが手を下したことだと伝え、「家族を助けたければ俺の言う通りにしろ」とまるで悪役の脅し文句みたいな持ちかけ方をするリーチャー。

リーチャーのせいで大量殺人現場に成り果てたハブル宅に戻ってドーソンの車の鍵を回収してくると、そのままフィンリー警部が牢屋に入れられている警察署に車で突っ込み憎きベイカーをスクラップに(笑)確かにベントレーでこの突っ込み方は無理でしたね。それにしても派手な救出です。牢屋も壊れて敵も1人消せた上に、フィンリー警部は銃の保管庫を開ける権限を持っていて武器の調達も一挙に済んでしまいました(笑)

ニーグリーも合流し、理髪店で作戦会議をする4人。ハブルが工場の見取り図を書くとすぐに人質が居そうな場所を特定するリーチャー。

いざ工場に向かい、静かに外の見張りを始末するとガソリンを撒いて火をつけ、中が鎮火に気を取られている隙に侵入。

そこからはあっという間でたった4人ながら絶妙なチームワークでどんどん敵を殲滅していきます。銃を持つのは初めてという頼りないハブルもいざ家族を守るためとなればなりふり構わずやれるじゃないですか。お見事。まずはハブルが子供達2人を救出し、安全に外まで連れ出し、次にリーチャーが敵を倒しながらロスコーとチャーリーの手錠を外して2人を外に逃がします。危なげない戦闘力のニーグリーは狙撃でアシスト。生きていて舞い戻ってきたピカードとフィンリーの一騎討ちはB級ホラーぐらいのグロい終わり方で決着。ロスコーvsティールもわりと容赦無く銃を撃てる節のあるロスコーが勝利。

火の手が回る工場内に残ったのはリーチャーとKJのみ。お互いが居場所を探り合う中でどうして大声でベラベラと喋ってしまうのか……。これだからKJはそのサイコさの割に小物感が拭えないのです。

薬槽の中に頭を突っ込まれただけでもヤバそうなのに、そのまま引火して火だるまになるというのはこれまでの業を考えてもKJに相応しい最期でした。

燃え盛る工場から出てきたリーチャーの主人公感ったら(笑)

全てにケリを付けてロスコーと熱い夜を過ごしたリーチャーはそのまま何も言わずに立ち去ってしまいかねない雰囲気がありましたが、ちゃんとロスコーが起きるまで待っていてくれました。

数少ない所持品のうちの一つは、リーチャー自身のものではなくおじいさんの勲章で、死に際の母親から『正義』を貫いて欲しいという思いを込めて譲り受けたものだったのですね。

リーチャーが生粋の流れ者だと理解しているロスコーは、引き留めることはせず自分の連絡先だけを渡します。着いて行くでもなく、先祖がつくった町を立て直すというロスコーらしい目標を掲げる彼女に、リーチャーは町長に立候補すれば良いと背中を押す、2人にしか成り立たせられない関係性がそこにはあるようです。

そして、ロスコー以上に良い関係に見えるフィンリー警部とも最後のお別れに。引き取った犬にリーチャーの名からとったジャックと名付けたフィンリーは、過去に固執するのをやめて前向きになったからこそボストンに戻るつもりでいるそうです。

1話からおあずけ状態だったピーチパイの味が“そうでもない”というのに少し笑ってしまいました。

ジョーの亡くなった場所に勲章を埋めて弔いを済ませると、徒歩でマーグレイヴから出て行くリーチャー。次はどこへ向かうのでしょうか。

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アウトロー + ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

▼次回、S2エピソード1

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