エピソード9『兄の教え』“Spock, Kirk, and Testicular Hernia”
あらすじ
ジョージ-にテスト勉強を教えることになったシェルドンだったが、逆に、とある”技術”を兄から学ぶことになる。
ネタバレ感想
赤点だとアメフトができなくなるという理由で父から「兄のテスト勉強を見てやってくれ」と頼まれたシェルドン。
バァバの入れ知恵で見返りを要求し、赤点を免れれば模型店で好きなものを買って貰える約束でジョージーへの授業が始まります。
教えた張本人のシェルドンですら赤点になるだろうと諦めていたはずが、なんと結果はBの成績。タムに自分の教師としての才能を話すと、ただのカンニングで靴の裏に答えを書いていたと言われてしまいました。靴の裏に書くとはなんとまぁ斬新なカンニング方法です。
夜中、ジョージーの部屋に忍び込んで靴を確認するとクロで、起きた本人はその場で証拠隠滅して開き直り。
両親が悲しむから黙っていろと言われてジョージーは退部にならず、自分はご褒美に模型を買ってもらってウィンウィンなはずが、罪悪感でバァバに全てを打ち明けるシェルドン。
悩める9歳児に「あまり悩まないで。この世の中には平気で規則を破る人がいる、ジョージーがそう。」と寛容なアドバイスをするバァバの相手を子供扱いし過ぎないところが好きです。
スタートレックのカーク船長も嘘をつくし時には規則を破って宇宙船を守ると気が付いたシェルドンは、ジョージー本人にカーク船長と共通点があると教えに行きました。
その上でカンニングの戦略を教えてくれと頼み、ジョージーは「テスト前に濡れたものを踏まない、Aを避ける」と即答。自分がAを取れば疑われるから敢えてBを目指すジョージーはやれば出来るタイプなのでは(笑)
さらに、ヤンチャな兄から「ウソをつく時は詳細な情報を加えるんだ」という処世術を学ぶシェルドン。
この教えを実践して、苦手な体育の授業を休むべく“鼠径ヘルニア”という詳細な情報を加えた母から先生への手紙をでっち上げたり、図書館の本を手続きなしで持ち出したり、妹を騙してチャンネル権を奪ったりとシェルドンなりの悪事を積み重ねております。
ただ、体育の〈ウィルキンス先生〉は騙せても、高校でアメフトコーチをしている父親が同僚ですぐにバレることに思い至らなかったあたり、嘘つき初心者です。この手紙が発覚してメアリーはお決まりの反応を見せたのに対し、「やるな、初めて我が子に思えた」と喜ぶジョージ(笑)
結局メアリーの言いつけで罰を受けることになるも、図書館の返却作業のボランティアはシェルドンにとってほとんどご褒美のようなものでした。
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▼次回、エピソード10