第4章『ワシ』“Eagle”
あらすじ
スリカントはチェンナイで捜査を始める。サジットがセルバとラジに合流する。彼らのターゲットは一体誰なのか。警官のウマヤールはナンダの失踪を調べ始める。
ネタバレ感想
数年前のスリランカ北部州。前話同様、ラジの現役時代の様子が分かるシーンから始まるのですが、対人戦で殺戮マシーンのように動けるだけでなく、わずか半年で訓練を終えてしまうほどの凄腕パイロットだったようです。
そんなラジは現在、殺してしまったナンダの遺体を淡々と解体処理しております。
カリームはテロリストではなく、彼の死は不当だったと恋人のジュナリに伝えに来ているスリカント。え?これからTASCに戻るための禊というのは分かりますが、逆にTASCに戻り再び正式に上司となる長官達の許可はおりた上で話しているのでしょうか?
父親と母親が口を効かない冷戦状態のまま、またTASCに戻ったスリカントがチェンナイ出張になるというタイミングが良いのか悪いのか分からない状況。2人の子供達は両親の不仲を心配しており、ドリティは「2人とも勝手過ぎる!電話してこないで」と見送りもしてくれません。
ミリンドも復帰し、チェンナイでは現地の〈ムトゥ〉に案内されて拠点となる家へ。元々それなりの立場にあったとは言え、職を離れていた人間が早速指揮を執るものなのか。実力主義社会だと普通のことなんですかね?
5年前の洪水以降水不足で、朝と夜しか水が出ない環境は不便が多そうです。しかも激暑だなんて……。
スブの暗殺以降身を隠しているチェラムなら有益な情報を持っていると考えたスリカントは、警戒心が強過ぎる男と自力で連絡をつけております。
すっかりキャラの変わったミリンドはラジオのチャンネル争いに銃を持ち出して無言の圧力をかけるほど(笑)闇堕ちしてしまった経緯を考えると笑い事ではないのですが。
アプリユーザーは100万人を超え、しっかりとした解放的なオフィスも出来たアルビンドの会社で旧知のニヒルからも復帰を歓迎されたスチはやはり嬉しそう。アルビンドとはどうなっているのか、そこのところ早く本人と話し合ってもらいたいものです。
仲間の〈アルジュン・シング〉を連れて支援者の〈メイヤーパン〉と取引をしに来たバースカラン。
どうやらチェンナイの航空学校“チグリス・アビエーション”を買い取ろうとしている様子。
セルバに集められた〈カールティク〉と〈プラブ〉は、サジットに紹介されて、ラジがこの任務のリーダーだと聞かされています。
4人には買い取った航空専門学校の資料を読み込ませて住所を暗記するよう指示が出されました。
カリヤンはドリティを遠ざけるも、あまりにもしつこい連絡に思わず電話に出て怒鳴ったり謝ったり。それでもやはりドリティに惹かれていたようで、父親が厳格過ぎるという言い訳で濁し、久しぶりに会ったドリティからかなり押されています。
ドリティ、気が強いのは分かっていましたが意外と面倒くさいタイプの女だったのか……(笑)
しかも、夢みがちなのか現実的なのかよく分からない上に行動力抜群というタチの悪さも。よもや主導権がドリティのものになるとは予想外です。
なんとカリヤンはドリティを自宅に案内し、かなり危ない橋を渡っていたところ、同居の〈シャム〉が帰ってきてドリティを連れ込んでいたことがバレて掴み掛かられてサジットにも報告されるという最悪の状況に。
ヤバさを悟ってさっさと帰ったドリティは無事ですが、関わり過ぎを理由に消されるか、この関係を逆手に取って人質にでもされるか、何にせよもっと最悪なことになる未来しか見えません。
チェラムから武装組織のアジトのリストを渡されたスリカントはすぐにでも動きたいのに、地元警察を動かす許可を取るのに2日かかるとのことで、ムトゥのやんわりとした反対も無視して部下を連れて自分たちで捜索に。
「ナンダのお気に入りだったラジは嫌がっていたけれど、2日前に一緒に車に乗っているのを見た」という同僚からのタレコミで休みを取っている彼女の家へ向かった警察。そこでラジの住所はデタラメだと発覚。携帯の位置情報からすぐに本当の住所がバレて、今まさにナンダの一部を処理しに行こうとゴミ袋を抱えて出てきたラジと鉢合わせしています。
下手な言い訳は悪手だと瞬時に考えたのか、開き直るように部分部分で真実を認めた上で疑いの目を逸らすことに成功したラジは、許可なく町を出ないよう言い渡され、警察が帰るとすぐに夜逃げの準備を始めます。
ホルムアルデヒドの薬品臭の件で警察がラジの家に戻った頃には既にラジは家を出た後で、中に居たのはアジトのリストを密かに調査していたスリカントとJK(笑)状況的には2人がナンダ殺人犯です(笑)
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▼次回、エピソード5