エピソード10『シェルドンにとってのベストな環境』“An Eagle Feather, a String Bean, and an Eskimo”
あらすじ
シェルドンがダラスにあるエリート校に転校するため、親元を離れることに。しかし、家族はシェルドンのいないクーパー家に耐えられず・・・。
ネタバレ感想
全ての授業で挙手しては教師への指摘を繰り返し、すっかり面倒な生徒代表となったシェルドン。
両親は呼び出され、教育環境を見直してみてはどうかと、奨学金制度のある天才児向けの学校への転校を勧められるまでに。
ダラスにあるウィルモット校までは3時間の距離ですが、ホームステイができるし週末には帰れると、校長からゴリ押しされてジョージはやや乗り気です。話を聞いたバァバもシェルドンにとってチャンスだと言い、過保護なメアリーだけが断固反対の状況ですが、普通に考えれば9歳の子が親元から離れて暮らすというのは反対して当然か。
ただ、シェルドン本人の意見を聞いてみると、家族と離れて寂しいか考えることも忘れていた感じで、とにかくステイ先に犬さえ居なければ問題ないようです(笑)
早速ウィルモット校に行って校長の〈フローラ・ダグラス博士〉と面談する親子3人。
シェルドンを追い出したい今の学校からの推薦状は長年勤めるダグラス博士でも初めてと言わしめるほど好意的な文面です(笑)
ホームステイ先はダグラス博士の自宅になるらしく、彼女の夫〈エリオット〉は元NASAの天体物理学者というもってこいの環境で、犬も居ないと確認するなり「楽しみだ」と母親に伝えるシェルドン。
バァバと、特にメアリーはシェルドンと離れることに嘆き悲しみましたが、誰よりもシェルドンの転校に心を痛めたのは今や親友になったタムだった……というのはシェルドン視点の話か(笑)
そしてシェルドンを送り出したくないメアリー視点のバケモノ屋敷かのように映るステイ先の光景もまた極端で親子だなぁ。
いざ生活が始まってみれば、母親を喜ばせるためにしていたお祈りの時間はなく、双子の妹を想起させるインゲンが出たり、慣れない部屋で眠れない夜を過ごすシェルドン。クーパー家でも泣き出してしまうメアリーや強がっていたけれど帰ってきて欲しいバァバだけでなく、シェルドンの居ないベッドに向かって話しかけるミッシーの声を聞いてとうとうダラスまで迎えに行くことにするジョージ。唯一ジョージーだけはお互いに思い出しすらしない無関心さもこれはこれでヨシ(笑)
帰りの車の中で「帰れて嬉しい」の言葉がシェルドンから出たのも、翌朝起きて隣のベッドにシェルドンが寝ているのを見つけて思わずハグしに飛び込むミッシーもほっこりしました。
共通のグチを持つ教師陣がシェルドンの話を酒の肴にして午前中から職場で酒を飲むゆるさ加減もこれまた良かったです(笑)
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▼次回、エピソード11