第9章『必死の戦い』“Fighting Dirty”
あらすじ
スリカントは、神経ガスのボンベをカシミールからデリーへ運ぶ計画を妨害する。
ネタバレ感想
未だカシミールに居るサジット。あそこまで追い込まれていながらさっさと高飛びしないということは、やはり何がなんでもズルフィカール作戦を実行に移す気ということか。
3年前に集められた大量の化学兵器を確認し、全てを運び出すつもりです。
テロリストの汚名を着せられたカリームの携帯の中身を復元したかった技術士が、デバイスを再起動させると同時にカリームの彼女宛のメッセージが送信されてしまいました。
死んでしまった恋人からのメッセージなんて届けば大型になるかもしれません。
急いで箱を監視させていた地元警察をジュナリのところに向かわせて、適当な言い訳をつけながらメッセージの内容を聞き出しにかかります。ジュナリの母親がかなりの強敵で、警察相手だろうと全く屈さず協力的とはいかなかったものの、届いたメッセージはたった一つの『インク』という単語だけだったと判明しました。
ジュナリは、カリームが何かを伝えたかったはずだと考え始めます。彼にとって初めての抗議活動でもあったインクをかけた事件との関連が に目をつけ、いつも記録に残すように撮影してたカリームの遺品にはボディーカメラがなかったから、そのカメラを捜すよう自分だけに分かる言葉を遺したのではないかと思い至りました。
インドとの開戦を避けるため首相が直々に訪ねてきて、これすらも利用する形で陸軍参謀長の座を貰ってズルフィカール作戦からはあっさり手を引いたアンサリ将軍。
連行されたサミール少佐は、拷問される最中でアンサリ将軍に裏切られたことをようやく知ることに。
ズルフィカール作戦について情報を渡すよう揺さぶられたサミールも神経ガスの隠し場所をゲロったらしく、クルシード将軍から長官へ、長官からスリカントへとその情報が伝えられます。
そのまま監禁されているサミール少佐ですが、クルシード将軍の部下の中にもサミールシンパがおり、「何かできることはありませんか?」と聞かれ、すぐに携帯を借りています。バシャラットに連絡し、ブツを取りに行かせずにすぐにデリーで“チェッタン”に会えと伝言を残しました。まだまだサミール少佐は諦めておりません。
バシャラットはトラックで神経ガスを運び出そうとするサジットを大慌てで止めに行き、作戦の変更を告げます。
自分に与えられた任務は何がなんでも完遂すると聞かないサジットとバシャラット達の間で緊迫した空気になり、そのまま軍側が飛ばしていたドローンが見つかり派手な銃撃戦が始まってしまいました。
サジットは1人トラックに乗り込み、スリカント達が張り込む待機地点へ突っ込んできます。
用意していた釘を慌てて退けるも間に合わず、パンクしたトラックは横転して大量の神経ガスごと崖から転落。幸いガス漏れはなく、化学兵器を押収できて結果オーライですがあわや大惨事です。
ズルフィカール作戦は潰せてもサジットにはまた逃げられた現状にスリカントはまだまだ納得できていない様子。
あの包囲網から逃げ切り、捕まる事なくムーサに合流できたサジットが有能過ぎるのかもしれません。プランBが始まってしまいますよ〜!
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▼次回、エピソード10