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海外ドラマ≫≫The Family Man ファミリー・マン シーズン1 8話ネタバレ感想

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第8章『戦争行為』“Act of War”

あらすじ

バルチスタンに潜伏するファイザン確保を目指すCIAに、スリカントは協力する。スリカントパキスタンに潜入し、ファイザンを尋問する。パキスタンの首相はズルフィカール作戦について知り、止めようとする。

戦争行為

戦争行為

  • マノージ・バージペーイー
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ネタバレ感想

パキスタンイスラマバードのCIA〈ブルース・レニントン〉に電話をしてファイザンの名を出したスリカント

携帯の番号と潜伏先が判明したこと、具体的な位置情報はこれから突き止めるつもりでいることを話し、身柄拘束の暁には直接話したいと頼みます。

チェチェン紛争KGBが使った戦略“ジョハル・ドゥダエフ”を今回も使うのだとか。

既に得ていたサジットとファイザンの通話データからノイズ混じりの音声データを作成したNIA。『俺です』『もしもし?』『よく聞こえない』の3単語だけで見事にファイザンを電波の良い屋上に誘き出し、付近の建物を空撮で監視していたCIAがファイザンの居場所を特定するとあっという間にヘリで距離を詰めて悲願達成です。

パキスタン政府としても、自国にテロリストが潜伏していたという事実は大問題のようで、関与したであろう〈アンサリ将軍〉や他の共謀者を徹底的に洗う運びに。

国から最高軍事賞を授与され、軍の中枢にもISIの内部にも通じている大物アンサリ将軍を監視するよう首相から直々に命じられた〈クルシード将軍〉には、ISIとアンサリと近い人物を洗い出す任務に取り掛かります。

アンサリ側は、ファイザンを引き渡した米国派の首相に作戦がバレれば必ずや阻止してくるだろうと予想して、ズルフィカール作戦を急いでフェーズ2に移そうと動き出しております。間に合うか……?

公務としての許可はおりなかったものの、ファイザンを尋問するため、万が一拘束されても誰も助けに行けないし政府も介入できないことも承知の上、単独でビジネスマンを装いバルチスタン入りするスリカント

アフガニスタンカンダハルから、ここで17年間も潜入捜査官をしているという協力者に送ってもらいますが、彼のように故郷へ帰れなくなるという話はスリカントも他人事ではありません。

家族に思いを馳せるスリカントに対し、スチは仕事でメキメキと成長しており、活き活きとする彼女を見つめるアルビンドの目は完全に恋する男のそれです。打上げでも触れそうなぐらい顔を近付けていたり、スリが見たら激怒しそうな距離の近さ。

夜遅くまで母親が仕事で不在の隙にパーティーに繰り出そうとするドリティも心配ですし、家庭崩壊しかねない状況なのがなんだかなぁ。

アフガニスタンパキスタンの国境検問所で怪しまれながらも、賄賂という古典的にして万国共通で最大の威力を持つ手段で事なきを得るスリカント

本当に心配すべきは、ドラッグを試せとしつこく誘われても毅然と断れるドリティではなく、母と姉の不在をいいことに好き放題やって父親の書斎に忍び込み散々荒らして隠していた銃を見つけて遊んでしまうアターヴの方でした。

アターヴが銃口を自分の顔に向けるたびに恐ろしいほどのハラハラ感があり、全編通してここがいちばん心拍数が上がる場面と言っても差し支えないほど。

この状況で家に帰って来ず、明らかにアルビンドと一線を越えたであろう気まずい空気感を纏って朝帰りしてくる母親というのは、やはりいただけません。

 

CIAが拘束しているファイザンを奪取するためにスリカントと仲間の兵士達は武装して潜入し、CIA?の見張りを容赦なく殺しておりましたが、これはいいのか???そもそもCIAと協力していたはずですが、政府側の人間を殺してまでファイザンの尋問が必要だった、と?

ファイザンと顔を合わせると、自分はISIの人間でパキスタンの首相が指揮した救出作戦で派遣されたとひと芝居打っているスリカント

その首相がインドの首相から戦争も厭わないと言われたのだと、ズルフィカール作戦でインドに戦士を送ったことを叱責し、今すぐ作戦を中止するよう命じて手下の場所を言え、と迫ります。飴と鞭をうまく使い分け、亡命の手立てを用意しているフリも忘れません。

全てを吐かせると、死んだと思っていた見張りが待ち構えていて種明かし。ファイザンは再度CIAに身柄を渡され空港送りに。なるほど、さすがにCIAの見張りを殺してまでというのは有り得ないやり方で、こちらも血糊まで仕込んでいた芝居だったわけです。

こうして、カシミールのどこかにズルフィカール作戦で使うための神経ガスを運び保管していた情報を得られたスリカントはすぐにNIAに報告。今頃サジットは、ムーサが潜伏するデリーに神経ガスを運んでいるかもしれません。

このままデリーで化学兵器テロが起こればパキスタンとの開戦は不可避。アンサリ将軍はクーデターを起こしてパキスタン政府を掌握するでしょう。

この事態を避けるために、インドとパキスタンは今こそ手を組んでそれぞれ自国を守る必要が出てきたというわけです。

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▼次回、エピソード9

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