エピソード6『国外退去』“Persona Non Grata”
あらすじ
レイエス大統領はアメリカが大統領選挙に不当に介入したとして非難。アメリカ大使館は閉鎖され、ライアン、グリーア、ノーベンバーは退去の命令に従うか、調査を続けるか決断を迫られる。レイエス大統領の部下たちは、ジャングルでマティスたちを追跡するのだった。
ネタバレ感想
ロンドンから米国ではなくベネズエラに戻ってきたライアン。誰もお呼びでねーよという感じですが(笑)
ただ、グリーアは支局長にも内緒でこっそり空港まで迎えに来てくれています。
弁護士のモニカ・ヘレラに関する情報も仕入れ済みで、彼女はシンコ・パルマ社の事業を申請した最高財務責任者“CFO”だそう。意外とおばさんです。
マックスの雇い主と繋がっていると決めてかかっているライアンに、調べたらワシントンへ帰れよ、と意味があるのかないのかな忠告を送ったグリーアでした。
ヘレラの事務所を訪れたところ、いきなり雪崩れ込んできた武装兵に身柄を拘束されるライアンとグリーア。その様子を監視カメラ越しに見るヘレラは、確かにマックスに仕事を頼んで小切手を書いていたあのおばはんでした。
ジャングル内で待ち伏せされていたマティス達は、多勢に囲まれ必死の撤退。
岩山の上から指揮を執るバストスの背後には偶然にも銃声を聞きつけたマーカスがにじりよっていて、武器のない状態であの衛星と繋がる機器を掻っ払い頭をひと殴りして迎えに来た仲間を助けます。
ようやく合流できたのも束の間、マーカスが奪ったものが何か重要な証拠のはずだと察したマティスは、自分が囮になって敵を引きつけるからなんとしてもそれをグリーアのところまで持って行けと部下に指示。
マティス一人で何人仕留めるのかというほどの善戦をするも、結局助けに戻ったマーカス達も何と間に合わないパターン。これは鬱展開です。
銃を突きつけられたままトラックに乗せられて移動してきたライアンとグリーアは、ポロを楽しんでいたレイエスの前へ。
モレノ議員を殺したのが自分だと思い込んでいると指摘されても全く引く様子のない「無礼ですよ」というレイエスの台詞には確かに……と思ってしまいます。基本的に無礼なんだよな(笑)
命令に背いて勝手に動いたことは普通にバレており、激おこのノーベンバー支局長。
議員暗殺を仲介した弁護士のヘレラの存在を掴んだと説明すればそこは聞いてくれますが、その後の展開がさらに最悪なのです。
アメリカが政治に干渉したとメディアで糾弾するレイエス大統領。この流れでグリーアと親しくしていた様子があるグローリアも一気に支持率が転落します。
報道では、遺体となったマティスがバストスに晒される映像まであり、民衆にも反アメリカの意識が高まった結果、大使館は閉鎖に。
どれもこれもライアンの暴走でレイエスを怒らせたことに始まっており、それに巻き込まれて大使館職員が一斉に避難を強いられるような事態になっているというのに、そんな中で性懲りもなく、この混乱に乗じて重要証拠を持ち出すドグサレ野郎がジャック・ライアンです(笑)
またチャピン議員に泣きつこうと連絡するも、大使館閉鎖命令は絶対的なものでどうにもしようがないから手遅れになる前に米国へ戻って説明してくれとのこと。使えないと分かればどうせ無視ですよ(笑)
ノーベンバー局長は、議員とマティス、2人のアメリカ人の死を受けて、そしてジャングル内に残された3人の隊員のためにも自分はベネズエラに残ると決めたそう。誰も助けてはくれないかそれでも残る覚悟はあるかとライアンとグリーアに問い、駄目だと命じられようが残るであろう2人と行動を共にする流れに。
暴徒に包囲された中でまずはどう施設外に出るのか、ですが、大使館という性質上最悪の事態に備えた防衛設備や避難用の地下通路があるようで、武器を持てるだけ持って地元警察の制服を着込んだホセと合流して外へ。
古い車に乗り込み、ライアンとグリーアはそれぞれ1人ずつトランクに隠れるのですが、グリーアの体調が悪化していることは明らかで彼を空港まで送って必ず飛行機に乗せろと逆の立場だったらブチギレそうな指示を出すライアン。
至る所でなされている検問を掻い潜れたとホッとしたのも束の間、ホセはグリーアを空港に送り届けず、トランクを開くとそこにはバストスの姿が。あー、裏切られた。ナバロの方が裏切りそうな顔付きだったのになぁ。
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▼次回、エピソード7