エピソード1『真実は二種類』“Two Kinds of Truth”
あらすじ
ハリー・ボッシュ刑事は検事局がある古い事件の有罪判決、さらには彼が担当したすべての事件の有罪判決を覆しかねない新証拠を調査中であることを知る。また、LA市内の薬局では強盗殺人事件が発生。闇でオピオイドを売買する犯罪組織の存在が浮かび上がり、ボッシュは危険な道へと巻き込まれていく。
ネタバレ感想
ウォーカー逮捕から15ヶ月後。
明らかに法に触れていそうな小型の飛行機から降ろされる人々の中に、急に老けたように見えるボッシュの姿も。足まで負傷したのでしょうか?
クスリを取り扱う闇組織への潜入捜査っぽいのですが、マディに帰りが遅くなることを報告することさえしていないというのが気にかかります。
時は2週間前。
ボッシュやグレイス・ビレッツ警部補、ピアス達が、足の親指の爪に署名と思われる十字痕に加えて、変わった形の鈍的外傷と死後についたアザのある遺体が発見されたと強盗殺人課のエスピノーザとコニフから報告を受けています。
時を同じくして個人経営の小さな薬局に強盗が入り、目撃者がこれを通報。
強盗事件発生の無線に応答したムーアとジョンソンの乗る車が、同じく現場へ急行してきたパワーズ達の乗るパトカーと派手に衝突事故を起こし、強盗犯にはその隙をついて逃げられてしまいました。
ようやく突入した頃には強盗犯は逃げた後で、店主の〈ホセ・エスキヴェル〉が無惨に殺されているのが見つかります。
エドガーと現場を捜査しているボッシュは、薬学部を出て間もない息子の〈ホセ・エスキヴェル・ジュニア〉の存在と、医療用麻薬に用いられるオピオイド鎮痛薬のオキシコドンが盗まれていること、未払いの請求書が山ほどあり、経営に困って医薬品詐欺を謀った結果、思いがけず父親が殺されることになったのではないかという仮説を立てました。
検事局で学生ボランティアをしているマディに声をかける〈トム〉という青年。
トムは誤判究明部“CIU”で助手をしており、CIUでは現在、20年も前にボッシュが担当したスカイラー事件を再調査しているそう。
刑事志望故の好奇心の強さと父親への心配が相まって、検事のデスク周りの資料やIDやらパスワードがメモされた付箋を盗撮して〈ダニエル・スカイラー〉が殺害された事件の捜査資料にアクセスするマディ。父親が容疑者の〈プレストン・ボーダーズ〉に尋問した際の録画映像を見て、それを悪びれずボッシュに伝え、ボッシュも怒ることなく普通に当時の事件について語っております。いいのか(笑)
強盗事件とは別件で、先週仮釈放になった〈ボー・ジョナス〉という男が〈ギャリー・ワイズ〉の仲間だとかなんとか。
ローリン・シックスティーズの抗争に巻き込まれ、教会の外で流れ弾に当たった子供二人が被害に遭った件と関係があるようです。
担当者達がギャリーと関わりのあるエドガーに協力を求めておりましたが、同時に勧誘も。ハリウッド署の殺人課がウエスト管区に統合されてなくなるという噂もあるそうで、“ボッシュ帝国”と揶揄されるハリウッド署殺人課は存続の危機を迎えているようです。
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