第9章『終焉』“The Final Act”
あらすじ
JKのことを聞いたスリカントは急いでチェンナイに戻る。ラジはサジットに起きたことを知る。ドリティは父親の本当の仕事を知る。バスー首相はスリランカのルパトゥンガ大統領との会談のためにチェンナイに向かう。スリカントたちは首相と大統領への攻撃を阻止しようと奮闘する。
ネタバレ感想
最終話に相応しい緊迫感がある状況からの幕開けです。
シャムの写真で聞き込みをして住所が判明し、すぐに地元警察を率いたスリカント達が周辺に集まります。まずは顔の割れていない警察に警備員を装って様子を伺いに行かせてみたところ、間違いなくシャムが中に居て、更にはサジットまでその場に居ることを確認。
すぐさま周辺の出入り口を固めさせて中へ突入。
異変に気が付いたサジット達は、意識を取り戻して部屋に籠城したドリティを諦めて窓から逃げてくれたので、目の前で人質にされて選択を迫られる事なく無事にドリティを保護できました。
本当にドリティが無事に戻ってくれたのは何よりの結果ですが、娘が惨殺したカリヤンの遺体を見てスリカントは何を思うのでしょう。
厳戒態勢の中、シャムはヘッドショットで射殺され、サジットは警察を数人殺しながら逃げ回り、最後にはスリカントに足を撃たれて投降を促されるも攻撃の姿勢を見せたことで一斉射撃され死亡。サジットはもう少しキーパーソンとして生き長らえると思っていたので、予想以上に呆気ない最後でした。
娘を相当酷い目に遭わせた上に殺そうとまでしていた男の死に対し、「でも奴は作戦を知っていたから殺したくはなかった」と言ってしまう仕事人間スリカント。同僚からも「任務しか頭にないのか」とドン引きされています。
普通なら入院しているドリティにしばらく付き添うだろうところですが、やはりそこはスリカント。C4を積み込んだ練習機が消えて、親友のJKも行方不明だと聞いてすぐにチェンナイへ戻ります。
離陸した形跡のない機体はどこに行ったのかというと、セルバ達が解体して大型トラックで運んでおりました。
トラックは検問所をなんとか通過し、バースカランの指示通り平地が続き滑走路代わりにできる牧場へ。
行き倒れているJKを見つけた通行人は、通報もせずに財布と携帯を盗んで行ってしまいましたが、携帯の電源を入れたおかげで位置情報がTASCに伝わり急いでJKの回収に。医師も同行しており、意識はありませんが脈はまだある状態で至急病院へと搬送されました。
バースカランの潜伏先を特定したディーパンは、逮捕令状と警察と共にバースカランを捕らえに行きます。
亡命政府の承認は見送られ、これ以上バースカランに勝手なテロ作戦を決行させまいとラジ達の居所や計画の全容を明かすように迫りますが、バースカランは仕込んでいた毒を飲んで自害。また一つ手掛かりが失われました。
ようやくTASCでも、敵が飛行機を解体して陸路で運んでいる可能性に気が付いておりますが、すでに機体は組み立て直されて今にもラジが飛び立ってしまいそう。
各検問所で聞き込みをしていたスリカント達はラジの写真を見せて回っていますが、ラジが体を使って通過したであろう検問所の責任者は自分に不都合な情報を提供しようとせず知らん顔で開き直っております。結局は検問所に居たタバコ屋から昨日ここに居たと聞いて、怒れるスリカントからどつかれながらしこたま罵られてトラックの情報を渡す責任者。すぐに拠点と連絡を取って付近の分岐路やその先を調べさせると同時に、チェラムに連絡してベンガルールの検問所付近にはバースカランの友人の所有地があると聞き、その牧場へ急行します。
いよいよインド首相とスリランカ大統領の会談も始まってしまう時刻で、タイムリミットが迫っている中、スリカント達は牧場に到着。
激しい銃撃戦の末、何故かスリカントは殴り合いのタイマン勝負をしておりましたが、弾切れか?
ラジにはバイクで逃げられて、そのまま飛行機で飛び立とうとするところを並走して離陸阻止するスリカント達。
たんまり爆弾を積み込んでいる機体によくあれだけ至近距離でバカスカ銃弾を撃ち込めるな。
一瞬離陸を許してしまいましたが、かなり被弾していた機体はすぐに空中で大爆発。
テロは阻止されましたが、やはりラジも死んでしまったかー……。
負傷したミリンドやJKだけでなく、スリカント含むTASCで尽力した仲間達には勲章が授与されましたが、存在自体が機密なので一旦返して本当に貰えるのは定年後だとか(笑)
ドリティも退院できたし、このまま終わりよければ全て良しでスチとのイザコザはまさか有耶無耶に……?と思いましたが、スチはいよいよ話す気になっている様子。
2020年1月30日にインドでは初の新型コロナ感染者が出て、同年3月12日にWHOがパンデミックを宣言。3月25日には全国各地でロックダウンになり翌年にはインド国内で10万人以上の死者が出た、とコロナ関連のテロップが。
コルカタでは怪しい男がこの混乱した世界情勢に紛れて良からぬ企みを計画しております。
『関羽作戦』ということは、次シーズンの舞台は中国が絡んでくるのでしょう。まだまだスリカントは国の為に尽力する必要がありそうです。
『ファミリー・マン』シーズン2はこれにて終了。シーズン3も予定はあるみたいですが日本での公開はいつ頃になるのか。
なかなか面白かったしキャラも良いのですが、直前に見た『フェイク』の方が圧倒的な面白さだったので、そちらの新シーズンの方が早く見たいなぁというのが本音です。
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▼次回、S3エピソード1